誠斎伊東甲子太郎と御陵衛士

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B　書簡類

B-5 (慶応4年)1月11日　滋野井侍従・綾小路前侍従宛太政官書簡
＜赤報隊関係史料１＞

鈴木家蔵




慶応4年1月、鳥羽伏見の戦いで薩摩軍に属して戦った御陵衛士残党は、戦い後、油川錬三郎・相楽総三らとともに、綾小路俊実（前侍従、大原重徳の息子）・滋野井公寿（侍従）を奉じ、江州松尾山にて赤報隊を結成した。一番組長相楽総三、二番組長三樹三郎、三番組長油川錬三郎である。赤報隊は、相楽と旧衛士の阿部十郎を使者として上京させ、挙兵の趣意を記した綾小路・滋野井の書簡を太政官に差し出したという。これは太政官からの返書（写し？）である。(2007.5.6)　翻刻文（仮）はこちら。

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この沙汰書（原資料）は、一般には（研究者の間でも）その所在が確認されておらず、
その意味で、赤報隊をめぐる貴重な史料になります。

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