ユタと不思議な仲間たち 2001.10.27〜28
初日からずいぶんとキャストが替わったことですっごく楽しみでした(出来れば遊佐さんのユタにもお目にかかりたかったですけど) ちょっと複雑な思いもありましたけど、見終わってやっぱり大好きな作品なんだなぁって実感しました 福岡で上演されること切に願っているんですけど...と〜ぶんは無理でしょうね ちょっと素敵だと思ったこと、キャスト表の字体が勘亭流(お相撲さんの番付表なんかに使われている字体)なんですよ 和物ミュージカルにあわせた素敵な気配りだなぁって思いました
キャスト別に... ♪ペドロ=芝さん 初日は役作りに迷いが見られて「芝さんらしさ」がほとんど感じられなかったのですが、流石です!!めちゃくちゃ素敵な「兄貴」になっておられました 芝さんってすごく身近に感じられるんですよね、すぐ側で励まし見守ってくれるあったかな存在って感じですね、それで光枝さんはどちらかといえばすこし離れたところで見守ってくれる大きな存在に感じるんです 光枝さんのほうがしっくり来るところもありますが、全体的には芝さんのほうが好きかなぁって思いました あとコミカルさの中に『激しさ』を強く感じるのも芝さんでした、中でも小夜ちゃんのお財布事件で大作達を見つめる目の鋭いこと!やりきれない怒りが伝わってきました。それと自殺を考えたユタに怒鳴る「ばかやろ〜!」のセリフに思わず涙がこぼれてしまいました こんな風に相手を思って怒ってくれるなんてすっごい幸せなことですよね、この後に続く「生きているって素晴らしい」がますます心に響くんです それとこれはたぶん光枝さんもされていたと思うんですけど、青空教室やお財布事件ではさりげなく小夜ちゃんをかばっているんですよね。ほほえましい光景です
♪ゴンゾ=吉原さん めっちゃくちゃ元気一杯で安心しました、とにかく演技が体当たり(^^; 癇癪もちって感じがよく出ていたと思います、日曜のフライングはぐるんぐるんとものすごいスピードで回っておられました あとは...もうちょっと面倒見の良さが出てくるとわたし好みかなぁって思いました
♪ヒノデロ=道口さん この方もどんどん良くなるんですねぇ、可愛らしさに磨きがかかっていらっしゃいました なかでも着物の振り袖さばきは見事なものです、また初日の頃にはあまり笑いもなかったシーンでもちゃんと笑いが取れるようになってました これってヒノデロの動きにお客さんが注目しているってことなんですよね♪ あと、あるシーンの後ろ姿の美しさ可愛らしさに思わずクラッときてしまいました(^^; (ちょっと恥ずかしいのでどのシーンかは内緒です)
♪ユタ=望月さん OTCでお見かけしたときは茶髪にお髭姿でしたけど、髪を黒くされお髭も剃られるとやはりお若く見えますね しゃべり方は小学生っぽく聞こえるんですけど、仕草がどうにもいじめられっこに見えないんですよね(^^; どうしてかなぁって思いながら観ていてわたしなりの答えはあんまりおどおどしていないんですね 最初のいじめのシーンなんて加藤さん・田邊さんともに背中を丸めてホントにびくびくしながら歩いていたんです、望月さんはわりとすたすたと歩かれていましたからねぇ わらし達と出会ってからはホントに楽しそうでした、ちょっと弾けすぎ?って思うくらい。これじゃ自殺を考える性格には見えづらいかなぁって思うんです ダンスはすごく綺麗でした、あとはもうちょっと勢いがあると良いかなぁって思いました...なんだかグチばっかりですけどある意味とても望月さんらしいユタで良かったと思いますよ(^^; 「ガガイ」のところ、加藤さんと同じで「母ちゃん」って言われてましたねぇ
♪新太=小川さん 青空教室でクルミ先生の背中に青虫がついてるって教えていますけど、あれって新太がひろってくっつけてるんですね。そして写生をしながら隣のハラ子に教えているんですよ、二人でずっとくすくす笑っていましたもの あと「ぷれじぇんと」の言い方はすっごく嫌みっぽくて好きです
初日にハプニングがあったせいかカンパニーのまとまりがすごく良いように思いました、お話自体素敵な内容ですから結束の良さがますます良い味を出しているんですね いろんな事思い出して「生きているって素晴らしい」〜1幕最後までうるうるしっぱなしでした 生きているって事はそれだけで素晴らしいこと!改めて心に響きました カーテンコールで芝さんと望月さんが肩組んでぴょんぴょん飛び跳ねていたのがちょっとおかしかったですね |