和暦 (西暦) |
天 皇 |
将 軍 |
幕府の主要なできごと | 諸藩の主要なできごと |
嘉永6 (1853) |
孝 明 |
家 定 |
6‐ペリー浦賀来航・開国要求の大統領書簡を渡す(★)。将軍家慶没。 7-幕府、徳川斉昭を海防参与に任命 9-幕府、大船建造を解禁 |
7-越前藩主松平春嶽、薩摩藩主島津斉彬と初会見。慶喜擁立の意見交換。 8-松平春嶽、老中阿部に慶喜後継を入説。 11-土佐藩主山内容堂、吉田東洋を参政に登用。 *長州藩、周布政之助登用 |
嘉永7/ 安政1 (1854) |
1-ペリー再び来航。 3-日米和親条約。下田・箱館開港(★) 12-日露和親条約 |
1-薩摩藩、蒸気船建造着手。 |
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安政2 (1855) |
7-幕府、長崎に海軍伝習所設立。 10-堀田正睦、首席老中に。伝習所開所。 12-日蘭和親条約 |
10-安政の大地震。水戸藩藤田東湖、戸田銀次郎没。 *長州藩政に坪井派復帰 |
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安政3 (1856) |
2-幕府、洋学所を蕃書調所と改称 4-江戸に講武所(陸軍)開講 7-米国総領事ハリス着任(★) 12-薩摩藩主養女(近衛関白養女)篤姫、将軍家定と結婚。 |
1-薩摩藩、海軍創設。 10-松平春嶽、徳川慶勝・島津斉彬・伊達宗城に慶喜後継を入説。 12-薩摩藩主養女(近衛関白養女)篤姫、将軍家定と結婚。 |
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安政4 (1857) |
5-幕府、ハリスと下田条約締結 6-阿部正弘没(39) 10-ハリス登城して将軍に謁見 12-日米通商条約協議始まる (★将軍後継・条約勅許問題) |
10-西郷隆盛、藩主斉彬の命で慶喜擁立運動のため出府。松平春嶽、開国論を幕府に建白。 11-松下村塾発足。 12-薩摩藩、通商・慶喜後継の建白を幕府に提出。 |
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安政5 (1858) |
家 茂 |
1-首席老中堀田、条約勅許獲得のため京都へ。(★) 3-朝廷、勅許不可。 4-井伊直弼、大老就任(★) 5-将軍後継に家茂決定(一橋派敗北) 6-日米修好通商条約(無断調印★)。斉昭・慶喜・慶篤ら不時登城して井伊を叱責。 7-将軍家定没。家茂、14代将軍就任。幕府、斉昭らに隠居・謹慎を命ず。(★) 英・蘭・露と通商条約。外国奉行設置。 8-孝明天皇、戊午の密勅を水戸藩に。(★戊午の密勅と安政の大獄) 9-日仏通商条約。幕府、梅田雲浜らを捕縛。 12-家茂将軍宣下。 |
1-越前藩士橋本左内、藩主春嶽の命で入京(4月初まで) 2-久坂、江戸遊学へ。 3-西郷、入京。公卿88名、列参して条約の関東委任に反対。朝廷、勅許不可。 5-長州藩「藩是三大綱」決定。伊東玄朴ら蘭学者、江戸に種痘所開設 6-斉昭・慶喜・慶篤ら不時登城。 【この頃、コレラ大流行】 7-高杉、江戸遊学へ。島津斉彬没。橋本左内、捕縛。 9-幕府、梅田雲浜らを捕縛。 11-吉田松陰、老中間部暗殺計画。西郷隆盛、僧月照と入水。西郷は救出される。 12-吉田松陰投獄。西郷隆盛、大島流罪。 |
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安政6 (1859) |
2-長崎奉行、海軍伝習所閉鎖を通告 5−英国公使オルコック着任。 6-神奈川(横浜)・長崎・箱館開港 8-幕府、徳川斉昭に永蟄居・慶喜に隠居慎を命ず。 10-幕府、容堂に謹慎を命ず。 |
2-久坂、萩に戻る。土佐藩主容堂、依願隠居。 5-吉田松陰、江戸檻送。 8-水戸藩へ第2の密勅(井伊暗殺指令) 9‐薩摩藩大久保一蔵ら「突出」を計画 10−慶篤、勅書を祖廟に収めさせる。幕府、橋本左内・吉田松陰ら処刑。容堂、謹慎。 11−薩摩藩主忠義、精忠組を諭達。久光、大久保に書簡。 12−勅書返納の朝旨。返納反対派(水戸尊攘激派)の長岡屯集(〜万延元年2月) 。 |
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安政7/ 万延1 (1860) |
1-安藤信正老中に。日米通商条約批准のため、遣米使節出港(咸臨丸も出航)。 3-桜田門外の変(★勅書返納問題と桜田門外の変)。外国人居留地を横浜に定める。 閏3−五品江戸廻送令を布告。 4-幕府、皇女和宮降嫁奏請。 5-遣米使節帰国。 9-幕府、慶喜・慶勝・容堂の謹慎解除。神奈川奉行所設置。 10-和宮降嫁勅許おりる。 (★公武合体策と和宮降嫁) |
2−長岡勢の解散(長岡勢の一部、桜田門外の変を起こす)。水戸激派高橋より、薩摩藩に京都出兵を促す書簡が到着。大久保、久光に西郷呼び戻し&出兵を要請するが断られる。 3‐水戸脱藩浪士及び薩摩藩士、大老井伊襲撃。大久保、国父久光と初面会を果たす。参勤途上の藩主忠義、桜田門外の変を知り、引き返す。 4-周布政之助、京都手入れ。 8-水長両藩士による成破盟約(水長盟約・丙辰丸盟約)。徳川斉昭没。 12-ヒュースケン暗殺事件 |
寛政4(1792)〜 嘉永5(1852) |
嘉永6(1853)〜 万延1(1860) |
文久1 (1861) |
文久2 (1862) |
文久3 (1863) |
元治1 (1864) |
慶応1 (1865) |
主な参考文献:
『開国と幕末変革』、『人物叢書島津斉彬』、『人物叢書山内容堂』、
『人物叢書藤田東湖』、『人物叢書松平春嶽』、『会津歴史年表』、『幕末の天皇』、
『開国への布石 評伝・老中首座阿部正弘』、『長崎海軍伝習所』、『徳川慶喜公伝』