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文久2年5月6日(1862.6.3)
【江】一橋慶喜、家臣に言動を慎むよう諭す

■慶喜・春嶽の登用へ
【江】文久2年5月6日、去る4月25日に赦免の沙汰を受けた一橋慶喜は家臣に対し、言動を一層慎むようにと諭しました。

<今回厚い上意を蒙ったのは、畢竟、家老はじめ一同が厚く心得て取締方が行届いていた為に違いないと大変喜んでいる。なお今後の取締方が大切であり、中でも側廻の取締方は最も大切である。いまや世上の者が我らに注目する時であり、万一若い者が喜びの余り、日ごろの鬱を散じようと遊山・放逸の挙動などがあっては宜しくない。家老・用人以下、他に対しては謹みよく、何事も慇懃とし、かつこの事を側廻の者にも廉が立たないように示しおくように>(『官武通紀』口語訳byヒロ)

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<参考>『官武通紀』・『徳川慶喜公伝』2(2003.5.31)

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