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保護区の問題(2)ゴミ

市街区の南部には漁船の停泊する港を中心に漁業関連の産業地域となっており、東部は塩田を含む湿原地域になっている。人口圧によりの塩田や湿原地域に無秩序に居住地域が拡大しており、環境への脅威となっている・・・。

たとえばトイレは、97年現在、世帯の約50%にしか普及しておらず、41%は野外で用を足している。市営のゴミ集積所1ヶ所が設置されているが、ゴミ収集車が一台しかなく、全世帯をまわりきれない。住民NGO、MUCEMメンバーによれば、収集料金として一週間に15ペソ徴収するので、住民側も積極的に利用しようという意識に欠けるという。世帯の52%が家庭ゴミを湿原や塩田び埋め立てに利用し、そこに家屋を建設している。湿原部へのし尿や固形廃棄物の堆積はセレストン郡の社会問題であるとともに保護区の汚染をもたらしている。


セレストン市街区近くの湿原。ゴミが捨てられている。白いものはし尿




NGOの推進している乾燥トイレ。
トイレの固形物の方を下に溜めて、石灰をまぜて固めて乾燥させる。
乾燥させたものは有機肥料として使える



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