俺はみどりを抱きかかえ、起き上がらせようとした。
しかし、彼女に手を伸ばした瞬間、選択を誤ったことに気付いた。

……バカ! そんなことしたって、また彼女の自由を奪うだけじゃないか!

俺は思い直し、慌てて美樹本と向かい合った。

が……すでに遅かった。

 

 

……その音を聞いた瞬間、俺は、涙と絶望だけが支配する闇の世界へと落ちていった……。

 

 

闇に飲まれて

(エンディング No.6)

 

 

読むのをやめる