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足利木像梟首事件 編

足利木像梟首事件(「今日の幕末京都」より)

<詩歌>

大庭恭平 会津
藩士
護送されるときに紙筆を乞うて詠んだ歌
「君恩深以海 臣命軽一毫 無復関心事 檻車戴夢行」
「心なき 野辺の花さへ あはれなり 今年限りの 春と思へば」

(七年史)
題しらず
「なみあらき 外の浜辺は しほかれて 秋さへかすむ 月をみるかな」
「罪なくて 見ばやと人の ねがふらん ひとやの中の 月を知らずや」

(勤皇文庫)
長尾郁三郎 京都
商人
<元治元年7月20日 六角獄にて斬死(焼死説あり)>
折にふれて
「あはれ世に ことあら磯の 浪立たば 水つくかばね 我が願ふこと」
題知らず
「忠やかに つとめましつる 年月の いさをあらはる 君のたまもの」
「もののふの 思ひこめにし あづさ弓 いま引くたかに 任す身の上」

獄中詠
「君がため 死なむとおもひ 定めては ひとやの中は ものの数かは」
「はし鷹の たけきこころも 籠なれて あはれはかなく 送る月日か」

 <参考文献>『勤皇文庫 第五編 詩歌編』(大正10年)、『維新志士勤皇詩歌評伝』(昭和13年)、『志士詩歌集』(昭和17年)
佐幕派もとりあげたいのですが、手持ちの資料からアップしているので当分、尊皇派が中心になると思います。

<小伝>

じゅんびちゅう。

<参考文献>『維新志士勤皇詩歌評伝』、『勤皇文庫 第五編 詩歌編』
『徳川慶喜』(中公新書)、『幕末維新人名辞典』(新人物往来社)、『明治維新人名辞典』(吉川弘文館)
『幕末維新 新撰組・勤皇志士・佐幕戦士たちのプロフィール』(新紀元社)


01/6/8

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