ベラギンポ
Trichonotus setiger


はじめてこの魚をまじまじと見たのは、透明度のいい日に砂地ポイントを突き進んでいたときでした。なにか視界のギリギリの距離でなにか細長いものがフヨフヨと漂っているのが見えたのです。それがベラギンポだと確信するまで、数分かかりました。よく見ると、雄の特徴の長い背びれが折りたたまれて、体にかかっているのがわかります。本当はこの背びれを立てているときの写真が撮りたいのですが、こいつらは雄同士で向き合ったときも、雌に対してアピールするときもほんの一瞬しか立てないのです。もったいない話です。もっとたててくれ〜!!!以前一度だけ見たベラギンポは、手で砂地を探ると一瞬飛び出してまたすぐ砂に飛び込んでいったもので、図鑑に載っている本体の写真の見て、「こんなんどないして撮ってんねん」と思ったものでしたが、次はぜひ、ひれの立てた写真を撮ってきたいと思います。
B.A