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御陵衛士の女たち
−女たちの油小路事件−


慶応3年、己の信条を貫くために新選組から分離し、その後、独自の政治活動を展開したために近藤勇・土方歳三に憎まれて、皆殺しの計画を立てられた御陵衛士(高台寺党)の人たちは、新しい日本を拓くという夢に自らの命を捧げようとした男たちでした。そんな彼らには、大事に思い、また思われる女たちがいました。

「逢ふまてとせめて命の惜しければ恋こそ人の命なりけり」 
(伊東甲子太郎)

国事に捧げた命だけれど、恋する人にひとめ会うまでは生き延びたい・・・だから、恋は人の命そのものなんだ・・・てらいなく言う伊東と伊東にそう言わせた女の恋。

御陵衛士の命と可能性を奪った油小路事件は、彼らと女たちのそんな思いや生活をも踏み散していったのです・・・。

御陵衛士頭取 伊東甲子太郎  京の女 花香太夫の場合
江戸の妻 うめの場合
常陸の母 こよの場合
御陵衛士 篠原泰之進 妻 萩野の場合(12/2/99)
御陵衛士 新井忠雄 妻 小静の場合(12/14/07)
御陵衛士 毛内監物 津軽の母 滝子の場合

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