2月の「今日」 幕末日誌文久3 テーマ別日誌 開国-開城 HP内検索 HPトップ
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■将軍上洛延期運動 【江】文久3年1月6日、薩摩藩士大久保利通(一蔵)・吉井幸輔が政事総裁職松平春嶽を訪ね、将軍上洛延期に関して内々に話し合いました。 前々日(4日)に両名が入説した上洛見合わせ(こちら)について、前日(5日)春嶽が老中にはかったところ同意を得たので、この日、さらに協議するため呼び寄せたそうです。 この日の協議の大意は、(1)近々に大久保と中根靱負(雪江)が上京し、春嶽と山内容堂の着京前に将軍上洛延期の朝命が下るよう、近衛忠煕関白らに周旋すること、(2)もし春嶽と容堂の上京後でなければ命令を出せないというならば、そのうちに(春嶽らが上京後に)猶予を迫ることとし、幕府ではそれとなく将軍の出発を遅らせること、などでした。 参考>『続再夢紀事』一(2004.2.23) 関連:■開国開城:「幕府の公武合体派連合(幕薩連合)策」■テーマ別文久2「薩摩藩の将軍上洛延期運動」■テーマ別文久3「薩摩藩の将軍上洛延期運動2」■「春嶽/越前藩」「事件簿文久3年」 |
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