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文久2年9月27日(1862.11.18)
【江】攘夷奉勅:松平春嶽、辞職を決意して登城中止。

■破約攘夷奉勅VS開国上奏(春嶽の登城スト)
【江】文久2年9月27日、総裁職松平春嶽は、幕府の開国上奏方針に不満を持ち、辞職を決意して登城を中止しました。

将軍家茂に先発して上京する後見職一橋慶喜は、10月3日に江戸を出立することが内定しました。しかし、前日(26日)の幕議の主意は、春嶽の持論である必戦覚悟による破約攘夷に反対であるのみならず、朝旨(長州藩に下った沙汰)にも相反するものとなっていました(こちら)。春嶽は、このまま慶喜が上京して開国を上奏しても、その目的が達せられないどころか、異論が朝野に紛糾し、ついには天下の安危にも徳川の興廃にも閲することになるだろう、と登城中止を決意しました。

参考:『続再夢紀事』一(2003.11.18)
関連:■テーマ別文久2「国是決定破約攘夷奉勅VS開国上奏」 「長州藩と越前藩の連携 ■越前藩日誌文久2


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