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慶応3年11月12日(1867年12月7日)
-朝廷が新選組の「暴論」を恐怖し、
越前・尾張藩の参内延期の沙汰という風聞流れる

慶応3年11月12日(1867年12月7日)、朝廷が新選組に恐怖して越前・尾張候の参内延期を内定したとの風聞が流れました。

この日、越前藩邸を山階宮内衆が訪問して内内に語ったところによれば・・・

新選組の近藤勇ら4〜5名が、宮家におしかけ、大政奉還は尾張・越前両藩の持論から起ったものであると、両藩をことのほか悪し様にいい、議論するということがありました。そこで、朝廷は、慶勝・春嶽を登用すれば「又彼輩(注・近藤ら)切迫暴論を来し申すべきやとの恐怖よりして」、両候の参内の沙汰は諸侯が参集するまでは出さないと内定したのだそうです。

<ヒロ>
新選組が何をするかわからない恐怖の存在として朝廷で受け止められていたことがうかがえます。大政奉還推進の佐幕勢力から忌避されていたことも言うまでもありません。

参考:「丁卯日記」

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