養老保険の勘所

 


 

養老保険は、通常「自動更新」しません(商品によってはするものもあります)。
自動更新しないデメリットは、次の点です。

 

1. 満期以後の保障がなくなります

養老保険には必ず満期があります。
したがって、その時点で保険に加入できない健康状態であると、その後の保障がなくなってしまいます。

2. 入院の保障も継続できません

同様に、養老保険に付加されている特約もそこで終わってしまいます。
つまり、「入院の保障が終身です」を売りにしている簡易保険も、満期がくれば入院の保障はなくなってしまいます。
そして、健康状態が悪ければその後の保障はなくなってしまいます。

3. 保険料がアップします

当たり前の話ですが、満期が来た後に同じ保障に加入できるとしても、保険料はアップしてしまいます。
これは、死亡率のアップに応じて保険料もアップするからです。

4. 契約年齢によって加入できないことも

さらに、健康状態には問題がないとしても、契約年齢の規定によって、満期の後に同じ保険に加入することができないこともあります。

 

このように、養老保険には満期がくるリスクがあります。

名前が養老だからと言って、老後の保障をすべて任せようなどと考えてはいけません。
しかも、現在の予定利率では貯蓄性にも?マークがつきます(簡保の養老が元本割れになるなんて、当たり前と言えば当たり前、驚きと言えば驚き)。

老後の保障は、終身保険と入院特約または医療保険で確保すべきでしょう。
そして、生命保険の本質は、「老後(人間が死んだり、入院したりする年齢)に役立つもの」ではないでしょうか。

 

 



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