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CATS 2004.11.11・13

東京公演は8年ぶりなんですよねぇ
わたしが初めて見た四季の舞台が品川公演だったんですから、月日の流れって早いもんです(笑)

大崎・五反田、どちらから行っても距離はあまり変わらないように思いました
ただ大崎は道がちょっと複雑ですね、でも『これでもか』ってくらいいっぱい道案内板が出ているので迷うことはないです
階段を登ったり降りたりいろいろあってまるで迷路のようですけどね、まるで猫の通り道っぽくておもしろかったですよ

まず劇場の概観から、専用劇場というだけあって入り口上部には『CATS』の文字が輝いていました
舞台をぐるりと囲むように配置された客席、横に広い分最後列までの距離が短くどこで見ても見やすそうです
ただ、ロビーがめちゃくちゃ狭いです
グッズを買う人、喫茶に並ぶ人でなにがなにやら分からない状態です
そのせいか表にロープを張ってそこまでを『ロビー』としているようでした、ひさしがあるので雨天時も大丈夫ってことなんでしょうが...これからの時期外は寒いですよね^^;
それとグッズがやたらと増えてますね
カバンや巾着、Tシャツetc
『キャッツびゅうスイカ』で買い物をするともらえるブランケット
いただいてきましたが...想像以上にちっちゃい!
ブランケットってひざ掛けですよね、赤ちゃんのおくるみくらいのサイズです
まぁ記念品ってことで使うこともないんでしょうけど(笑)
色は黄色で縁を黒いテープでくるんであり、右隅に「CATS」と黒で刺繍されていました

舞台ですが初日は全体的に固くて、全体のバランスも悪く見えました
わたしはちゃんと見ていなくて気づいていませんでしたが、タンブルとカッサンドラのペアダンスでカッサンドラをくるくるっと回すシーンが抜けていたそうです
わたしも何かおかしいなぁって思っていたんですが、まさか抜けていたとは思いもしませんでした
13日に見たときはちゃんとされてましたよ
それと千葉さんのダンスがすっごくふらふらしていて体調が悪いんだろうかって心配していたんです
「ジェリクル・ボール」の途中でデュトさんが座っているタイヤの上に飛び乗るときも勢いがなかったですから...でも2幕ではお元気そうで、なにがあったんでしょう?

演技がどうとかではないんですが、幸田さんがコリコを演じられちゃうとカーバと見分けがつかなくなっちゃうんです^^;
やっぱりコリコは小柄な方のほうが...わたしの思い込みの問題だと思いますけどね

演出がいくらか変わってました
バストファさんの演説「行政改革」が「政治改革」へ
「ごちそう」が「おいしいもの」へ
台詞で覚えているのはこのくらいです
タガーのナンバー最後でタガーを取り囲む雌ネコさんの中にヴィクが入って、ジェリロが抜けていました
初日は気づきませんでしたが13日外れているジェリロに気づいてびっくりしました
ジェリロは階段に寝そべっておもしろそうに見ていて、タイヤの上のカッサンドラは興味津々で行こうとしているところをギルに止められてました
ヴィクはタガーなんかにじゃれるネコじゃないと思っていた私にはけっこうショックだったんですよ(-_-;)
ずいぶん変わったなぁって思ったのはミストのマジック
まずデュトさんを出すマントを車のライトから取り出すところで、ちゃんとランパスに手伝いを要請してました
ディミの前にマントを出すとき頭上をとうして思いっきりばさっとひっくり返してました、最前列だとかなりびっくりするんじゃないかと思いますね
そして土管までやってくるとミストが持っていたマントの端はタガーが受け取りミストは土管の上へ
下手のジェリクル・Gを意識して変更になったんだろうなぁって思いました
あとは、どこがどうって言えるわけじゃないですけど「ジェリクル・ボール」のダンスが変わっています...たぶん^^;
見ていて『なんか違うなぁ』って感じたんで、わたしの主観でしかないかもしれませんが

初日は9列目からの観劇でしたが、びっくりしたことがあります
なんと「ネーミング」の前に縄梯子が落ちてきたんです、なにが起こるのかと思っていたらコリコがこれを登っていきました
いつまであるんだろうって思っていたらダンスが始まると勝手に外れて巻き上げられてました
しかし突然落ちてきてはびっくりしますよね、おもしろい演出だとは思いましたけど

今回一番気になったのは荒井さんシラバブ
ダンスはお上手だし動きも可愛らしくてよかったです
バストファさんのナンバーでジェリロの足にちょっかいをかけていたらしっぽをちらつかされて一生懸命追い掛け回してました
あと階段に上がるとき両手をそろえて「ぴょん」って飛び上がるんですよ
子猫って突然跳ね上がったりしますよね、そんな雰囲気なんです
歩き方もぴょこぴょこしていて可愛らしいです

13日は下手のジェリクル・ギャラリーより観劇
今までとはまったく違った目線で観劇できておもしろかったです
いくつかおもしろかったところを...
楽しみを取っておきたい方のために反転させておきますね

広瀬さんのアナウンスが流れているとき回転席通路ではランペル・コリコ・ランパスが客席にちょっかいをかけていました
まずドッツおばさんのナンバーで最後に縦に一列に並んだとき一番奥にいるドッツおばさんが向かいにいるタントの頬を両手で挟んでいたのが可愛らしかったです
グロールタイガーの劇中劇では元々あったのかこの席が出来たからなのか分かりませんが船の後ろについたてのようなものがあって出入りが見えないようになっていました、でもね船に乗り込むクリューがちらちら見えますし、はけるグリドルやグロールタイガーももちろん分かりました
旗に隠れて待機するジェリロとガスが船の下からするするっと出てくるのはよく見えちゃいます
ミストのマジックは演出自体も変わっていました、なんとか見えないようにしているんだと思いますがそれでも分かっちゃいますよね
それでもおもしろいからよいです♪
偽マキャが壁に取り付けてあるギターに乗って移動するんですがそれがすぐ近くなのでびっくりしました
「メモリー」を歌い終わったグリザの手を取るシラバブの表情が見えたのにはちょっとした感動がありました
感動したといえばデュトさんの登場で下手の通路がライトアップされるのですがとても綺麗でした
今までは普通に客席で赤じゅうたんだったりしていたので『感動』っていう感じはなかったんです
でも今回は舞台と同じになっているようで光が反射して神々しかったです
これも下手側の席じゃないと分からないですよね
タイヤが上がるとドライアイスを流しているホースとかいろいろ見えちゃうのはちょっとねぇ^^;
この公演中になんとかしていただきたいかなぁって思います
この辺は見えてもまぁよいかなぁって思うんですが、通路に控えているスタッフさんの明かりとかかなり見えちゃうのはちょっと気になります


最後にジェリクル・ギャラリーから見えたシラバブのグリザに向ける笑顔がとっても温かくて、頭にふっと浮かんだんです、シラバブの毛色が淡い黄色なのは「ひだまり」を表しているのかなぁって
彼女がグリザに触れる、その瞬間周りの猫たちの雰囲気が一瞬にして和らいでいく気がしたんです
冬の寒い日に差し込む日差しが弱弱しくも暖かいように...
おかげで久しぶりにネコ宣言で泣いてしまいました^^;

回転席もおもしろいでしょうけどジェリクル・ギャラリーはダントツです!!

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