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文久2年6月27日(1862.7.23)
【江】勅諚:薩摩藩士、江戸城門外を徘徊。


■勅使大原東下-慶喜登用
【江】文久2年6月27日、薩摩藩士十余人が老中退営を見ると称して江戸城桔梗門外を徘徊しました。

前日、老中脇坂安宅・板倉勝静は勅使大原重徳に対して、勅諚を請ける(=幕府内で異論のある一橋慶喜の後見職登用を請ける)ことを内諾しました(こちら)。この日の薩摩藩士の示威行動は、幕議が反復しないよう、老中にプレッシャーをかけるためで、海江田信義(武次)・奈良原喜左衛門らが首謀者だったとか。

参考:『昔夢会筆記』、『官武通紀』(2002.7.23)

【江】一方、総裁職に推されている前越前藩主松平春嶽の方は、この日も病床にあり、登城しませんでした。薩摩藩国父島津久光からは、将軍の書簡を持参して相談したいことがあると面会の申し入れがありましたが、病を理由に断っています。

参考:『再夢紀事・丁卯日記』(2006.1.5)

関連:■「開国開城」「文2:勅使&島津久光東下との幕政改革」■テーマ別文久2年:「一橋慶喜・松平春嶽の登用問題と勅使大原重徳東下」「幕政改革問題」」■越前藩日誌文久2 ■守護職日誌文久2 ■薩摩藩日誌文久2

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