夢から醒めた夢 2000.4.9千秋楽
今まで何度か上演された作品ですが今回の公演から大幅にリニュアールされました 今回が初観のわたしには違いはわかりませんがとっても素敵な舞台だということは間違いありません!
開演前から ホワイエで多種のパフォーマンス なかでも2階ホワイエでのハンドベルは一見の価値がありました 舞台では「可哀想な子供」を演じていらっしゃる3人の息のあった見事な演奏です 始まり方も素敵で鐘をならし「ショータイム」と言いながら俳優さんが舞台へ上がってゆく... 物語にみられるような広場にはったテント小屋での遊園地が浮かんできました 客席にはローブを着てちょっと怖そげな仮面をつけた人が一人 舞台が始まり、すっとローブをとるとそこには夢の配達人が... 舞台だけでなく客席もすべてが夢の空間になったような気がしました
遊園地のシーン とにかく明るくて楽しくてワクワクしました なかでもラートを使ったシーンでマコがあらわれて消えてゆくのですが、幻想的でお気に入りです
ストーリー ピコがマコに出会ってからはほとんど泣き通しでした 「二人の世界」は音楽が始まっただけでうるうるしてしまいますし、「マコをさがせ」でまた泣けるんです みんなが頑張っている姿を見ているとすごく温かくて見つかるって分かっているのにドキドキしながら応援していました そして「愛をありがとう」もう号泣です。ひとりひとりと握手をかわす よかったねぇって思い、ここにいるみんなとはもう会えないんだと思うと悲しくって悲しくって... ピコの「みんな光になったのね」の時の照明は素敵でした 2階席から観ると照明の美しさがよく分かってすごくよかったです
観終わった後、心がほんわかと温かくなる。そんな舞台でした 1ヶ月しか公演がなかったことが少し寂しいです 東京での公演がいまから楽しみです |