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(9)石高・扶持・米の単位

加賀100万石、100石取、1人扶持・・・江戸時代の本にはお米にまつわる単位が
目につきますよね。いったい何のことなのか、まとめてみました^^。
ちなみに、江戸時代の一人当たり米消費量は1日5合だといわれています。

100万石 年間100万石(250万俵、約15,000トン)の生産能力がある領地。藩の実収入は年貢米収入であり、生産高の一部になる。会津の場合は4割ほどである。
100石取 年間収入が100石(250俵、約15トン)の武士。しかし、これは額面で、全額支給されることはなく、たとえば幕末の会津藩では4割支給で、実質収入は40石であった(100俵、6トンに相当)。また、会津の場合は、米75%、金25%で支給されたため、米の支給は30石(75俵)である。
1人扶持 1日当り、大人1人の消費分とされる5合(約750グラム)の俸禄米が支給される武士。

*年間収入は1石7斗7升5合(1,775合、約4.4俵、約266キロ)になる。(会津の場合の1年=355日で計算)
参考:『近世会津史の研究・上』


米の単位
1合 (この下に「勺」があります。1合=10勺) 約150グラム
1升 10合 約1.5キロ
1斗 10升(=100合) 約15キロ
1俵 4斗(=40升=400合) 約60キロ
1石 10斗=2.5俵(=100升=1000合) 約150キロ

作成:2002/12/28

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