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☆京都のお天気:双天(『幕末維新京都町人日記』) ■元治元年6月11日、前10日に会津藩士によって負傷させられた麻田時太郎が自刃しました。 この日、会津藩は、改めて広沢富次郎(安任)に高橋順庵(医師)を同行させ、見舞いの品とともに麻田のもとへ遣わしました。しかし、土佐藩からは<当人は、最初は逆上し、前後の覚えもなく、療治を受け入れましたが、最早、療養は致さぬとの決心ですのでご診察はお断り申し上げたいとのことです>と断られました。そこを何とかならないかといっても<種々心配はしていますが、とかく「偏固の国柄」で当人が決心をした上は、悪しからずお汲み取り下されたい>とのことでした。 この後、麻田は、自刃しました。 麻田が山田八右衛門に宛てた書簡によれば、当初、療養をした上で、柴と存分に果たしあいたいと考えていたのですが、炎暑により万一不本意なことがあっては、士道を立てることができないため、止むを得ず自刃することにしたとのことです。 参考:『会津藩庁記録』四p713-714、6月16日付柴田寛次郎宛柴幾馬書簡(『新選組日誌』上)(2000.7.14) その他の動き 【江】老中水野忠精、海路大阪より帰府/善福寺(米国仮公使館)付近に、外国人が宿泊すれば焼棄するとの警告文が張られる (『維新史料綱要』) |