6月の「今日の幕末」 幕末日誌文久2 HP内検索 HPトップ
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■慶喜・春嶽の登用へ 【江】文久2年5月6日、去る4月25日に赦免の沙汰を受けた一橋慶喜は家臣に対し、言動を一層慎むようにと諭しました。 <今回厚い上意を蒙ったのは、畢竟、家老はじめ一同が厚く心得て取締方が行届いていた為に違いないと大変喜んでいる。なお今後の取締方が大切であり、中でも側廻の取締方は最も大切である。いまや世上の者が我らに注目する時であり、万一若い者が喜びの余り、日ごろの鬱を散じようと遊山・放逸の挙動などがあっては宜しくない。家老・用人以下、他に対しては謹みよく、何事も慇懃とし、かつこの事を側廻の者にも廉が立たないように示しおくように>(『官武通紀』口語訳byヒロ) 関連:■テーマ別文久2「一橋慶喜・松平春嶽の登用と勅使大原重徳東下」■「開国開城」>「安政5〜6:戊午の密勅と安政の大獄」「文2:薩摩の国政進出-島津久光の率兵上洛と寺田屋事件」「文2:勅使大原重徳東下と文久2年の幕政改革」 <参考>『官武通紀』・『徳川慶喜公伝』2(2003.5.31) |
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