ボール・緑1月11〜13日(土〜月)

初日の感想は?って聞かれるとちょっと困ってしまうような舞台でした
あまりにも完成度がひくくて...だいたいオケや照明といった演出側の失敗が目立つのはどういうことなんでしょうかねぇ
「初日なんだからしょうがない」って言葉では済ますにはあまりにもお粗末です
キャストも固さが抜け切れてない方が多くて、けっこうハラハラさせられました
このままの調子で公演が続いていくなら観にいくのつらいなぁって思いましたけど、次の日からは結構よくなってきていましたからちょっと安心しました

ミスをあげ連ねても仕方ありませんから気になった方の感想のみ
ボビー=荒川さん
わたしにはこの方を置いてほかのボビーは想像できません
心配していた喉のほうもずいぶんよくなっていたように思います、でもやはり高音は少し辛いのでしょうか?探りながら歌っておられるように感じられました
それでも演技やダンスは最高ですもん、わたしはそれで十分満足です
初日は周りの硬さに引きずられていた感もありましたが、回を重ねるごとに人懐っこくってチャーミングなボビーが観られました
ボビーの可愛らしさが一番よく分かるのは、夜の劇場!
ポリーに劇場をまもるすべを話すテンポのよさやくるくる変わる感情が大好きなシーンなんですが、名古屋公演からまた少し変わったように思いました
どこがどのようにって言われると困ってしまうんですけど、ただなんとなく「可愛らしく」なったかなぁって...
もともと、と〜〜っても可愛らしいんですけどちょっと力が抜けた自然な可愛らしさになったように思いました
カウンターでビンを受け取るシーン、初日からしっかり遊んでおられました
どの公演だったか忘れましたけど、髪をなで上げる仕草されたんです。初めてのパターンでおかしかったです
そしてちょっとだけタガーを思い出しちゃいました(笑)

ただ一箇所気になったのは汗のせいでマイクが篭ってしまうこと
ダンスシーンが多く汗の量も半端じゃないので、もう少し防水性の高いマイクを用意して差し上げて欲しいと思いました
ハンカチで拭いておられましたけど、かなり気になるご様子でしたし、12日マチネ(たぶん)は演技が間に合わなくなるんじゃないかってハラハラする一面もありましたからね

ポリー=濱田さん
名古屋ではほんのちょっとしかお見かけできなかったので今回は嬉しかったです
ボビー同様、Myベストポリーはこの方なんですから♪
男ばっかりの町で一生懸命頑張ってる女の子の強さや優しくしてくれる男性に無邪気に喜ぶ姿とかすっごく可愛くって
ボビーが銀行からやってきたことを知って怒って出て行くところ、肩肘張って一歩一歩踏みしめるように出て行くんです
裏切られた悲しさやちょっとでも気を許したことへの苛立ちなんかが伝わってきていじらしいなぁって思うんです
「Emeraceable You」でスカートをボビーにぶつける仕草をされるんですけど、それがめちゃくちゃキュートで可愛らしいんですよぉ、そして困っているボビーを茶化すような笑顔も◎

アイリーン=八重沢さん
すっごくチャーミングです、ボビーが婚約しちゃったわけがわかりますねぇ
歌が少し「?」でしたけど、それをカバーしてあまりある演技だったと思います
デッドロックにやってきたときの第一声「あ〜ら、ボビーじゃないの」で笑えたのは初めてでしたし「もう、がまんできなぁい〜」の可愛らしさなんて最高です
妖艶な大人の女って言うより、ポリーとしっかり張り合う女の子って感じがしました

パッツィー=王さん
可愛らしいとは思うんですが、セリフのイントネーションが悪くてちょっと笑えないシーンがいくつかありました
短いセリフはあまり気にならなかったんですけどねぇ
あと言葉の意味をちゃんと理解されているのかもちょっと謎な気がしました
アドリブの多い作品ですから、相手の話がわからないと遊べないでしょうからねぇ
これからに期待です

サム=道口さん
福岡・名古屋と替わることなくご出演なんですよねぇ、そして回を重ねるごとに楽しいキャラになってます
今回はムースが小柄な方だから、車で寝ちゃうところ横向きでなおかつ背中を丸めていたんです
今までは窮屈そうでしたからのびのび寝ている姿がなんだか可愛らしかったです
12日マチネだったと思うんですがデッドロックにやってきた女の子が劇場に入るシーンのちょっと前(解りづらいでしょうがみんながボビーを囲んでセンターに集まってるあたり)でなにやら考え込んでいたんです
たぶんボビーの言った言葉の意味を考えていたんでしょうけど、上目遣いのぽや〜っとした表情に「ライオネル」思い出しちゃって一人受けてました
「ライオネル」では頻繁に見かけた表情でしたからねぇ、結構お気に入りだったんですよ(笑)
後は大好きだったダンスレッスンのシーン、あんまりおもしろくなくなちゃったのがすごく残念

ミンゴ=中嶋さん
名古屋でお見かけしたときの楽しそうだとは思いましたけど、今回とは比べ物にならないです
「楽しい!」ってオーラが全身からあふれていて、観ていてぐいぐい引き込まれちゃいました
中でも大好きなシーンはお盆タップの直前、隣のジミーになにやら話しかけて笑っているところ♪
「何が始まるんだ?」って感じのワクワク感がすっごくよく伝わってきました、それと「THE REAL AMERICAN〜」での壊れちゃうんじゃないかって言うくらいのはじけっぷりも素敵でした

カスタス=田中さん
男性アンサンブルでは初参加なんですけど、なかなかのはまり役だと思いました
今までカスタスって経営者だし結構しっかり者ってイメージがあったんですが、この方は見事にそれを裏切っているような...
気のいいあんちゃんって感じに見えました
楽屋でのお遊びはこの方以外目に入らなかったといっても過言ではありません
まず初めはムースの靴履きのお手伝い、これがけっこう丁寧に一生懸命手伝ってあげてました
それからポリーが持ってきた冊子を読んでいるピートの横から眺め、自分の名前を指して嬉しそうに自慢してました
上着を脱いでズボンをおろす一連の流れもすっごく可愛かったです、その後の楽屋のぞきも近くにいたピートやミンゴを一生懸命押しのけサムの背中に飛び乗る勢いで覗いてました
基本は同じですけど、周りにいる人に合わせてちょっとづつ違っているのもナイスです
あと、面白かったのは2幕の銃撃戦!
12日マチネではいすの背をお腹に乗せて死んでました、偶然なのかなぁって思っていたらどうも倒れるときご自分で引き倒していたようです
その後はうまくお腹に乗ってくださらなかったようですが、そのさりげなさがおかしくて
それといかにも「死んでます!」って表情と倒れ方がツボにはまりました
今回が初参加とは思えないくらいしっかり馴染んでいらっしゃいますね

ピート=遠藤さん
「I Got Rhythm」ですっごく楽しそうなのが印象的でした
ただ下手の見切れで観劇したのでベランダに上がってしまわれるとまったく見えなくなるのが残念です
それといつからボビーのかつらのフォローに入るようになったんでしょうかね、びくっと動いているのがおかしかったです

ムース=菅谷さん
この方も初参加ですね
今まで観たなかでは一番小柄な方ですねぇ
ちょっと可愛らしいなぁって思ったのはジミーに臭いと言われた後、サムに連れられて劇場と酒場の隙間にちょこんと立っているんです
それだけでも可愛らしかったですがその後、近くにいたベッツィーに小さく手を振っていたんです
「臭い」って言われちゃったから近づけずとぉ〜くからアピールする姿がなんだかいじらしくって
あとデッドロックにやってきた人を見に出てきたとき、ボビーを背中に背負うんです
前回はやっていなかったような気がするんですけど...

ジミー=大谷さん
道口さん同様福岡からずっと出演されてます
ダンスナンバーでの掛け声は誰よりも大きくて、とにかく楽しそう♪
指笛を吹かれるのもこの方だけ、前回までは数人いらしたんでしたけどね
両手で鳴らすから綺麗な高音が長く続きます、回を重ねるごとにレベルアップされるんですもの流石です
轢かれたへびさんを人工呼吸してあげるのはよく見かけましたけど、頬(へびさんに頬があるかよくわかりませんけど)をぺちぺちするパターンは初めて見ました(笑)
それもかなり激しく叩いていたんですよ、頭がぶんぶん動いてましたもん
ボビーとポリーのお酒のやりとりではすぐに電話に向かっちゃうんじゃなくしばらく様子を見てからで、電話が終わったあともすぐにジュニアに事態の顛末を確認してました
2幕の銃撃戦の倒れ方が変わったみたいです、感じとしては吹っ飛ばされて横倒しになるみたい
手足の長い大谷さんがされるからと〜ってもカッコよいです

東京公演で一番楽しみにしていたのはバルコニー&立見観劇なんです
上から見下ろす舞台っていままでなかったですからね、想像通りよかったです
2階席より楽しいと思います
なにせフィナーレのピンクのバラの照明やグリーンの星の照明が綺麗に見えるんです
ダンスも全員がちゃんと見えますからね、あと「秋」は狭いんだってこともよく分かります^^;



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ボール・緑1月22・23日(水・木)

徐々によくなっているってことは聞いていましたけど、実際観てみるとかなりよくなってました
女性陣がよく頑張ってますねぇ、これなら今のキャストで頑張っていただきたいかなぁって思いましたよ

「I Can’t Be Bothered Now」で気になっていたタップのばらつきもだいぶよくなってました
ただ、あまり音の出せない方が多いのが...
3人づつ分かれてタップを踏むシーンで下手側の音が上手側に比べて小さかったのが気になりました

ビリーに連れ去られちゃうベラの絶叫がすぐに聞こえなくなっちゃうのも寂しいです
口は開いているのに声が出てこないようですね

以上のことがもうちょっと頑張ってほしいなぁって思うところですね

23日は見切れ席でしたけど、上手最前列でカスタスのお店ほとんど見えません^^;
かろうじてガソリンスタンドとツルハシを入れている樽が見えるくらい、おかげでザングラー劇場に登るボビー見えないんです
あとは「I Got Rhythm」の最後でサムが持っているパエリヤ鍋だけが宙に浮いて見えたりとおもしろいと思えばおもしろいかも(笑)
好みの問題でしょうけど、わたしは結構気に入ってます

今回一番ツボにはまったのはアイリーンがデッドロックにやってきてから「Emeraceable You」に行くまでのやりとり
中でもアイリーン・ボビー・ポリーのやりとりは何度観ても可愛くて、おかしくて
初めてポリーに会ったときは余裕の態度をみせていたアイリーンもボビーの態度をみてむくれていくところとか、ポリーと目が会うとすごい勢いでそっぽむいたりするところとか
他にもアイリーン関係で一つ、「The Real American Folk Song」で周りに合わせてリズム取ってるんですけど二回目のリズムをとった後、きょとんとした顔してるんです
どうもリズムを取ったことに気づいていなかったようで自分の行動にびっくりしてるんです
照れ隠しに部屋に引っ込むところも可愛らしかったです

アイリーンがずた袋をひっぱってくるところ、腰を入れて頑張ってひっぱるんです
だから観ていてすっごく重そうにみえますね
急いで輪に加わるときもやっぱり一生懸命引きずっていらっしゃいました、細かいことですがちゃんと気を使われているところが流石だなぁって思いました
それとデッドロックにやってきたときビリーが置いた箱を移動させるパッツィーも膝を使って押してます

「The Real American Folk Song」の後、階段でパッツィー・ジミー・マギーが談笑してますけど22日はジミーが手を耳の側にあてる仕草を何度もしていたんです。そして3人で楽しそうに笑いあってるんです
どういうお話してるのかすっごく気になったんですが、なんとなく分かったのはパッツィーの髪形についてのようでした
しかし、それでなぜ笑えるのかが分からないんですけどね

楽屋のお遊びも少し変わってました、ムースに構ってあげてたカスタスがまったく構わないんです
だから一人で靴を履こうとしてるんですけどうまく履けなくて...よく見ていると向きがおかしいんですよねぇ
ぐるぐる回しながら悩んでる姿がけっこう可愛らしかったです

ザングラーさんが酒場にやってきてお酒を飲みますけど、二杯飲んだ後で自分が何のお酒飲んだか確認するんですよね
しげしげ見つめる姿がちょっとおかしいです

前回の観劇と替わった方はパトリシアの夏木さん
アンのスペンサー夫人を髣髴させますね、基本的なところが似ているからでしょうか?
ちゃきちゃきしたおばさまって感じがしました

ロープを切るところでちょこちょこ小技を披露してくださるボビー、両日ともハイスピードターンを見せていただきました
ゆっくりふわぁっと回るターンも素敵なんですが、くるくるっと回るターンも素敵だなぁってしみじみと思いました
このとき、テスの切るロープのタイミングがちょっと早すぎるかなぁって思いました、それと切る場所が高すぎるようです
あれじゃぁ、切っているようにまったく見えませんね
もうちょっと頑張っていただきたいところです

順番ぐちゃぐちゃでかなりわかりづらいと思いますけど^^;
ムースがポリーに切手をもらった後、ビリーの元に行き「その切手も頂戴」ってやってたんです
ビリーも不意をつかれたようでちょっとびっくりして「これ?」って確認してました、そして「後でね」みたいなジェスチャーされてましたよ
そばにいたサムにもよかったねぇって感じに肩叩かれたりして、とっても嬉しそう♪
そんなムースがますます可愛らしいなぁって思う今日この頃です

短期間でどんどんよくなるとちょくちょく観にいけないのが辛いですねぇ(涙)

舞台とは関係ないんですけど、キーボードの上に白いくまさんが乗っかってたんです
それも「マンマ・ミーア!」のTシャツ着てるんですよ
海劇場で赤いくまさんが販売されてますよね、そのくまさんが着ているのと色が逆なんです
くまさんも毛の長いものでこちらのほうがかわいらしかったです、真剣にどこに売っているか聞きたいくらいでした
CFYとはなんの関係もないんですがちょっと気になったことです(笑)



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