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文久2年閏8月3日(1862.9.26)-
【江】幕政改革へ:幕府、三奉行らを政治改革用係に任命/
大目付岡部長常、春嶽登城再開を申し入れる

■幕政改革(春嶽、登城スト中)
【江】文久2年閏8月3日、幕府は三奉行や勘定吟味役12人を政治改革用係に任命しました

この日の夜、大目付岡部長常が春嶽に報告したところによると、老中板倉は1日に横井小楠の議論を聞いて以来(こちら)、「大改革」断行に強い決意を示し、他の者も発奮して1日から御座の間で会議を行い、2日には将軍の午前で会議を開いたそうです。

また、春嶽が渡した意見書(愚衷)(こちら)にも老中一同感服し、すでに将軍も目を通し、現在は一橋慶喜の手許にあるが、不日返却されるとのことでした。そして、このように幕府も改革に熱意をもっているので、意見書返却の折をもって速やかに出勤してほしいと申し入れました。

参考:『続再夢紀事』一(2003.10.2)
関連:■開国開城「勅使大原重徳東下と文久2年の幕政改革」■テーマ別文久2年:「幕政改革問題国是決定:開国VS破約攘夷」「将軍上洛問題」「横井小楠」■越前藩日誌文久2 

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