アイーダ 2006.6.9

濱田さん登場で思わず前日予約をしてしまいました
久しぶりの前方センター席です♪

言葉に出来ないくらい感動しました
「ローブのダンス」は女神の誕生に立ち会っちゃったって感じで鳥肌が立ちましたもん
存在のありかたが雄雄しく力強くてアイーダ=濱田さんって言われること納得です

ふっとしたとき見せる仕草がとっても自然ですね
メレブが王女であると行ったとき、見ているこちらがびっくりするくらい慌てて止めようとされてました
このシーンってメレブの想いが詰まっていて毎回切なく思うんですが、こんな仕草を見ていたらアイーダのホントにびっくりし慌てている様子が伝わってくるんです
そして他のものと同じように扱うように言うところも頬に手を当てて諭すような仕草
彼の期待を受け入れてはあげられないことを分かって欲しいって感じに見えて切なかったです

濱田さんのアイーダって最初から王女として何を求められているか十分に分かっているように見えます
アムネリスに言う、『みんなは女神を期待するけど...』のすぐ後に「ローブのダンス」へ続くことが運命的です
民は希望の光として自分を求めている、ただの人間である自分に...だけど王女として生まれた以上民の希望に応えなければって悩み続け最後に【女神】になることを決意した瞬間の圧倒的なまでの神々しさには見ているこちらもただただ見つめることしか出来ませんでした
そんな中ラダメスを愛してゆくことを止めることも出来ずさだめに翻弄される姿は【人間】なんですよね

命がけで人を愛するってこういうことを言うだろうなぁって思いました、切ないけどなんだか清清しいんですよ

ちょっとだけ気になっていたことで...
土曜日に聞いた「勝利ほほえむ」はすっごくこぶしが聞いていてびっくりしたんですよ^^;
今回は普通(?)でやっぱり土曜はやりすぎだったのかしらって思いました(笑)
ものっすごく楽しそうに聞こえるんですけど、いくらなんでもやりすぎじゃないのっておもってましたからねぇ



バック

アイーダ 2006.7.7

ものっすごく短くなっちゃいましたけど、すごく気になったシーンだけ

ラダメスの元へ行こうとするアイーダを止めるシーン
台詞が飛んだような気がするんですが...
「分かってほしいとは言わない」って台詞がなかったように思ったんですけど...わたしの記憶違いかもしれません
わたしが観ていたときは大体、力いっぱい振り切っていたんですけど今回はするっとすり抜けてました
「自分でもどうしてか分からないの!」って絶叫する姿を見ていたらもう強く引き止めることが出来なくなったのかなぁって思いました
立ち去るときメレブの頬にそっと手を添えてました
濱田さんって『手の動き』に感情がすっごくよく表れている気がします
ふぁっとした優しさだったり、戸惑いだったり
すごくよく動いてます、手に心が見えるって素敵だなぁって思います



バック

アイーダ 2006.7.29

今回は大好きな照明について少し
2階席からの観劇が多いのもそのせいなんです(決して安いからだけぢゃないです^^;)

まず最初は「あの日は遠くに」
センターで歌っているとき上手方向に短い影が出来るんです
これがエジプトへつれてこられた哀しみをいやおうがなしに盛り上げているように感じます
背景の赤とオレンジの照明も切なさ際立たせてますよね

次は「人生の苦しみ」
歌いだしの照明がセンターでなく端っこに当たるんです
衣装も黒を基調としているし周りの照明も青をメインとした暗めなので、誰にも頼ることの出来ない寂しさや悲しさが伝わってきます
センターで歌うところでは徐々に照明が増えていくんですが、多方向から照明があたることで中心にいる人が浮き上がってくる感じがするんですよねぇ
色も少し青みがかってますから、余計に感じるのかな?

「ピラミッドを建てよう」も素敵ですねぇ
三角と四角を組み合わせたモザイク照明とかかっこよいダンスにぴったりで綺麗です

最後に洗濯籠を持ってアイーダが立ち去った後の川にあたる照明
中でも床に当たる青い照明の綺麗なこと
昔からナイル川は場所によって色が違うといわれます
下流は氾濫も多く土を多く含むので大地の色をしていて、上流に行くと清流に変わると聞いています
あのシーンを見ると陸地はエジプトを表し、川はヌビアを表しているんじゃないかなぁって思うんです


今回はなぜだかヌビア人にすごく共感してしまったんですよねぇ
「ローブのダンス」でアイーダを見つめ、すべてを託すことで『今を生き抜く力』を得ようとしているんです
日々の暮らしは辛く生きる目的を見失いそうなとき、目の前に『希望』が現れたんです
どんなに苦しくても生への渇望って消えないんだって思いました
彼女が受け入れてくれるまで必死になっている自分がいましたもの

「神が愛するヌビア」は失われかけた希望をものすごいパワーで引き戻していかれるんです
『もうだめだ...』思えばきっとそうなってしまう、だから『決して滅びない』と力強く叫び続けるしかないんだって
今、目に見える現実はこれでもかってくらい辛いけど諦めたらそこで終わってしまう
たとえ叶わないとしても、最後まで望み続けることは強さに繋がっていくって思いました


今回気になったのは五東さんアムネリス
「愛の物語」の歌い方がちょっと変わったように感じました
曲調が変わるところなんですが、前より力強くなったというか...言葉で表現できないんですけどなんだか違うなぁって思ったんです^^;
もともとお芝居が細かい方なのでスパのシーンは面白いんですよねぇ
鏡を差し出されたときのポーズの取り方とかすっごく可愛らしいですしね

アンサンブルで入られてる萩原さん
ふとしたキッカケで判るもんですねぇ(笑) 角刈りヘアーがお似合いでした
ダンスはすっごく綺麗ですね、メリハリがあってかっこよかったです

カーテンコールで男性アンサンブルだけで踊った後上手にはけた方は一つ置いてすぐ下手から登場されるんですよねぇ
あんまり時間がないから移動するの大変でしょうね、あの衣装重くて暑そうですもんね

メレブの台詞(側で声援を送るほうが...)で笑いがあんまり起きなかったです
リピーターが増えてるのかなぁって思います
まぁ土曜ですから遠征客も多々いるでしょうけど^^; 地元で盛り上がってくれるといいなぁって思いますからね



バック