●●●●● 9月のトピックス ●●●●●


いま世間で話題の買ってはいけない
キーワードは、優良誤認です
これって生命保険にも関係があるのです

それは・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

今までの生命保険のセールスは、メリットのみを強調し、デメリットは意図的にぼかす手法が主流でした。
そのため、顧客は
「説明されていないのだから、デメリットはないんだろう」と思いこまされて契約をしていたわけです。

ところが、実際に契約してみると、いろいろなデメリットが見えてきて驚くといったことが発生しています。

大きな誤解は
・定期付き終身であったり、
・転換であったり、
様々ですが、いずれの場合も、お客様にものすごくいい保険と思いこませることで契約をとり(優良誤認)、あとで苦情が来たときには、
きちんとした説明資料(設計書)をご提示した上で、その資料に基づいてデメリットも説明している。
お客様が説明を誤解して勝手に言いように解釈していたのだから、保険会社には責任がない

という論理で、客側の無知(言い過ぎでしょうか?)をいいことに、本来必要になかった転換や、明らかにお客様のニーズに基づかない(つまり保険会社の都合だけの)商品設計を行っているのです。

ここでお客の立場でしっかり理解しておかなければいけないことはただ一つです。
メッリト=デメリットということです。
どんなにいい商品に見えても、その裏で犠牲になっているものがあります。
例えば、今の保険料と同じで1000万円も保障をアップする事ができますと言うセールスがあった場合、次のデメリットが考えられます。

・保険料払込期間の延長
  
→ これまでは60歳で払込が終わりだったのに、新しい提案では、65歳まで、70歳まで、場合によっては終身払いになってしまうかもしれません。
・貯蓄性の減少
  
→ 貯蓄性(通常は終身保険の保険金額)を犠牲に(小さく)する方法がとられます。そのため、ほとんどの保険料が掛け捨ての保険料となってしまい、保険料の払込が終わった時点では、払った保険料の1割も貯まっていないと言うことがありえます(この貯蓄性とは、配当金とは違い、解約返戻金という確定したものを対象にしています)。
・保険料の途中アップ
  → 保険料が10年ごとにアップしていく契約に変わってしまう場合があります。このことは設計書に小さく出ていますが、セールスの方は次の理由ではっきりと説明しない場合があります。
その理由とは、アップ後の保険料はあくまでも現時点での推定で確定しているわけではないので、お客様に不要な誤解を与えないために、強調した説明はしていない、というようなことです。

以上は非常にオーソドックスな手法ですが、これ以外にも様々な手段で、いい保険(お客様のニーズにあった保険)を悪い保険(お客様のニーズにあっていない保険)に変えようとする保険会社やセールスがたくさんいることは事実です。
繰り返しますが、
メリットだけ言ってデメリットをきちんと口頭で、文章で説明しないセールスは×です
しかも、そういったセールスをバックアップするかのような新商品などの発売を保険会社は積極的に行っています。
気をつけてください。