骸
この桜の下には
私
遠いあの日
私はここに
私の小さな墓標を立てた
そしてこの日
私はここで
私の亡骸を掘り返す
しろい貝がらのような花びらのあいだに
しろい貝がらのような小さな爪
蒼ざめた幼い
私
目も眩むような花いきれのなか
私は私の亡骸をかき抱き
いつまでも
いつまでも
涙を流していた