The Real American Folk Song

 I Got Rhythmのノリそのままに場所をランクの酒場へ移し、大盛り上がり(^^) めちゃめちゃ楽しそうです。このナンバーはホワイエ等のイベントでかなり歌っていましたから大好きなんです
 み〜んなが盛り上がっていると思いきやアイリーンはふてくされてるんです、2階でそっぽを向いて爪の手入れをしています、だけど一応リズムを取ってしまっているところがなんともおかしくてツボでした



ボビー大パニック(^^;

 アイリーンが自室に消えると入れ違いでボビーがやってきます
 ここからはどちらのボビーもとーっても個性的で大好きなんです、ポリーにザングラーが好きだと告げられちゃった上はるばるやってきた本物のザングラーにキスをするのを見てひっくり返っちゃうんですもの(^^;
 何度もキスをするポリーにいたたまれず酒をあおって部屋にもどっちゃいます
 ここでもツボはアンサンブル。キスをするポリーをびっくり気味に見つめていたり、ワイアットなんか物珍しいのかしげしげ見入っています、かなり笑えます



酔っぱらい'S

 酔っぱらったザングラーを残してみ〜んないなくなっちゃいます
 少し前にテスに思いっきりフラれちゃってるんでかなりボロボロ、酒瓶を取りにカウンターに入って豪快にこけています
 そこへザングラーに変装したボビーが出てきます、こちらもかなり酔ってます
 2階から階段踏み外して落ちてくるのにはハラハラしますけど、ちゃ〜んと止まるんですよ(あたりまえですけど(^^;)最後の一段をおりるまでの演技がめちゃめちゃ笑えます、その後もかなりツボです
 ザングラーと2人で歌うナンバーWhat Causes That?には哀愁が漂っています



朝の一大事

 朝になり酒場に人が集まります、ここで気づくのはこの酒場の従業員は3人だということ。カウンターにハリー、受付にピート、お掃除にジュニア少ないのか多いのか(^^;
 そしてポリーが郵便を届けに来ますがここらかが大変!ボビーを探すんですがこの時ザングラーの変装をしているんですよね、すっかり忘れて返事をするものだから周りはビックリ
 メインの3人の掛け合いはリズムがあってめちゃめちゃおかしいです
 でも忘れちゃいけない周りの男たち(^^; おっかしいです、なにせ『個性的』ですから
 中でもピートの驚き方が一番です、元々大きな目をいっぱいに見開いているんですから
 それと二階でアイリーンに見つかりカツラの奪い合い(?)になるボビー
 加藤さんは落ちちゃうんじゃないかっていうくらいギリギリでキャッチされ、荒川さんはかなり上の方で余裕をもってキャッチされてました
 ここでのツボはジュニア、下でちょっと構えてました。いつ落っこちても大丈夫なように、でも一度もそんなことありませんでしたけどね



Nahghty Baby

 ボビーに逃げられたアイリーンが歌うこのナンバーポリーが歌う「Embraceable You」とはまた違った「色気」があります
 少し前のランクとの掛け合いもおかしいです、意地っ張り同士ですから(^^)
 迫力満点「おどき!」の一言どうに入ってます
 とりまく男性陣もおもしろいです、カスタス・ハリー・ワイアット・ジュニア・ミンゴの五人がいますけどカスタスはすぐ抜けちゃいます、両手両足を縛られたランクを見て大笑いしながら(^^;
 このナンバーでランクとアイリーンは恋をしたのかなぁって思いました



Stiff Upper Baby

 場面がかわって劇場の中、これからの事を考えるためみんなが集まっていました
 ここもかなりアドリブが多いです、とくに下手側なかなか決まらない議長を薦めあったり、名乗り出てみたり毎回違っていました。一番のおしゃべりはミンゴ、とにかくいっぱいおしゃべりしてますたとえ誰も聞いていなくても(^^; ジミーはスージーとのおしゃべりが忙しそうでした
 このナンバーを聞くと嫌なこととかぜ〜んぶふっとんじゃいますね。最初の内こそ意地を張っていたボビーもポリーもいつのまにかニッコニコで盛り上がっているんですもん、そしてここのメンツはかなり「のりやすい!」
 ちょっと前まで落ち込んでたのに歌って踊り出すとめっちゃめちゃはしゃぐ、そんなところが大好きです、でも最後のボビーの質問で我に帰っちゃうのがすこ〜し寂しいです
 ぽつんと取り残された二人が可哀想になります



They Can't Take That Away From Me

 いっちばん大好きなシーン(*^^*) そして大好きな歌です
 劇場を去り際にポリーに歌いかけるんです、めちゃめちゃ切ないですよー
 特に荒川さんの歌いかけ方や仕草、時折見せる笑顔...言葉で表現する事なんて決して出来ない暖かさが観ていていつも苦しかったです、ホントは泣き出したいくらい辛いはずなのに始終笑顔を浮かべていましたから
 そんな想いはポリーにも伝わっているんでしょう、「きみの笑顔〜♪」のフレーズで照れ笑いして振り向くんですそしてボビーの笑顔を見てしまい慌ててよそ向く...いじらしいです



But Not For Me

 ボビーが居なくなり一人劇場に取り残されたポリーが歌う歌
 ポリーの気持ちがすごくよく分かるんです、どうしてあのとき『行かないで!』の一言が言えなかったんだろうって...ひとしきり後悔し、自分の心の頑なさを呪う気持ちイスに八つ当たりしちゃう激しさが辛さを物語っていました、そして一緒になって泣いている自分がいました。だって本当に辛いんですもん
 この後にやってくるザングラーさんとのやりとりが実はすっごくお気に入りなんです
 無理に話を聞き出そうとするのではなく、一言『大丈夫かね?』大人だなぁって思うんです、一言で最大の効果を生んでますから
 テスが惚れる気持ちが分かる瞬間です、劇場にやってきたテスを見送った後の小さなガッツポーズはかなりのツボですけどね(^^)



Nice Work If You Can Get It

 場面はニューヨークへ、ボビーは銀行の仕事をしていましたけど全然集中できなくてミスばかり...のようです
 そんなとき母親からザングラー劇場をプレゼントされ喜びますけど、ザングラーさんが劇場を手放したいきさつを聞いた途端複雑な気持ちになったようです
 そんな心の迷いから始まるこのナンバーお気に入りです
 加藤さんはダンスで魅せてくれますけど、荒川さんは演技・心の動きで魅せてくれます。だからわたしは荒川さんが好きです(*^^*)
 フォーリーズと歌っているときはかなり迷っています、消えてゆく彼女たちを追いかけてますから、最後の一人に『やればできる〜でしょ〜♪』って歌いかけられ決意するんです、踊る姿にも決意がみなぎっていました by荒川さん
 女の子の名前を叫ぶってあんまり格好良くない気がするんですけど、お二人とも屈託がなくてむしろ潔さを感じてしまいます。すっごく可愛らしいです、だから【頑張れ!】って応援しちゃいたくなるんです



大成功!の影に

 デッドロックはかなり様変わり...
 ザングラーさんがお金をつぎ込んだだけあってお芝居はかなりの大入りのよう、お隣のランクの酒場も大繁盛。いつの間にかサム・ミンゴ・ムースはボーイさんになってました
 舞台のほうはポリー主演の構成だったみたい、いなくなったポリーの替わりに歌うことになったスージーの歌が聞いてみたかったような(^^;
 そこへ車でボビーがやってきます、完全な入れ違い...かと思ったらポリーもニューヨークに行き損ねてました。ここはアンサンブル陣の見せ場です(^^)
 ボビーが手を洗って戻ってきてもだ〜れもいない、声をかけても出てこない...すると劇場の2階窓からテスが、ぞくぞくと男たちも
 中でもこの男達の表情大好きです、み〜んなボビーに『お帰り!』って感じで笑いかけてます、最初にこの街にやってきたときは胡散くさげに見ていた彼らも今じゃすっかり【仲間】として受け入れているんだなぁって思えてすごくあったかな気持ちになるんです
 エベレットにエスコートされたポリーがやってきてボビーが振り返る、この瞬間みんなの顔がもっのすごく素敵な笑顔でいっぱいになるんです、屋根の上のミンゴとワイアットが手をバーンってたたき合うのも素敵!



Finale

 お話とは関係ない感じのフィナーレですけど、とっても綺麗です
 ふたりとも白い衣装で、きっとお芝居のフィナーレでもこんな衣装かなぁって思いました
 最後にセンターでマントを広げる三瀬さんのマントさばき(?)がとっても綺麗&堂々として好きです
 すぐにカーテンコールとなりますけど、最初に男達が出てくるのでアンサンブルファンのわたしとしてはこの時点でうるうるしてしまいます、「互いを〜見つめて〜♪」ではパッツイーと彼女を囲むミンゴ・サム・ムースの目配せがほほえましくって大好きです
 最後の最後まで楽しませて下さるこの演目が大好きです
 こんなに素敵なお芝居世界中探したって見つかるもんじゃないです、そしてなにより好きなほとんど替わることのなかったアンサンブル陣、長くやるから生まれてくる結束が観ていて心地よかったです
 この結束が急なアクシデントをものともせずに乗り切れた最大の要因だと思っています
 にっこにこで満足げな笑顔が素敵なフィナーレです