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元治年12月17日(1865.1.14)
【近江】出陣中の一橋慶喜、二条関白に使者と書を送り、松前老中上京に警戒を示す
【天狗西上】武田耕雲斎ら天狗党、加賀藩に降伏

☆京都のお天気:晴陰不定(嵯峨実愛日記)

>老中松前崇広の率兵上京(幕府の一橋慶喜連れ戻し計画)
【海津】元治元年12月17日(1.14)、梅津に出陣中の一橋慶喜は、関白二条斉敬に使者と書を送り、上京中の老中松前崇広への警戒を示しました。

慶喜は、書簡の中で、使者(一橋家家臣川村恵十郎)を上京させるので、天狗党追討の情勢について詳しく聞き取ってほしいと述べた上で、「伊豆守上京如何之模様御座候哉、関心罷在候。万々異議モ有之間敷ト奉存候得共」状況を知りたいので、上京する川村に知らせてくれるよう頼んでいます。

<ヒロ>
慶喜は、自分の出陣について、江戸では耕雲斎らと内通しているという嫌疑が起っていることを承知しており、自分が京都を留守にしている間の松前の動向を警戒していることがうかがえます。

参考:『徳川慶喜公伝 史料篇』二p225(2018/9/23)
関連:■テーマ別元治1一会(桑)、対立から協調・在府幕府との対立へ

>天狗西上
【敦賀】元治元年12月17日(1.14)、総攻撃期限(五ツ)が迫る中、武田耕雲斎らは加賀藩に降伏しました。

参考:『維新史』四等(2018/9/23)
関連:■「幕末水戸藩」主要事件元治1年■テーマ別元治1水戸藩/天狗諸生争乱

その他の主な動き
・【下関】高杉晋作率いる力士隊・遊撃隊、下関新会所を襲撃。
・【萩】征長総督徳川慶勝の家士長谷川惣蔵・同服部唯次郎、萩に到着。家老毛利伊勢等と会し、諸隊の鎮静及び五卿の移転を督促。

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