健康な歯周組織

  健康な歯周組織   健康な歯周組織2
    健康な歯周組織(歯の周りの歯肉と歯槽骨)歯肉はピンク色で歯肉は硬く引き締まっている状態

歯周病の進行

   プラーク  プラーク2  歯石
ミュータンス菌(虫歯菌)は砂糖を取り込みネバネバの酸を産生しプラークとなります。このプラークが歯の周りに長時間付着していると歯石(プラークが石の様に硬く固まったもの)となりブラッシングでは除去できなくなります。    

    歯石2  歯肉炎  歯肉炎2
歯石の周囲にアクチノマイセス菌やトレポネーマ菌(歯周病菌)が付着し歯肉炎を起こします。この段階で適切な治療とブラッシングを行えば歯周組織は健康な状態に戻すことができます。

   歯周炎  歯周炎2   脱落
歯肉炎を長時間放置しているとジンジバーリス菌が増殖し歯槽骨が溶け始めます。歯の周りの歯槽骨が無くなると動揺が起こり、歯を失います。この段階では歯肉炎に比べ治療は困難で健康な元の状態に回復できなくなります。しかし、適切な治療(歯周外科)により長期的に歯を温存していくことは可能です。

歯周病のステージと治療と予後

歯周病は初期の歯肉炎では歯肉が少し赤く腫れる程度でほとんど自覚症状は現れません。歯周炎の初期でも歯磨きの時に出血する程度で痛みはほとんどありません。歯肉が腫れて膿が溜まったり、歯がぐらぐらしだすのは中等度以上になってからです。そのため患者さん自身が歯周病に気が付くのが遅れ治療が困難となります。
しかし、初期の段階での治療はむずかしくありません正しいブラッシングと歯石除去(スケーリング)を行えば完治します。中等度以上の場合に歯周外科(歯の根の周囲の歯石除去、炎症を起こしている歯肉の除去、)とポケット(歯と歯肉の境目)へ直接薬を投入する薬物療法、プラークコントロール、を行います。日本人の成人の80%が歯周病といわれています。歯周病は生活習慣病ともいえます、毎日のプラークコントロールと定期的な歯科医院での歯石除去(スケーリング)で歯周病を予防することが大切です。