開基不詳であるが、承元二年(一二〇八)に四国讃岐の善通寺徒弟秀栄により再興されてから、およそ八百年以上の歴史を持つ真言宗寺院である。その後、歴代山主によって密教道場として栄え、現住職は三十世になる。

 建立当初は現在脇侍仏の阿弥陀如来が本尊であったが、永禄三年頃千葉豊後守入道が下総國(現在の千葉県)から招来した不動明王に本尊が代わり現在に至る。

山号の「青龍山」は、農村地域であるゆえ五穀豊饒のため龍神に雨乞いの願いをこめて「龍」の字を用い、圓光寺が御調八幡宮の東に位置するため東方を意味する「青龍」を山号にしたと思われる。

 平成十六年に統廃合となった今津野小学校の前身である「開明舎」の創立当時に校舎となる。

地 藏 菩 薩

 像高41cm漆張り34cmの木彫寄木造。
 柔和な面相衣大の彫法は流麗で、法衣は金色に塗り、胸から肩・背中にかけて唐草紋を描き出しているのが特徴。室町時代作。
 広島県指定重要文化財。

阿弥陀如来

 木彫寄木造りの坐像。像高81cm、漆張り65cm、漆前衣大の部欠ぐ法衣は通肩に着している。白毫を附す肉髻相なく螺髪に切込式耳朶孔の部は欠ぐ。円光背の径61.5cm。室町末期の作と思われる
 尾道市指定重要文化財。

本尊 不動明王

 諸魔煩悩を剣で断ち衆生を助ける、古くより篤く尊崇を受ける、密教の代表的な明王の立像。當山本尊は不動明王には稀な秘仏であり、33年毎の開帳は今に引き継がれている。
 次期開扉法要は平成36年(2024年)に厳修される。

聖観音菩薩

 木彫寄木造りの立像。像高100cm。
正観世音菩薩ともいわれ、千手十一面如意輪等多くある観音の本身であるとされる。当山の聖観音は、台座後背を含めると全高160cm。

弘 法 大 師

 真言宗の宗祖「空海」。木彫寄木造り
の坐像で、
像高45cm。


毘沙門天

 木彫寄木造りの立像で、像高は70cm。
 仏教では多聞天とも呼ばれる四天王の一尊。密教では十二天の一尊、北方の守護神であり、左手に宝塔を捧げ持つのが特徴。






本尊 不動明王
阿弥陀如来
地藏菩薩
弘法大師
毘沙門天
聖観音菩薩

釈迦十六善神画図

絹本著色釈迦十六善神画図

 絹本著色にて幅仕立に造る。絹中縦一〇四センチ、横五十六・二センチ絹目の織りは荒い。一巾半の裂を継いで画面の絹巾となす。著色は鮮明に残るが本尊背部は破損、制作は室町時代後期と推定される。
尾道市指定重要文化財。

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両界曼荼羅

 絹中約百四十センチ四方の享保十年作の曼荼羅軸。金剛界曼荼羅は羯磨形であり一会図で描かれている。

胎蔵界曼荼羅
金剛界羯磨形曼荼羅


涅槃図

絹本着色涅槃画図

 絹中縦約一二〇センチ、横約一一〇センチの涅槃図軸。
尾道市指定重要文化財。

光明字輪曼荼羅

光明字輪曼荼羅

 縦約二〇五センチ、横約七十六センチの光明曼荼羅軸。享保四年の作。

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