4月トップ 幕末日誌元治1 テーマ別日誌 開国-開城 HP内検索  HPトップ

◆3/10へ  ◆3/12へ

元治元年3月11日(1864年4月16日)
【京】松平春嶽、藩議に基づき、一橋慶喜に幕政一新への努力を求める
慶喜、「冷淡」な反応


☆京都のお天気:晴(久光の日記より)
【京】元治元年3月11日、松平春嶽(京都守護職)は一橋慶喜(将軍後見職)に幕政一新に努力するよう勧告しました。

春嶽は同月8日の藩邸での討議(こちら)の結果を受け、慶喜に幕政一新に奮発するよう勧告するため、一橋邸を訪問しました。しかし、慶喜は常態ではなく、軽躁だったそうです。春嶽は<最近、公武一和がようやく整いつつあるが、天下の人心はいまだに一つになっていない。幕府はこの時勢の原因を考察し、旧例に拘泥せず、「断然一新の政策」を立てるべきである>、<目下その事業に当る人物は貴卿しかない。天下の安危を一身に引受け、一新の政策を立てることを希望する>と説きました。慶喜は一応、今後一層努力すると答えましたが、春嶽の話している最中、突然中座し、しばらくしてから戻るなど、待遇が常とは違い、「冷淡」だったたそうです。

参考:『続再夢紀事』三(2002/4/25)
関連:■テーマ別元治1 「参豫会議解体:参豫VS慶喜/幕府」 「参豫の幕政参加問題

◆3/10へ ◆3/12へ

4月トップ 幕末日誌元治1 テーマ別日誌 開国-開城 HP内検索  HPトップ