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文久2年8月28日(1862.9.21)
【江】御側御用取次大久保忠寛、横井小楠と会見し、
春嶽の登城再開を求める。

■幕政改革(春嶽、登城スト中)
【江】文久2年8月27日、側用取次大久保忠寛(一翁)が、越前藩政治顧問横井小楠と会見し、幕政改革に障害がなくなったことを説明し、松平春嶽の登城再開を求めました。

大久保は、大目付岡部長常からきいた小楠の幕政改革案に一同感服したと話しました。(前日、小楠に会って話をきいた岡部は、その後登城して小楠の案を披露していましたこちら)。ただ、参勤交代廃止については老中板倉勝静(防州→周防守)が「宗祖の遺法」を理由に反対しましたが、岡部と大久保が説得して了解させたそうです。このように「春嶽殿の御持論は悉く貫徹」することになったので、是非出勤するようにと勧めにきたのです。小楠は、春嶽の登城停止は岡部に通告したものなので、登城再開についても岡部から申し入れるよう返答をしました。

参考>『続再夢紀事』一 (2003.9.30)
関連:■開国開城「勅使大原重徳東下と文久2年の幕政改革」■テーマ別文久2年:「幕政改革問題」「横井小楠」「大久保一翁」■越前藩日誌文久2 

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