スノーメン タイトル



ここのページは、

お子さんと一緒にキャンプで遊ぼう!!

と、お父さんに呼びかける Snowmen Camp Club の活動報告です。
クラブと言っても組織になっているわけではありません。
集まったそのときの人たちが仲間です。

さぁ、お父さん、キャンプ遊びをとおして心の強いお子さんに育てよう!

######################


07/12/31(月) キャンプじぃじの日記

昨日、古い仲間に久しぶりに会えた。
少ない量でももうすぐに二日酔いだ。 具合が悪い。

「モンスター・ペアレント」という怪物が教育界を荒らしている。
もうすでに社会問題となっているらしい。
僕も何年か前に遭遇したね。
僕のビデオの販売価格が高いという。
紙一枚にビッシリと文句が書かれてあった。
何を基準に「高い」のかは書いてない。
僕はその親に「このビデオは希望販売ですので、納得をいただいた上でご注文ください。」という返事と一緒に返金したことがある。
それでこの怪物について興味を持つようになった。

中経出版 本間 正人著 「モンスター・ペアレント」 1300円

学校や幼稚園の先生 BSのリーダー、あらゆる少年スポーツのリーダー、必見の本だね。
この怪物の対処法を具体的に示唆してくれる。
そのための書式例まである。
深刻な内容を取り上げているわりになぜか僕は笑い転げながら一気に読んでしまった。
面白い本だ。
この本の p204 に子供を怪物に育てないよう訴えていて、「キャンプ」と「ボーイスカウト」を勧めているところが非常に興味深い。
僕が思うにそういうモンスター・ペアレントは「育てられ方」が悪かったからだと思う。
この本を読んでいて、突き詰めるとそういう親は総じて「幼稚」というところに落ち着くと考えた。
気楽で楽しいことが幸せと覚えた結果、享楽を追い求める人生になり学ぶこと、しいては働くことをしなくなる。
心の成長が止まるので幼稚。
という図式がこの怪物にも当てはまるだろう。

昨日古い仲間の一人が小学3年生の男の子を連れてきた。
父親が妙に甘やかすことと、ピーマンが嫌いということの二つで、僕はソイツに忠告をした。
酒の勢いもあってしつこくしてしまったが、子供を育てるのに「ハウツー」があること自体を認識させるのが精一杯だった。
僕の言ったことを少しは心に留めて欲しいと願うばかりだ。
お父さんも、このことに早く気付いた分、将来社会を堂々と生きていくことができる子に育てられると思うよ。
「モンスター・ペアレント」にならないためにも、子供をそう育てないためにも、ぜひ学んでほしいなぁ。


07/12/30(日) キャンプじぃじの日記

ここ数日、四人の男の子のうち三番目が帰ってきている。
上二人は心に歪ができたまま戻らない。
三番目とは毎晩晩酌を酌み交わした。 物や金では決して味わえない時間を過ごせた。
まだまだガキっぽいところがあるが、後は自分で乗り越え自分の人生を作っていくのだから、もうひっぱたいたり怒鳴ったりはしない。
驚いたことは四番目の子の様子だ。
三番目が帰ってきた瞬間から「お兄さん」ぽく振舞っている。
兄弟の絆は、凄まじい力があることを改めて感じた。

スキー仲間の古いビデオが残っているが、もちろん僕の子供たちのも残っている。
僕の四人の男の子が江戸川の土手でダンボールに乗って滑って遊んでいるシーンなどたくさんの思い出が詰まっていた。
まだ一才頃の四番目の子の世話を一番目と二番目がよくしている。
僕が羨ましくなるほど仲のいい兄弟たちだった。

三番目の子に僕が言った。
「お前と末っ子がしっかりと人生を宗教に学んで強く、そして最高の生き甲斐を身に付けて欲しい。
そういうお前たちを上の子が見て回心するのがお父さんの夢だ。
それはお父さんが死んだ後になるだろう。
お父さんはなんとしても、お前たち四人、欠片もなく天国で会いたい。
ビデオに残っているように、この賑やかで幸せな時間を天国で必ずよみがえらせたい。
必ずそれが実現する。
生きている間は、ただの旅人でしかないからだ。
目的地にはお前たちが揃っている。」

馬鹿げていると思われようとなんだろうと、僕はこのことを信じて豊かだ。
盲信なんかではない。 本物の希望だ。


#### Snowmen Camp Club ####

07/12/26(水)〜28(金) 冬季キャンプ実施

末っ子の2回目のソロキャンプを行った。
場所は、若洲海浜公園キャンプ場。
距離は埼玉県越谷市から片道34.5km(子供の調べ)だ。
子供は自転車で、僕は二人分の資材を車に積んで出発したら、子供の方が早く着いた。
僕はサポートで行くから、あり物の6人用のドームテントとタープというスタンダードなスタイルで、子供は「竹ハウス」の小型バージョンを建てた。
子供のは、建てるのに骨組みに時間がかかるが構造上ワンルームで完結する。
たぶん生活をするのには、それの方が快適だろう。
夜、その中でランプを灯すとまるで灯篭のようだ。
同じモノが三つ、四つ、とあったら幻想的だろうね。
子供がその中でどう生活をしたかはまったく干渉しなかったので分からない。
初日に記念写真を撮りに一回行っただけだ。
海岸線に落ちる夕日が松林越しにとっても美しかった。
それをバックに子供を撮った。 強制発光のフラッシュをたいて銀塩カメラで撮った。
僕はビデオ屋でスチルはよく分からないが、上手に撮れただろうかねぇ?

子供は、本当は釣りをするはずだったが下調べができていなくて公園の周りのサイクリングコースを走ったようだ。
東京湾とはいえ海に囲まれていたからロケーションはよかっただろうと思う。
僕は散歩をした。 ずいぶん多くの釣り人がいたがみんなボーズだったようだ。

今回のために僕は炊飯訓練などをしてきた。
その甲斐があってバッチリの生活をした。
今まで調理なんてしたことがなかったが、夜のおつまみも食事も最高さ。
二日目には、グループ用のコッヘルで一合の餅つきをした。
そして手打ちうどんもした。
300メーターばかり離れていた子供を試食で誘った。
都内なので携帯がバッチリ届く。
足湯も誘った。
こうやってお父さん自身がキャンプの見本を示すのが SCC の親子キャンプなんだな。
教育の部分。

ソロキャンプでは、どう過ごそうと自由になるが、だらしない生活をしていなければ成功だ。
将来自立したときに享楽に溺れた人生にならないよう、規律のある生活を自らできるよう、祈るばかり。
実際はどうなんだろうかねぇ・・・ パンドラの箱だ。

##############


07/12/25(火) ビデオマンの日記

〜〜〜〜ビデオ屋を目指す方へ〜〜〜〜

一人2カメ

木曜日にはキャンプでいないので今書き込む。
僕は本当に仕事熱心だなぁ。
だれがなんと言うおうと僕は、一所懸命に仕事をしている。

僕の場合、この冬の発表会から一人2カメを導入した。
この技法は別に新しいものではない。
パン棒に取り付けられる小型のスイッチャーが10年位前からあってそれで一人2カメで撮る業者はいた。
それを「売り」にして顧客を伸ばした人もいる。
ピアノの発表会の仕事ではもうスタンダードになっているようだ。
なぜ僕が今まで取り入れなかったのか、その理由にはいくつかある。
まず、それが可能となったデジタルのスイッチャーは、基本的にAバスがスルーでBバスがデジタルで同期させている。
この時点でBバスは位相がずれたままだ。
また、WBも微妙に合わせきれない。 結果として色が合わない。
一般の人には分からないものだが納得できなかった。
もう一つ、
それは採算面でのことでだ。
個人事業のビデオ屋では、1日の撮影で10万の売上が商売の分岐点になる。
幼稚園の発表会での売上は、ホームビデオカメラの普及とともに下がりっぱなしだった。
それを2カメにしたからと言って売上が上がりそうな気配がなかった。
さらに、ピアノの発表会などはリレギュラーの顧客が多いが、僕の場合ほとんどがレギュラーの仕事だ。
2カメにしてしまったら、売上に関係なくず〜〜っとそうしなければならない。
ささやかな売上アップよりコストのリスクが大き過ぎていた。
それと一番大きい理由。
それは自分自身で取材する分にはいいが、もし取材が重なったときにそれが出来なくなる恐れがある。
人材でのリスク、これが大きい。

それでなぜ今年から2カメにしたかというと、それはビデオの編集ソフトによるところが大きい。
今までのソフトで2本のタイムラインを合わせて「スイッチング」することは出来なくはなかったが時間がかかりすぎた。
僕の場合、今のソフトの前は、「ラプター・エディット」だった。
出たてではPC編集で仕事に使えるということで大流行したが、ご存知の通りそこまでの性能はない。
それでも試しに何回かやったことがある。 大変過ぎだ。
今度のソフトでは、簡単に時間軸を合わせられるし位相もWBもある程度思いのままに調整できる。
周りの個人事業のビデオ屋さんたちも一人2カメをスタンダードにしてしまったから、取り入れないわけにもいかなくなったという次第だ。
それから販売もVHSからDVDに移行して若干利益率が良くなった。
コスト面でもいい方向にあるようだと判断できた。
残るは人材でのリスクだ。
僕の場合、2年後ぐらいをメドに「お弟子さん」を本気で募集する予定だ。
そこに期待をしている。

こういう具合に商売だから提供するサービス内容を安定させることが非常に重要なんだな。
今現在売れもしないハイビジョンにこだわるビデオ屋は、僕にしてみるとトーシロ以外何物でもない。
これからビデオ屋を目指す若い人は、ここに注目して欲しい。
ビジネスセンスを鍛えよう!

次回はこれの技術的なことを書き込もう。


07/12/25(火) キャンプじぃじの日記

まぁ、子育て真っ最中のお父さんは自分の「死」なんか考えている余裕もないし、死んでなんかいられないだろうね。
僕もまだ最後の一匹を社会に放流するまでは死んでられない。
でもいつ死んでもおかしくはないことを実感してもいる。
ついこの間までは、我々の年代の親の葬儀がオンパレードした。
その都度古い友人に会えたのだが、そのときに誰かがこう言った。
「もう葬儀でしか会わなくなってしまったようだ。」

スノーメン・キャンプ・クラブ
の名前の由来は、旧スノーメン・スキー・クラブにある。
名付け親は僕で「雪だるまになって転びまくってスキーを楽しもう」という意味を込めた。
雪国ではないこの埼玉県人が成人してスキーを覚えるときにどうしても「見栄」がちらつく。
そう、「私をスキーに連れてって」なんて映画が流行っていた頃だ。
しかし、見栄を張って転ばなかったヤツほど上達は遅い。
だから、恰好つけなくて大いに転んで思いっきりスキーを楽しもう、そう願ったんだな。
なんかね、これ子育ての奥義でもありそうだ。
それで、「失敗を乗り越える」という元気を込めてキャンプ・クラブなのにそうネーミングしたわけだ。
もっとも、クラブと言っても特定したメンバーがいるわけではない。
強いて言うならキャンプ・じぃじことこの僕と、おばばと、古い友人一人が常連さんということだ。
「スノーメン」という名前を使うのでそのお披露目に2年ぐらい前に戸田の道満グリーンパークで古い仲間を誘ってディキャンプをした。
葬儀ではなく遊びで集まれたのはもう何十年ぶりだった。
それがそのまま今のディキャンプになったんだな。
しばらく葉書で連中を誘ったが、結局、いつもの一人以外誰も来なかった。

それから2年経って今年は忘年会をしようということになった。
今月の30日にやる。
メールで誘ったのがいて、返事が
「待ってました。」とあった。
すごく楽しみだ。
旧スノーメン・スキー・クラブには活動の記録にビデオが残っている。
だいたい25年前からある。
それを上映しようと思う。 幼稚園でプロジェクターが借りられそうだ。 大写しで楽しめる。
本当に懐かしい。 貴重な記録だ。

貴重な記録と言えば、この間、幼稚園で事務をしている方が僕のビデオを
10年前に買っていた。
DVDにして欲しいと言う。
たくさんのタイトルを買っていただいていた。
僕は発表会などのような記録は、あまりに多すぎるので古いものは残していないが、「卒業ビデオアルバム」と「お泊まり保育」は始めたときからのものを保管している。
お泊まり保育で一番古いものは昭和61年だ。

たくさん買ってくださったその方に、アルバムだけは残っていたので焼いて今日あげるつもりだ。
きっと大喜びするだろう。
僕のビデオは、そのときには分からない価値が10年後にあるとっても不思議なものだ。

まぁ、古い友人に元気に会えるのはもう何年もないだろう。
そのうちに、友人の、いや僕の葬儀で会うのももうじきだろう。
歳をとったからこそ一日一日が貴重になるんだなぁ。

これからも生きている限り子供たちにその時の思い出を缶詰にしていこうと思う。
お父さんもね、しっかりお子さんを記録してください。
僕の体験ではどうしても第二子が少なくなる。 ご注意を。


07/12/24(月) キャンプじぃじの日記

メリークリスマス!

今日はサンタクロースがいっぱいいそうだね。
ところでこのサンタの赤い服はコカ・コーラの販売促進で出来上がったものだという。
このサンタは熱心なクリスチャンだったことは日本ではほとんど知られていない。
三省堂の「辞林」で調べてみて欲しい。
子供には本当の意味を知るよう教育していこう。
「意味」を知らずに馬鹿騒ぎするのってどういう意味なんだろうかねぇ。
中にはクリスマスはセックスをしなければいけない日と思っている日本人もいそうだ。
悲しいぐらい幼稚だね。
ボーイスカウトに習って信仰奨励ができたらいいね、それが本来の目的だ。
ちなみに、お父さんのお宅が仏教だったら「花祭り」をしっかりやろう。
4月8日に甘茶を飲む。
僕も飲んだことがある。 滅茶苦茶甘かったね。

僕の子は、小学校3〜4年生までしかプレゼントをあげなかった。
「モノ」に執着して欲しくないからだ。
その分、毎年本当のクリスマスを行っている。

お父さんも、子供の教育のために今日は宗教について改めて考えるチャンスだね。
有意義な日になりますように。


07/12/23(日) キャンプじぃじの日記

おかしいなぁ、隠居生活が始まらない。
発表会の後半のシーズンは1月最後の週から始まって毎週ある。
しかも今年は途中から週に2つ販売用のイベントをこなすことになった。
その他に卒園までに納品の「卒業ビデオアルバム」が1件、インタビューを中心にした「ビデオ寄せ書き」を2件納品しなければならない。
オーバーワークだ。
そこでビデオアルバムをもうある程度編集することにした。
12月のうちにアルバムを編集するのは初めてだ。
PCの容量が飛躍的に大きくなったのでできる。
おかげで仕事となっている。

26日から末っ子のための冬季キャンプがあるが、子供に早く計画書を出せと言っているが自分のはまだだ。
と言っても僕のはメニューだけでいい。
このためにどれほど自主訓練をしてきたことか・・・
炊飯訓練は少なくとも20回はした。
数日前、二日酔いで食欲がないときには「雑穀米」を炊いた。
袋のレシピでは、2〜3合に一袋の割りだが、1.5合に二袋入れた。
塩をふって僕には最高だった。
キャンプでの一食にできる。

お父さんも冬の寒いキャンプの体験を子供にさせよう!!
慣れないうちはディキャンプでもいい。


07/12/22(土) キャンプじぃじの日記

末っ子の高校に呼び出しを喰らった。

そもそもここに書き込んでいる動機は、僕自身子育てがへたくそでドジを踏んだからこそ、子供が優秀ではなくおばかチャンだからこそだ。
同じドジをお父さんがやらないよう警告したい、という僕の気持ちだ。
僕のドジには二つの要因があった。
それをハッキリ分かることで対応策が取れるわけだ。

それの一つは、僕が無知だったことだ。
子育てについて無知。
正直言ってこれほど恐ろしいことはない。
しかし生まれながらにしてこれを知っているお父さんはいない。
多くの若いお父さんに、僕はここのところのヒントにこの書き込みを読んで欲しいと願っている。 育て方。

もう一つは、僕の子は頭が悪い。 
多分に遺伝的要素があるようなのでこれは子供に罪はない。
障害を親が認めそれを克服するのかどうか。
二つ目のドジはここにあった。 子供を客観的に知ること。

僕は三人目でやっと子育てを本気で学んだ。
ぜひ、お父さんもこのハウツーを命がけで学んで子供を良く知って欲しいと心から願っている。

発達障害にはいろいろある。
僕の子の場合、具体的には「学習障害」だ。 
そして障害まではいかなくてもそのボーダーラインである。
ここは重要だ。
学校の成績が極端に悪い子はこれを疑った方がいい。
頭がいいからと言って安心してはいけない。
一つの科目に妙に成績がいい場合、アスペルガーとそのボーダーラインがあるかも知れない。
やたら元気が良すぎる場合、注意疾患多動症かそのボーダーラインかも知れない。
「障害」まではいかなくともこの「ボーダーライン」を考えると結構な子が当てはまるような気がするんだな。
だからお父さん、良くお子さんを観察するべきだ。
仕事で忙しくて子供を見られないというなら、ここのところが絶望的だね。
子育てを他人任せにするなと訴えているのはこういうことだからだ。

さて僕の子の障害の特徴は、「覚えられない」ということだ。 分かりやすい表現ならIQが低い。
良く観察をするとどうやら物事に対する興味関心が低いということが分かった。
これはうつ病のやる気のなさとは質が違う。 
関心がないから覚えられない。 そういう脳みその構造をしている。
だから言葉がけで関心を持てるようにしてみる。
多少の効果はある。
それよりもっと効果的なのは、本人に緊張させることだった。
普通の子は無意識に緊張して学習するが、学習障害とそのボーダーラインの子は、本人に「緊張」そのものを教え感じ取るよう子育てをする。
具体的には僕は、ボーイスカウトの活動をしたということだ。
子供に体験で教える。
自然の中で緊張させる。
かなり有効な手段だった。

しかし、昨日学校に呼び出された。
赤点三つで呼び出された。
先生いわく、生活態度は悪くはない。 単純に覚えるかどうかだな・・・
僕はこの子が学習障害のボーダーラインであることを再認識した。

ということで今、朝の6時半。
机で居眠りをしている末っ子の頭に、僕の良く使い込んだ拳骨球が落ちたという次第。
末っ子が飛び起きて外に走りに行った。 逆らわない。
高校生でこの肝心なことでは逆らわないように育てられたところが、僕の学習した部分だ。
自動的にこう育たない。

さぁ、お父さんもお子さんを良く観察して特長を理解しよう。
そして子育てのハウツーを実践しよう。
もう一度書き込む。

買ってでも子供に苦労させろ。
鉄は熱いうちに打て。
子供に旅(命がけの)させろ。
日本舞踊の「親子連獅子」。
日本昔話。
古くからある生き方の本・・・・


07/12/20(木) ビデオマンの日記

〜〜〜〜ビデオ屋を目指す方へ〜〜〜〜

録音

この仕事で発表会の取材はしっかり録音ができなければならない。
一般のホールではラインがもらえるが幼稚園のホールでは、自分でマイクを仕込む必要がでてくる。
ホールの構造、そこには入る人の量、音響機器の状態、それらでどう仕込むかを考える。
一つの方法ですべてに当てはめられない。
現場で全部違う。 ぜひ研修ではどう違うのか見て学んで欲しい。
特に谷口の場合「セリフ劇」が多い。
大太鼓の大音響から、年少さんの小さい声までを拾うとなるとそれなりのノウハウが必要だ。
しかし、今現在の個人経営のビデオ屋の中にはカメラマイクで商売を平然としていたりしている。
若手のビデオマンは、ぜひそういうビデオ屋を蹴散らして売り込んでいただきたいね。
中には、未だにDVDを販売できないビデオ屋も実在する。
そこの注文書には、「VHS」と「DVD」を選ぶのではなく「VHS」と「β」を選ぶようになっているという。
絶句だ。
売り込むチャンスだよ!!

さて、幼稚園での場合は、基本的に音響機器からラインをとらない。
スピーカーに onマイクをする。
そしてセリフ用のマイクに僕の場合指向性を使う。
メーカーはゼンハイだ。 このマイクは「風切り」に強い。 インタビューなどで子供の声を録音するときに子供の「息」がかかっても大丈夫だ。 ただ専用のファンタムでなければならないのが難点だ。
普通の、というかこのメーカー以外のファンタムの電圧は 48v と決まっているがこれは電源とのやり取りが複雑らしく専用以外では使えない。 小さな声も小さいなりに何とか拾ってくれる。
合奏や合唱は、プレッシャーマイクで拾う。
このマイクは音の振動ではなく「音圧」を感知する特殊なものだ。 構造も平たい板状になっていて天井に貼り付けたり、壁に張り付けたりできる。 スピーカーのそばの壁に貼り付けるとライン成分と演奏の両方が1本で録音できることもある。
このマイクのスタンダードな使い方は、ステージの一番手前に置くように仕込むことだ。
谷口の場合、幼稚園でゴムのブロックをいただいてそれを加工して、このマイクに傾斜を付けられるようにした。
開発メーカーはアメリカのPZM社でそこのをもう20年使っている。 今では国産もある。
最後にスピーカーに仕込むマイクは、ダイナミックの無指向だ。 スタンドで仕込だり紐でスピーカーにくっつけたりと工夫をしている。
ミキサーは、タムラTS 4000S というのをこれもまた20年使っている。 たぶんもう廃盤だろう。
4入力、内2chファンタム付、モノ−ステレオ切り替え、コンプレッサー、ローフィルター、1k出力付、出力は−20が2出力、+4が2出力の4出力。
最低限必要なものがあって無駄がない。 シンプル・イズ・ベストなものだ。
放送規格で当時28万ぐらいだった。
これにゼンハイ1本、PZM2本、ダイナミック1本を入れてミックスする。
出力はモノだ。 ピアノの発表会や吹奏楽ではステレオでなければならないが幼稚園の発表会はモノで十分。

1カメだったころは、音もいじくれたが一人2カメでは音まで管理できない。
そこでミキサーのコンプレッサーを最大限に頼ることになった。
最大音でオーバーコンプギリギリを狙う。
それで小さな声を何とか拾えるようにしている。 だが限界はあるね。

次回は一人2カメについて書き込もう。


07/12/19(水) キャンプじぃじの日記

滑り込みセーフ!!
たいがいの幼稚園は明日でお休みだ。
昨日、年内最後の取材と年内納品を無事終了した。
今日、追加1本納品とクレーム1本届けてお終い。
間一髪間に合った。
便秘で詰まっていたものが出た感じがするね。 あぁ爽快。
これからしばらくは、じぃじの隠居生活を楽しむ日々になる。

と、思いきやここのところおばばが風邪を引いて具合が悪い。
一昨日は出前を頼んで、昨日はいつもの店で夕食となった。
今朝は、僕も調子悪くなり朝飯を末っ子に作らせている。
今、台所でなにやら作っている最中だ。
この子がいなくなる2年後に向けて、寂しさを紛らわすために SCC のディキャンを強化しようと思う。
そしてそのころには本格的に僕の仕事の弟子を募集するつもりだ。
それらを少しずつ準備をしている。
有言実行。 大切だ。
僕の周りを見て重大な障害が目の前に迫っているにも関わらず何の手はずもせずに先送りしている事象がビックリするほどいくつもある。
個人の生活から事業の経営まで何も戦略を打っていない。
見るに見かねてつい余計なことを口出ししてしまう。
僕の悪い癖だ。 おしゃべりで黙っていられない。
そこでどうしてそう障害を乗り越えることを考えようとしないのかを、考えた。
それらの共通点を見出した。
どうやら子供の頃に切羽詰った体験をしていなそうな方々であることに気付いた。
僕の場合、小学校高学年で両親が離婚して、それからとても話せないぐらいの辛い思い、悲しい思い、悔しい思い、をした。
今思うと、その体験こそが僕を強くしてくれたとつくづく思う。
仕事で新規開拓ができたのは、子供の頃に辛い思いを体験したからこそだ。
うつ病なんかで引き込むことがないのは、子供の頃に打たれたからだ。
実体験でそう思う。
もしそれがなかったら、町工場をやっていた父親の長男としてちやほやされてろくでもない「お坊ちゃん」になっていたことだろう。

ん?
なんか今、そうなっているって聞こえたような気がしたが・・・
気のせい、気のせい。

台所に立っている末っ子には、キャンプ生活で僕と同じような辛い思いをあえて体験させてきた。
玄関前で真剣勝負でどなったりもした。
間違えなくこの子は僕を「仮想敵国」にしているはずだ。
それがいい。

子供の優しいお友達のお父さんではない。
だからこそ高校生の男の子が僕の「朝飯を作れ!」の命令一つで逆に動く。
子供の心は自動的に育たないのだ!!
お父さん、ぜひこの事実を知って欲しい。
オヤジの愛とはこういうものだ。
どうか、この子は頭が悪くても人生の障害を積極的に乗り越え、その乗り越えることが人生の喜びとなり幸せを感じることができるようにお導きください。
オヤジのお祈りとはこうする。


この子もいなくなって、もしかしておばばもいなくなったら・・・
その前に僕は天国へ行きたい!!


#### Snowmen Camp Club ####

07/12/16(日) ディキャンプ実施

12月に入ると戸田の公園に遊びに来る親子連れはほとんどいなくなる。
・・・はずだったが、うちのおばばの「営業力」で三人のお父さんと多くの子供たちで「枝ハンコウ」作りを楽しんでもらうことができた。 快挙だ。
今までおばばは、子供を産むこと以外に役にたたなかったが、妙な隠れた才能があったものだ。
幼稚園を営業開拓させればよかった・・・・
でももう手一杯なんだな、残念。

お昼に「鳥丸」をやるつもりだったが、どうやら冷凍の中国産が入ってこなくなったらしくどこにもない。
クリスマスが近づいたところで出回るそうだ。
それでその雰囲気だけでもということで、味付けがしてある鶏肉をダッジで焼いて、鳥の皮でスープを作った。 
ダシで使った皮はいつもは捨てるのだが、古い友人の提案でそれを「カリカリ焼き」にして食べた。
非常にGOODだった。
飯は、最近開発した手法で1.5合炊いた。
安定した炊き具合になってきた。 友人にも評価をもらえた。
年寄り三人はこれで十分以上だった。
いや、ちょっぴり余ってしまったので「ネコマンマ」にして完食した。
思い立ったら吉日。
ということで「足風呂」をやった。
子供たちに体験させようと思ったが、親子連れたちはあまりの寒さと強風で撤退してしまった。
これは、子供たちを大いに喜ばせられそうだ。
来月に親子連れがいるかどうか分からないが、早く準備して子供が一人でもいたら足風呂を体験させたいね。
きっと、目を丸くして喜んでもらえると思う。
そして次回は「餅つき」だ。
コッヘルセットで餅をつく。 もちろん僕のオリジナルの手法だ。

さて、古い友人といつもの銭湯に行き、いつもの店で打ち上げをした。
その反省会の席上で「旧スノーメン・スキー・クラブ」の忘年会をしようという提案が友人からあった。
12月30日(日) 越谷市
で行う。
業務連絡。(遊びでも業務だ)
以上。

###############


07/12/16(日) キャンプじぃじの日記

HPを開設していると毎日、毎日、迷惑メールが70〜100通届く。
仕事から逃げて気楽に金儲けしたいと願う人がいかに多いことか。
子供に「気楽で楽しい」を覚えさせてしまったら汗を流して働くことをしなくなると思うよ!

昨日、37歳の無職の男が銃を乱射させる事件が起こった。
まるでアメリカ社会だ。
もう何年も働いていないのになぜ銃を持つ許可を得て買えたのだろうか?
生活に困っていたわけではないことだけは確かだ。
僕の身の回りにもいる。 働かなくても新車を買ってもらって毎日ブラブラしている。

子供には、苦しいこと、悲しいこと、いやなこと、辛いこと、それらを乗り越えていく生きる面白さを教えよう!
僕も、30才代、40才代、と今の仕事を開拓しながら不良になってしまった上の子二人のことで地獄みたいな思いをしたが、それを乗り越えその中に「幸せ」を見出して生きてみた。
そうしたら、50才代はパラダイスだね。

子育ては、
「鉄は熱いうちに打て」
「子供に旅(生きていられるか分からない危険な)をさせろ」
日本舞踊の「親子連獅子」
というのが昔からのものだ。

さぁ、お父さん、
子供を小さいうちから不自由なキャンプ生活をたっぷり体験させて育てようではないか!!
そして、「辛いこともたくさんあるキャンプだったけど面白いね。」と言葉掛けして欲しい。
こうして具体的な行動で乗り越える面白さを子供に教えよう!


07/12/15(土) キャンプじぃじの日記

冬のキャンプでは「足湯」をやると暖まっていい。
竹の骨組みにブルーシートをかぶせて、そこに湯を張る。
今年は自分のための工作物で作ろうと思う。
何年か前に、トラックのホイールでやったことがある。
15分も足をつけると汗が出てくる。
お試しあれ。

明日は、SCCのディキャンプだ。
予定では「鳥の丸焼き」をダッジオーブンでやるが、どうなることやら・・・・


07/12/14(金) キャンプじぃじの日記

仕事で納品のメドが来週になってしまったがやっとたった。
一丁前に僕にも師走のあわただしさがあった。
だけど取引先の幼稚園が冬休みになったところで3週間ばかし失業の身となる。
その間、一つだけポツンと仕事をする。
遠足の取材だ。 毎年正月休みにある。
子供の頃、遠足でワクワクしたものだが、しばらく子供たちの歓声を聞いていない中なので正直なところ僕自身が大いに楽しみにしているんだな。
取材に行っていながら仕事を忘れて夢中になることは年中だ。
今日だって、散歩の取材だが前にやっていたカブ隊の時のコースの一部へ行く。
天気もいいし、公園で遊ぶらしい。
これが僕の楽しみでないわけがない。
カメラを回すことを忘れないようにしなくっちゃね・・・・


07/12/13(木) ビデオマンの日記

〜〜〜ビデオ屋を目指す方へ〜〜〜

録音

個人事業者のビデオ屋で一番できないものがこれだろうと思う。
ということはこれからビデオ屋を目指す若い方は、これを武器に古いビデオ屋たちに元気良く割り込んで欲しい。
「録音もしっかり出来ます」
そう売り込んでいこう!!

さて個人事業のビデオ屋の仕事になにがあるか、もう一度おさらいをする。
一番多いものが舞台の仕事。
日本舞踊、バレー、フラダンス、吹奏楽、オペラ、ピアノ発表会、etc,
これはホールのミキサーからラインをもらうことが出来て簡単なことが多い。
次にブライダル、
これは一時商売として流行ったが、もう今から参入する魅力はあまりない。 ということでパス。
次に多いのが幼稚園の発表会ではないだろうか。
今、そのシーズンの真っ最中だ。
幼稚園のそれは、ホールを借りる場合と自分のホールを使う場合とに分けられる。
前者は、ホールの(小屋とも言う)ミキサー(卓とも言う)からラインをもらうようにする。
その場合、幼稚園側から頼むようにするのがベスト。
普通、卓からの基準は 0db が多い。
頼めば +4 を出力してくれる。
0db の場合そのままデッキに入力することも可能だが、
+4 の場合、デッキにそれの入力がなければ音割れをする。
入力ボリュームを目盛りで「1」ぐらいにして割れるギリギリで収録して後で持ち上げると言う裏技もあるが初心者がやると失敗する。
だから録音の基本は、「自分のミキサー」を用意することにある。
これを武器に大いに幼稚園へ売り込んで仕事を取ろう!!

来週は幼稚園のホールの場合について書き込もう。


07/12/12(水) キャンプじぃじの日記

子供の劇に「にゃんきち一家の大冒険」というのがあった。
金の壷のお宝の争奪で、ドタンバがあり本当に大切なのは、物ではなくて家族だと結ぶ。
子供たちは、車や建物や地位や権力ではなくて、お父さんとお母さんに遊んでもらうことを願っている。
この劇を保護者が見て、ハッと気付いてもらいたいね。
「日本昔話」がアニメになっている。
たいがい欲の皮が突っ張ったじぃさんなりばぁさんといった人が痛い思いをする。
僕もした。

お父さん、
世界で桁外れに一番売れている本に出てくる王にダビデという人がいる。
クリスマスの時期に時折名前だけ登場することがある。
立派な王だったが長男を育てることにしくじった。
僕も長男と次男をしくじったが、子育てを真剣に取り組まないと、痛い思いをするのはそのときに欲の皮が突っ張っていた親だよ。

子供の劇や伝承話しには、子育てのハウツーとしてよく見た方がいい。
昔の人のほうが子育ての知恵があったようだ。


07/12/11(火) キャンプじぃじの日記

ある日突然に現れたニャンコ。
自分の子供が大きくなって寂しくなりつつあるから、その代償なのだろうか?
ペットで寂しさを紛らわす惨めな人生になったのか!?
と思いつつ、ついついかまってしまうんだな。
狭いボロアパートの中を4輪ドリフトで走り回っている。
なんでもかんでもかじりまくっている。
メスだと思ったら末っ子が雄であることに気付いた。
人間の子供でも猫でも雄はワンパクだ。

今、年内納期のビデオの編集に追われている。
今年から発表会は全部2カメで作る。
その作業量は軽く去年の倍以上だ。
そういう中、PCで使ったことも、あったことも、必要もない設定がかかっていた。
それを外すのに一日つぶした。
どうやらキーボードの上を疾走した猫の仕業のようだ。

末っ子が風邪で具合が悪いと言う。
布団の中にもぐっても、そのニャンコの襲撃に遭って飛び起きた。
いったいどこが具合悪いんだ?
たぶん、「期末テスト」が本当の原因じゃないのかな?

頭の悪い子も、いたずらニャンコも、使い古しのおばばも、
世話が焼けて困ってるんだ。
そういう僕もずいぶんとポンコツになった。


07/12/10(月) キャンプじぃじの日記

このHPは、今日現在 YAHOO で「卒業ビデオアルバム」を検索をすると第一位になった。
実力で一位になれて嬉しいね。
たぶん、同業者、ビデオ屋を目指す方が多く見ているのだろうと予測して木曜日に「ビデオマンの日記」を始める作戦が当たったようだ。
別に一位だからどうしたということは何にもないが面白いねぇ。
僕は今の商売を始めるとき、まだ VHS デッキの普及率が 25%だったころ、そのデッキの所有者のさらに 20〜30%の方がビデオカメラを持っているという時代だった。
そのときに、なぜビデオカメラを買ったのかアンケートの結果を知ることが出来た。
そのころ必死に家庭用ビデオカメラでどう商売ができるか調べていたのだ。
その理由の第一位は、ダントツで「子供の成長記録」だった。
そこでビデオカメラで子供を撮って売る商売をしようと決心した。
だけどそんな商売はそのころなかったし、毎日挫折を味わったものだ。
そうしたら1〜2年の内に「結婚式」や「幼稚園の発表会」の仕事が増えていったね。
そう決心して2年後には「幼稚園のお泊まり保育」を撮れた。
とても年間で食べられなかったが、予測が間違っていない確信を得た。
しかし、生きられるかどうか分からない不安と売り込んでもうまくいかない焦りと・・・
苦しかったねぇ。
だけどその体験こそが僕を育てたんだな。
気楽な人生では決して成長は望めない。
僕の場合、そんなときに宗教が心の支えになって、そのおかげで諦めずに頑張ってこられたね。
それと子供の寝顔。
今では、この「卒業ビデオアルバム」を商品化できたわけだ。
予測したとおりの成功を味わえるのは、人生の感動だ。

子育ても小学生の間は、だいたいのところ本人が何を考えているのか分かりやすい。
しかし、中学、高校、と歳が上がるにつけ「親の目を盗む」のがうまくなる。
そういうときにはね、お父さん、
自分が子供のときにどう親をごまかしたかを思い出すんだな。
それでご自身の子の心理が読み取りやすくなるよ。
かなり精度の高い子育ての予測ができるはずだ。
それがうまく出来るようになると、子育てほど面白いゲームは世の中にないことに気付くはずだ。
お試しあれ〜。


07/12/7(金) キャンプじぃじの日記

たいがいの女は、20才代までは周りにちやほやしてもらえるものだ。
だけどお父さん、
お宅の場合どう?
30才を過ぎてもちやほやしろと要求されてはいないだろうか?
40才を過ぎても、50歳になっても、幼稚なことを要求されたらいいかげんうんざりするだろうね。
欲求不満なおばさんが、どうも僕の周りに多くいるように感じるね。
ということはね、女の子とはいえどもちゃんと精神的に独立できている一人の「大人」を育てなきゃ、将来自分の幼稚に苦しむという不幸な人生を送ってしまう恐れがあるよ。
もちろん男の子の場合、そこに失敗すると仕事をしなくなる。
僕の近所に何人かいるんだな。
古い友人にも二人いる。
社会を見渡してみて、事件などを見て、どうしてそうなったのか考えてみよう。
生活苦で万引きをしているより、「物」にこだわって犯罪を繰り返す方が多いと思う。
そういう心はもちろん育て方によるんだな。
キーワードは「幼稚」だ。

僕は子供にもう何回も、そう定期的に教えていることにこういうのがある。

「物や金でいばるような人生を考えるな。
自分と物との関係で幸せになりたいというのは一番へたくそな生き方だ。
自分と他人との関係で幸せを得られるようにしろ。
それが分かったら自分と神様の関係で幸せを得られるようになれ。
お父さんはそのためにキャンプという遊びを通してお前に教えているんだ。」

最後の、最後の子、末っ子に僕はこのことを命がけで教えたいね。
命がけで取り組めるこの子が僕にとって最後の子。
冬季キャンプの実施日が近づいてきた。

子育てはなんという喜びなんでしょうか・・・

お父さんも、しっかり子育てをすることでこれを味わえるといいね。


07/12/6(木) ビデオマンの日記

〜〜ビデオ屋を目指す方へ〜〜

「卒業ビデオアルバム」の仕事は、それだけでは赤字もいいところだ。
年間の行事を単発で販売させていただくことで商売として成立するだろう。
今の時期は、幼稚園の発表会シーズンの前半だ。
もうすでに3件撮った。
この次の土日が年内最後で2件撮る。 重なっているところは同業者にお願いをする。
すべて年内納めだ。
「年内」というとまだありそうに思えるが、たいがいは20日には冬休みに入るので正味2週間だ。
僕の場合、幼稚園専門なので幼稚園が冬休みに入ると仕事は off る。
別の表現をするならその間「失業者」なわけ。
子供が何人もいたときには気が気ではなかったけど、あとたった一人しかいないのでのんびりなものだ。
ところで、発表会とは別に「卒業ビデオアルバム」用の取材に子供一人一人に「大きくなったら何になりたいの?」といったインタビューを撮る。
来週の月曜日には、3件目を撮る。
一発で全員が撮れることはまずない。
どこも何回か撮り足しに行かねばならない。
毎年約600名、全員を撮るのは容易ではない。
いつだったか、なかなか幼稚園に来ない子がいて卒園式当日に撮ったこともある。
資金繰りがうまくいかずに夜バイトをしたら昼間眠くてポカやって撮りもらしたことがあった。
卒園してから幼稚園に来てもらったこともある。
もうだいぶ前だが、今ではいい思い出だ。
上手にお話しできる子とそうでない子がいる。
子供を見る力がないとうまく撮れない。
研修ではここを良く盗み取って欲しいと思う。

さて、こうして子供のインタビューを撮ったら、今では即PCにキャプチャーする。
そしてその場面をもう作っておく。
それを幼稚園の先生にチェックをお願いする。
これで撮りもらしはなくなった。

子供の声のレベルはまちまちだ。
昔はタイムライン上で音声を調整していたが、特に小さい声の子は、それだけでは持ち上がらない。
そこで音声ソフトが必要になる。
僕のは、「 DEJION SUND 5 」だ。
これの「ノーマライズ」で音声レベルを合わせた上、「コンプレッサー」で持ち上げる。
多少の難はあるが、これで一人一人調整をしている。
BGMを掛ければ、多くの普通の方には違和感なく出来上がる。
ノーマライズとコンプレッサーの調整値が難しい。
今まではミキサーのコンプレッサーを使ってある程度現場処理してきたが、今年は 100Bのカメラに直接ゼンハイで録音している。
このカメラの音声は AGC ではなくある程度のコンプレッサーがかかるようだ。
便利な世の中になったものだ。
ただミキサーほどのものではないから、ノーマライズの調整値で上がりすぎている場合下がるようにした。
具体的には、今までは 60% ぐらいだったものを 35% にした。
それにコンプレッサーをかけて VU で 0db になるようにした。
ちなみに僕の場合、DVD-R で VHS のマスターにするので音声レベルは、1k=−20db だ。
来週は、個人のビデオ屋が苦手な録音について書き込もう。


07/12/4(火) キャンプじぃじの日記

昨日の餅つきには、お父さんたちも手伝いにきていた。
何回かお会いしている方もいた。
そのうちの一人が僕のまねっこをして随分立派な「手斧」を持ってきた。
僕にとって若いお父さんは、「子育てのウンチク」を語るべき恰好のターゲットだ。
「小学校3〜4年生までにたくさん子供と遊ぼう」と何回も何回も、年寄りらしくしつこく訴えた。
お父さんたちの耳に少しは入って実践してもらえれば嬉しいね。
お父さんたちとの会話でやはり「子供との遊び方」を知らないのではないかと思えたね。
基本的にはお父さんの得意分野で何でもいい、ともかく自分の子供とたくさん遊ぼう。
特になければぜひ「親子キャンプ」を実践してもらいたい。

さて話し替わってミーコニャンコのことだ。
どうやら近くのところから逃げて僕のところに迷い込んだらしい。
ある消息筋での情報が昨日あった。
ともかく、大家のおばぁちゃんが猫嫌いということもあるし、「勝手に猫がいすわっている」ということをはっきりさせておこうと思う。
そのことで人間側での問題点がだいたい解決する。
しかしこのミーコにしてみれば事情はちょっと違うようだ。
どうやら近所の人はこの猫を探しているという。
ミーコはそこがいやで逃げたしたわけだ。
まるでゲシュタポが追い求めるユダヤ人を僕が匿っているようだ。
妙にスリリングな日々を送ることになってしまった。


07/12/3(月) キャンプじぃじの日記

普通日記は一日に一回だが事情があって二回も書き込む。
それは明日早いんだな、出るのが。
遠方の幼稚園の餅つきの取材だ。
秋のバザーのとき、保護者のおかぁちゃんに「谷口さん、餅つきには必ず来て下さいね。」と念を押されている。
と、言っても別に僕のビデオを期待しているわけではない。
そこは、カマドに薪で本格的にセイロを蒸す。
火守りの仕方や、蒸かし具合、返し方、突き方、それらの伝承に僕がいつの間にかなってしまったんだな。
まぁ、なんでもいい。
じぃじになって、頼られるのは嬉しい。 
頼られなくなったとこで人生は、ジ・エンドだ。
先週も違う幼稚園の餅つきにご招待された。
そのときは、子供たちの餅つきの補助をした。

ところで本当は書き込みたいことが別にあったのだが、前段が長かったし晩酌の儀式後なので明後日にしよう。


07/12/3(月) キャンプじぃじの日記

ねこを飼っているのではない。
ねこが勝手に居座っているのだ。 そこのところはしっかりと明確にしておかねばならない。
それで僕はそのねこを「ミーコニャンコ」と名付けた。
名前はある。
末っ子は随分前から、そう先代の猫が死んだ後にメダカぐらいの魚を飼うようになった。
「世話をする喜び」を一度身に付けると、世話をするものが欲しくなるようだ。
この子のこの「世話の喜び」を強化するためにもこの子猫は恰好の教育材料になる。
このことで「自分以外の喜び」が本人の幸せになれれば最高だ。
なんとしてもそうなって欲しい。
ところでこのミーコ、「肩乗りねこ」だ。
小鳥がそうなるが猫で肩乗りとは、ずいぶんでかい。
編集していてクビがくたびれる。
僕の普段着の作務衣の裾の紐にじゃれるし、PCのマウスのケーブルはかじるし、ろくなことはしない。
人間の子供にそっくりだ、そこらへん。
「ニャーゴ、ニャーゴ」と文字通り猫なで声で僕のつまみを狙う。
ここらへんは、おばばにそっくりだ。
おばばとねこで「ねこばば」だ〜。
なんちゃったりして・・・・   僕も歳を喰った。


07/12/2(日) キャンプじぃじの日記

昨日、幼稚園の発表会の取材の撤収を末っ子に手伝わせた。
午後1時に来い、と言っておいたらその時間に玄関のところでボーとしていた。
当然のことながら叱られた。
「玄関にいてどうやって撤収できんだ?! 昼飯抜き!」
先生への挨拶も蚊の鳴くような声だ。 
まぁ、これはまだ一回しか訓練していないからしょうがないとしても、まだまだ社会で働けるレベルには遠い。
末っ子は、幼稚園のお泊まり保育の現場での手伝いとマザー牧場での
「ごちそうサマーキャンプ」の企画に2回、手伝わせた。
これで通産4回目だ。
あと二年で社会人に成れるようこれから積極的に仕事現場を手伝わせて、しごこうと思う。
これは、自営業の特権だ。
オヤジに怒鳴られても(年中だから慣れている)ふてくされることなく後半戦でよく手伝ったので昼飯を食わせた。
自分の子の必要な教育を必要なときにしっかりやろう!

仕事は順調に終了して機材をしまって、そこまでキャンプの撤収と「物」が違うだけで作業が同じだろうと末っ子に教えた。
高校生で行うこれからの「ソロキャンプ」は社会での生き方を学べるのだから、そのつもりで取り掛かれと動機付けしている。
お父さん、
小さいうちからキャンプで子育てをするとこうやって高校生になって随分と違うと思うよ。
たぶん子供にとってただの父親ではなく「部活の顧問」に近い存在になれるのだろう。
ぜひお父さんもそれを目指そう!

さて、昨日おばばが夕方の買い物から帰ってきたときに、一緒に子猫がボロアパートに入ってきた。
アパートでは猫を飼ってはいけないのが普通の契約だ。
しかし、猫が勝手に入ってくるというのは「飼う」のとは違う法解釈だ。
これは僕の言い分。
何年か前にいた「ミーコニャンコ」だってその屁理屈で大家のおばぁちゃんに堂々と僕のところに「いそうろう」をした。
まぁ、前例があるということでその子猫を歓迎した。
非常に懐っこく、どうやらメスだし捨て猫のようだ。
末っ子は、けっしてオヤジと銭湯に行かない。
おばばと二人で風呂へ行っている間も、夕食になるまでも、その後も、その子猫とジャレていた。
晩酌の儀式のときに、末っ子が風呂へ行って猫のバトンタッチを僕がした。
カルビーのカッパエビせんではないが、きりもなく猫の相手をしてしまう。
僕が撮りたてのビデオをPCに入力(キャプチャと言う)しているときに、僕の膝にその子猫がちょんと乗って一緒に見た。
子猫はモニターに写っている「動く物体」を飽きもせず見ている。
耳をたてて正座を(猫の)している。
久しぶりにキャットフードを末っ子が買ってきた。
久しぶりに子猫の我がままを見た。
夜、寝るときに僕とおばばの間にその子猫が割って入ってきて「川」の字に寝た。
だいぶ昔ににも四人の男の子もそうだった。
久しぶりに僕の懐で寝息が聞こえた。


07/11/30(金) キャンプじぃじの日記

昨日もソロキャンプのための調理に挑戦した。
銭湯に入ってから末っ子が遅く帰るまでの2時間が僕の自習時間だ。
昨日は、「さざえのつぼ焼き」「あさりの酒蒸し」「セロリのスティック焼き」「ピーマンとベーコン焼き」を作った。
妙なものを食べて腹をこわした。
しかもつぼ焼きはもうすでに得意だが大方おばばに食われてしまったし、遅いはずの末っ子が早く帰ってきて僕のつまみを「試食」して喰われた。
二人が箸を付けないものだけ僕が食べたら具合が悪くなったという次第。
トホホの話だ。 夜中にトイレに2回も行った。
こんなことでメゲてはいけない。 これを乗り越える。
子供に「乗り越える」ことを教えるために僕自身がそれを子供の前でやって見せる。
これが本当の子育てだ。
父親が子供に見本を見せる。 
そこを他人任せにしたら後で親は生涯後悔することになるんだよ、お父さん!
しかも、お父さん自身でこうして子育てをしているところを母親が見て、母親が安心するようにできている。
ヒステリックな母親をみていると父親が子育てをしていない様子の場合が多いと思う。
さぁ、お父さん今度の休みにはフィールドへ子供と一緒に飛び出せ!!

明日はまた幼稚園の発表会の撮影でここはお休みです。


07/11/29(木) ビデオマンの日記

〜〜 ビデオ屋を目指す方へ 〜〜

個人事業のビデオ屋は、すべての分野を学ばなければ生きていけない。

アナログの時代での2カメスイッチングの仕事では、一般業務用のCCUの調整は「Hue」「W/B」「絞り」ぐらいしかなかった。
それもたいがいの現場ではベクトルや波形モニなんかなくカラーモニターの B-only だけで調整していたものだ。
おおざっぱにはそれで十分でもあった。
ところが最近のビデオ編集PCでは、その調整が「放送企画」に近いものがある。
C/B 調整も位相角だけではなくそれぞれの色の角度や強さも調整できる。
素晴らしいのだがそれを学ばなければならない。
プロの技術屋に教わりたいところだが、身近にいないので試行錯誤でその調整値を探った。
コッヘルで飯を炊く方法を編み出す能力がここで必要になる。

ここに2カメパラ撮りでPC編集による調整値の例を紹介しよう。

カメラ:ビクターKY-27C 松下AG-DVX100B
    根本的にメーカーが違うので色の出し具合が違う。
    ビクターは赤味が強く、松下は緑が強い。
    松下の色の出し方は池上に習っていると思う。
    だいぶ前だが池上から松下へ技術者が流れた。その影響と思える。
    ちなみにソニーは青味が強い。
    だからこうしたメーカー違いのマルチでは完全には色が合わない。

デッキ:27C 4mの YC ケーブルを通して SONY DSR-25
    100B Iリンクを通して SONY DSR-20
    100Bは、DV-CAM ではない。 
    民生用のDVフォーマットは絵と音がリンクしていないので編集タイム
    ラインでずれる。
    だからIリンクで DSR-20 で録画をするのだが、この場合デジタルの
    デュプリケートにならない。 内部でアナログYCで変換をしている。
    そういうことで位相値が変る。

編集ソフト: EDIUS PRO-4

調整値:27C YUV の 「U」値 243.255×13
         Hue 2.7
         彩度 10
         輝度 -6
         コント -2

     100B Hue -1.7
         彩度 -10
         輝度 -4
         コント -5

注目して欲しいのは、100B でこのように位相角が変ること。 
27C は 2/3CCD の業務用カメラだが 4mのケーブルでも彩度がそれほどに落ちている点。 今までの一般業務用CCUでは、TBC でもかませない限りこれを補正できなかった。(100B と合わせるために適正値以上にした) それがたったの40万のPCで出来る。 ベクトルも波形モニもオマケでくっついている。 すごい時代だと思う。
逆に、100B の彩度は上がり過ぎているので落とす。 所詮中身は民生機だ。
(注:CBだけの調整ではなく、実際の絵の最終的な調整値)

当然のことながら使うカメラ、デッキ、ケーブル、でこの調整値は違う。
研修では、技術でこれも学ぶ。

「ビデオマンの日記」は、毎週木曜日に書き込むようにしていきます。
乞うご期待!!


07/11/28(水) キャプじぃじの日記

今年は僕にとって「調理」の年になった。

僕がロープワークを覚えたのは40才を過ぎてからだ。
子供に教えるために仕事より必死に覚えた。
そうしたら竹と紐でキャンプに使う工作物が面白くなっちゃって、夢中に「子育てのための工作物」を開発した。
それでそれが親子キャンプでの教材となった。
別項の「親子キャンプ」のビデオのとおりにだ。
今年は「子育てのための調理」に夢中。

手打ちウドン、コッヘルでの炊飯、コッヘルでの餅つき、
主食はもうOKだ。
おかずは、レシピ集で二つのレパートリーを持てた。
昨日のお昼は、キャンプで一人晩酌をした後の「ラーメン」作りの訓練をした。
生麺を使って、卵を一個ゆでてその湯でほうれん草をゆがく。
千切りのねぎをサッとさらにその湯に通した。
一番大きいコッヘルで麺をゆでる。
個人用のコッヘルにスープ、麺、ゆで卵、ねぎ、ほうれんそう、買ってきたチャーシュー、のり、メンマ、を入れて出来上がった。
このラーメン一杯を作るのに1500円かかってしまった。
商品開発には投資が必要だ。
これでキャンプ場での締めのラーメンはバッチリだ。

勢いづいて、その訓練は僕の晩酌にまで及んでしまった、昨日。
この商売を始めたときから僕の晩酌は夕方6時には執り行うことになっている。
古い同業者はみんなそのことを知っているので夕方に電話をしてこない。
緊急の電話には必ずと言っていいほど間投詞がついている。
「あぁ、もしもし谷口さん? まだシラフ?」
さて、最近残っている最後の子、末っ子が部活で遅くなった。
どうかすると夜の8時半に帰ってくる。
僕の生活習慣ではもうお眠りの時間だ。
子育てのために夕食は絶対に「孤食」させない。
お父さん、これは非常に重要だ。
それでいつもの銭湯に入って晩酌から夕食までの幕間が長いこと、長いこと。
しかもつまみはよほどしつこく請求しない限り出そうとしない、うちのおばばは・・・
そこでひらめいた。 一休さんだ。
調理の訓練に「つまみ」を作ろうってね!
なかなかいいひらめきでしょう?

おばばの買い物で「ニラ」があった。 僕、これ大好きさ。
ちゃぶ台にキャンプでの予備にしているガスのコンロを置いて、コッヘル、キャンプ用の調味料セット、調理器具を引っ張り出す。
なんたって時間はたっぷりある。
生卵に、覚えたての味付けをしてコッヘルの蓋でスクランブルにしながらニラを入れた。
バッチリだよ。
本当は痛風で呑んじゃいけないビールでそれを胃袋へ流し込んだ。
もう止められないね。
それを見ていたうちのおばば、聖域を荒されて危機感を覚えたのか、頼みもしないのに手作りの「イカの塩辛」を出してきた。
これは手作りに限る。 うまい。
子供のために学ぶことは最高さ。
昨日は一石二鳥だったね。
お父さん、このテクはオヤジの定跡だよ。


07/11/27(火) キャプじぃじの日記

自分を喜ばせるのか、自分以外の人を喜ばせるのか・・・
欲の皮が突っ張った人は、前者しか出来ない。
募金や献金、ボランティア活動は、まずしない。 
そのように育てられてしまったのだろう。
気の毒な性格だ。
たいがいの方は、どちらもしているものだ。
それが自分自身が「親」に育っていくと後者の割合がグッグっと大きくなる。
たぶん子供の頃の何かでそれを覚えるのではないだろうかと考えてみた。

僕の場合、何があったのだろうか?
そう言えば、僕は子供の頃「鳥」を飼っていた。
文鳥が非常に懐いてくれたのを覚えている。
セキセイインコは、慣れるのだが注意疾患多動で籠から、家から、すぐ飛び出してしまう。
何羽も飼った。
九官鳥は、寒い日に餌の与え方が悪くて死んでしまった。
「オカメインコ」という珍しい鳥も買ってもらえた。
懐きすぎて僕の寝床に入ってきて僕の下敷きになって死んでしまった。
これがショックで、それ以来鳥を飼わなくなった。
僕は鳥の世話をして懐いてもらえるのが嬉しかった。
たぶん、これが「親」になる練習になっていたのだろうか・・・
「世話をする喜び」という脳のどこかの回路が強化されたような感じがする。
BSでも部活でも、たいがい年下の面倒を見る機会があるはずだ。
お父さん、
小学校高学年から、それを本人が自発的に行うように育てよう。
そのためには、その子が小学校低学年までにそうしてもらえることが必要だ。
小学校3〜4年生までにお父さんにどれだけ遊んでもらえたか、
その時の質と量でその子の「自分以外の人を喜ばせる」ことが身に付くかどうか決まると思う。
人は「愛」を受け取ってはじめて人に「愛」を差し伸べられるからだ。
それは、受け取るのも差し伸べるのも幸せだ。
物や金や見栄にないもの・・・
子供はお父さんと遊びたがっているよ!


(注意:子供が小学校低学年のうちには鳥を飼わない方がいい。 鳥の羽の中には有害な菌があってよくないそうだ。)


07/11/26(月) キャンプじぃじの日記

昨日、幼稚園の発表会をビデオで撮り終ったところに一人のママが僕のところに来た。
ナント、他の幼稚園の元先生だった。
他園の近況報告や、10年前の幼稚園のお泊まり保育の思い出話や、「タテ割り保育」といった専門的な話で思いがけず盛り上がってしまった。
永いことこの商売をしているが初めてのことだ。
一期一会とは言うが、趣味や仕事、そういったことで人とのつながりがたくさんできることはいい。
どうということはないように見えて、案外心が満たされる思いをする。
高校時代の古い友人が月に一回の SCC のディキャンを楽しみにしている様子だ。
親子に「枝ハンコウ」を作ってもらって親子のふれあいの場にしているのだが、そのときに使う「工作台」が一つしかない。
その古い友人は、円周で1メーターの切り株があると携帯で連絡してきた。
それが欲しいかと僕に尋ねる。
僕は「工作台」にディキャン用に一つ、もしかしたら来年マザー牧場でも使うかもしれないから厚さ15センチにしていくつでも欲しいと伝えた。
彼はこの間、「マイ箸作り」のために節の長いところの「もうそう竹」も持ってきてくれた。
このディキャンも、僕とおばばだけでは2年続かなかったかもしれない。

発表会の機材撤収が終わって、そこの園長先生と立ち話をした。
「幼児教育の形態」についてディスカッションした思い出話しになった。
夕方から翌朝まで熱くやったことをお互いにいい思い出にしている。
10年以上前のことだ。
たくさんの人たちとの思い出が人生の豊かさとなるのだろうと思う。
マザーテレサが言っていた。
豊かな国にでも貧困があると。
それは「孤独」という貧困だそうだ。
周りの年寄りを見ていて気付いたが、若いうちから我がままのし放題で生きてきたり、プライドが高かった人が孤独な老人をしている。
逆算して、そういう人生を送らないように子供に教えたい。
物や金、プライド、で生きるのではなく、
自分と他人との関係で豊かな人生を送れる人に子供が育ちますように。
僕の家族の場合、末っ子にそれが分かったら、自分と神様との関係で幸せに生きられるように。
そうお祈りしている。
そしてそれこそが末っ子との、あと2年間の生活で身につけて行って欲しい最大の目標だ。
その具体的なアクションとして、これから「ソロキャンプ」を行うのだ。
BS関係の方、べーデン・パウエルの一番大切な目標を初心に返って取り組んで欲しいと思うよ。


07/11/24(土) キャンプじぃじの日記

明日は幼稚園の発表会の取材で書き込めないから、珍しく夕方にもう一回書き込む。

今日、キャンプ用コッヘルでの餅つきに挑戦した。
前回の失敗の原因を解決して作った。
グループ用コッヘルの大きい方にお湯を張ってそこにレンガを入れる。
小さいコッヘルにもち米を入れて、それを大きい方に入れる。
これで餅が冷めないようにしてついた。
コッヘル目指して手製の杵で突くのだが、目標が小さくて三回突き損なって杵をコッヘルの角にぶつけた。
その度にお湯が中のもち米にかかってしまって、少し餅が緩くなってしまった。
それでも大家のおばぁちゃんと、末っ子と、うつ病で悩む古い友人に、上出来との意見をいただいた。
餅は鳥皮ダシの僕のオリジナル汁でいただいた。
子供に教えるために調理を始めたのだが、すっかりハマッてしまった。

杵は、杭で売っているものを紙やすりで磨いて作った。
今回の突き損ないでダメになったので、新しい杭を買いに行った。
その隣のヨーカ堂でマザー牧場のソーセージと牛乳も買ってきた。
これがうまいんだな。

新しく買ってきた杭を紙やすりで処理して、熱湯で「アク抜き」をしているところへ通りすがりのおばさんが興味ありそうに尋ねてくるから、何をしているのかを教えた。
そのおばさん、「ユニークなことをしているのね。」だって。
大家のおばぁちゃんは、僕のことをいちいち息子に連絡しているらしい。
その息子は、僕のことを羨ましがっているそうだ。
物で立派ではなく、貧乏生活を工夫すればだれでも僕のように生きられるだろうに・・・
豪華な生活は、それを維持するだけでも大金がかかる。
そのために余分に働かなければならない。
それで時間がなくなるんだなぁ。
そういうことで子育てに時間がないという親も多そうだ。
物や金のために人生を磨りつぶしても、死ぬときに持っていけないだろうにねぇ。
子育ても手抜きをしたらほぼ確実に後でしっぺ返しがあるだろうにねぇ。
それでも豪華でなければ気がすまない人を気の毒に思うよ。
だから貧乏こそ最高さ! 僕の美学。


#### Snowmen Camp Club ####

07/11/24(土) 炊飯訓練

昨日、末っ子と二人で個人用コッヘルセットで米1.5合を炊いた。
まぁ、80点というところだろうか。 
さらに新しい手法で炊いた。
それは最後に紹介しよう。
それとグループ用コッヘルセットで「チーズ・チキン」なるものを作った。
これからは、親子で別々に自分の分を作る。
レシピ集から子供が選んで食材を買った。
僕は、なんとか食べられるレベルに出来たが、末っ子のは真っ黒コゲ。
ワインで蒸したのだが、量が少なかったようだ。
個人用コッヘルセットの大きい方に、海苔の二段弁当にして、そこにタクワンを敷き詰めた。
そしてその上に、そのセットの小さい方の蓋を逆さまに入れておかずを盛った。
お弁当の出来上がりだ。
ひょっとしたらこれは僕の処女作だと思う。
やったね!
お弁当を持って、車で30分ぐらいにある江戸川の土手に行った。
「大きい声を出す」訓練をした。
土手で、末っ子と200メーターぐらい離れて僕と同じフレーズを出させた。
「ありがとう」「はい」「おはようございます」「しつれいします」・・・
約10分間の訓練をした。
お父さん、
小学生のうちにたくさん遊ばないと、こうして高校生になって父親に従わないよ。
末っ子と二人で青空の下、お弁当を広げた。
僕には食べきれない量なので子供に、ご飯とおかずを分けた。
80キロの柔道部はすべてペロリっと食べた。
うまそうだった。
帰りの車の中でこの子の返事が良くなった。
この訓練はこの子にとって非常に良かったようだ。
感想を尋ねたら「気持ちよかった」そうだ。
ボロアパートに帰ったら、頼みもしないのに干していた洗濯物と布団を片付けてくれた。
この訓練はよほど心に染みたのだろう。 予想をはるかに越える効果だった。
子育ての喜びをたっぷり味わえたね。 
世の中にこれ以上の幸せなんかないと思えるほどだ。
お父さんも、たくさん子供と小さい内から遊べばこれを味わえるさ。

>>個人用コッヘルセットで1.5合の飯を炊く<<

さらに研究開発したこの手法は、コッヘルセットが指定したもの以外ではうまく出来そうにない。

スノーピーク社製コッヘルセット SCS-020T

始めにセット以外の準備物がある。
焼き網をコッヘルの大きい方に入る大きさにカットしたものを作る。
米は「無洗米」を使う。

さて、このコッヘルセットでは最大1.5合までの飯が炊けることが試行錯誤の末で分かった。
コッヘル小に米1.5合入れる。
そこに水1合を入れる。
さらに沸騰した湯を0.8合ぐらい入れてかき回す。
湯銭によって米を浸す時間をこれで短縮する。 約15分。
米が白っぽくなったら、コッヘル大にカットした焼き網を入れる。
そこに水を3分目ほど入れる。
そして米の入ったコッヘル小を蓋をせずにそこへ入れる。
前回紹介した手法は、コッヘル大の蓋でこうしたが、今回の改良点はここにある。
それをそのまま火に当てる。
コッヘル小の周りが水蒸気で熱せられる。
その水蒸気がコッヘル小に入り込まないギリギリまでになるように水を差していく。
途中、2〜3回シャモジで米をかき回して米同士がくっつかないようにする。
米の体積が増えて、水面から米が出そうになるころにコッヘル小の蓋をする。
それより25分〜30分、炊く。
炊き終わったらタオルでコッヘル全体を覆ってしばらく蒸す。
これで100点まではいかなくてもキャンプで食べられるものとなる。
半分を朝食に、残り半分で弁当を作る。
「親子キャンプ」で子供が高校生になったら、このように親子それぞれ自分の食事を用意しソロキャンプを実践する。

高校生でこのソロキャンプの体験は、親から完全に独立するリハーサルとなる。
高校の三年間、たっぷりソロキャンプを体験させたい。


##################


07/11/23(金) キャンプじぃじの日記

数日前に朝日新聞で紹介された一冊の本がある。

「生きる力」をはぐくむ子育て

高濱 正伸 著
角川SSコミュニケーションズ刊 1300円

いろいろなことでビックリ仰天した。
この方とは昔、一緒に幼稚園のお泊まり保育の仕事で一緒に一回だけやったことがある。
二人とも「指導者」として現場にいた。
もう20年前のことだと思う。
高濱さんは東京大学を卒業して塾を経営した。
僕は高卒でそのあとボーイスカウトのリーダーをした。
登山で言うなら、登り口はまったく違うし、ルートもまるで関係ない。
しかし、「ニート」「ひきこもり」「うつ病」そんな今の日本の子育ての原因を、
お互いにまったく違う立場で考え続けていたら、
ナント、山頂が同じだったのだ!!

その山頂とは、「父親不在」だ。

ぜひ、今日、即実行でこの本を買ってよく読んで欲しい。
僕は身の毛が立つほど同じことを訴えていると感じた。
ここの書き込みはまんざらウソではないと、この本のお陰で確信を得た。

高濱さん、まったくおっしゃる通りだ!!
ぜひこれからもたくさんの保護者に訴え続けて頑張ってください!
僕は戸田の公園でお父さんたちに「子供との遊び方」を実践し続けます!
日本は明るい国だ。
いい国だ!


07/11/22(木) キャンプじぃじの日記

昨日、キャンプで使うグループ用のコッヘルセットで餅つきをした。
初回なので当然のことながら「失敗」だ。
その原因を探った。
一番大きいのは、「蒸らし」だったようだ。
金網のザルに手ぬぐいでもち米をくるんだのだが、この手ぬぐいの生地が水蒸気を通しにくかったようだ。
蒸らすのに50分位も掛かってしまった。
しかも蒸らしムラがあって米がゆるゆるのものと、つぶつぶのものが出来てしまった。
さらに手ぬぐいの柄が落ちて米を染色している。
そんな米だからいくら手製の杵でつぶしても、うまくいかない。
米が冷えないうちについてしまった。
つくのも容易ではない。
小さいコッヘル目掛けて杵で打つのだが、誤ってコッヘルの角で杵を少し割ってしまった。
とても商品にはならないね。
しかし、喰えなくはない。
夕食のとき、末っ子にこの成り行きを話した。
そしてこう続けた「初めからうまくいくことはない。失敗した原因を探る。そしてそれをどう克服するかを考える。ここだ、ここに『工夫』の力が鍛えられるんだ、分かるか? 失敗でいやになるのではなく、失敗を乗り越える。こうして人生を作っていくんだ。」
そう僕が語ったので末っ子はその失敗作を夕食でペロリっと食べてしまった。
なかなかの話術だったようだ。 これは大成功。
めでたし、めでたし・・・・


07/11/21(水) ビデオマンの日記

どうもねぇ、ここの書き込みをしていて僕の二つの「顔」がこんがらかってしまうんだなぁ。
一つは元々の「キャンプじぃじの顔」
それともう一つは「ビデオマンの顔」
恐らく後者の方の読者が多いのではないだろうか?
これからビデオ屋を目指してみようと思う方にとって参考になるように別項があるからだ。
そこでここの紙面作りの戦略を考えた。
ビデオ屋を目指す方の中にも「若いお父さん」がいるはずだ。
そういう方にとって「仕事」においても「子育て」においてもこのHPを役立てて欲しい。
ビデオ屋で商売に夢中になって「子育て」が疎かにならないように、そういう視点も有り、と考えた。
この商売は、上手にやれば僕のように「子育て」もたくさん出来る。
土日が休みにくいが、その分平日で子供の様子をたっぷりと見ることが出来る。
商売柄、取引先が幼稚園だから子育ての専門知識をタダで教えてもくれる。
考えようによってはこの商売は、子育てをしっかりできるというメリットがある。
このことは、僕自身今気付いたねぇ。
ということでこれからは、
「ビデオ屋という商売に興味がある若いお父さん」
をターゲットにした紙面にしようと思う。
そこで、

仕事の話題のときは「ビデオマンの日記」

子育てが話題のときは「キャンプじぃじの日記」

キャンプの活動報告は「 Snowmen Camp Club 」

と三つに分けて表題をすることにした。
これからもご愛読のほど、よろしくお願いいたします。


07/11/20(火) ビデオマンの日記

今朝、「卒業ビデオアルバム」を YAHOO で検索をしたら大手の印刷屋さんが戻ってきた。
おめでとう!

昨日発表会に使うメディアをいつもの問屋さんに発注した。
これから毎週幼稚園の発表会がある。
年が明けて一月・二月も幼稚園の発表会のシーズンだ。
その問屋さんの社長が電話で「谷口さんの研修で30才前の人は見付けるのは難しいですよ。」と言う。
実は僕の仕事の研修者募集のDVDを関係各社に送っていたのだ。
この映像は来年の四月にこのHPでも載せる予定だ。
この仕事は学ぶべき分野があまりに広いので若くて学び取る吸収力のある30歳前の方に教えたい。

その印刷屋さんの社員で20才代の方はぜひ注目してください。
またその印刷屋さんの取引先である写真屋さんの後継ぎのお子さんでやはり20才代の方がおられましたら、その方もぜひ来年の四月のこのHPにご注目を下さい!
独立開業のチャンスです!!
きっとそこらへんにおられると思う。
業務連絡でした。


##### Snowmen Camp Club ####

07/11/18(日) ディキャンプ

11月の第三日曜日には、戸田の道満グリーンパークでマラソン大会が毎年あるらしい。
今年も、去年も、一昨年にも、この大会に遭遇した。
ということは、僕のこの活動は丸々二年以上経ったことになる。
僕と、おばばと古い友人、この三人で今まで変らずに活動してきた。
大きい変化と言ったら、最近になっておばばが客引きの「営業」をするようになったことだ。
おかげでここのところ「親子で工作」は毎回大入り満員だ。
今回も盛況だった。
おばばの営業も進化して一度にたくさんの「お客さん」を呼ばずに4〜5組の親子を連れてきて、それがはけたころまた客引きをするようになった。
そういうことで、たぶん今回は今までで一番客入りが多かったと思う。
それで最後に来た中に、僕と同じようなナイフを持参しているお父さんがいるとおばばが報告してきた。
見ると工作が大好きそうな顔をしていた、そのお父さん。
基本的に全員「枝ハンコウ作り」を親子で楽しんでもらっている。
簡単で参加者のハケが良く、その割りに大いに喜んでもらえるのでこれが「定番」だ。
しかしそのお父さんだけは、それだけでは物足りなそうだった。
材料の枝なんかが一杯入っている箱から「竹トンボ」の材料を見つけ出して、それをくださいと言う。
ワンパクぼうずの顔をしていたね。
愉快、愉快。
そこでそのお父さんに「枝笛」の工作を勧めた。
思ったとおり、すっかり工作にハマッた様子だった。
そのお父さんの子はとうに「枝ハンコウ」が出来上がって自分たちのサイトへ帰っていった。
しばらく経ってなかなか帰ってこないお父さんを奥さんが迎えに来た。
わんぱくぼうずが母親に連れ帰されるように、枝笛の材料をしっかり手に持って去っていった。
こんなエピソードがあったので古い友人といつものように、いつもの店で打ち上げをして大いに盛り上がった。
人生はこうやって楽しむものだ。
愉快、愉快。
それで盛り上がったついでに、お昼のメニューを「年プロ」にしようということになった。
活動の趣旨が、「お父さんと子供がふれあう場作り」ということで、
今まではそのついでにお昼をキャンプモードで楽しんできた。
しかし、ここもしっかり自分たちのために楽しもうということになった。
てな訳で 年プロ会議の報告。

SCC ディキャン お昼メニューの年間プログラム

10月 海鮮焼き&牡蠣フライ
   BSに習って10月を年度始まりにした。
   10月と言ったら「牡蠣」でしょう、ということになった。
11月 芋煮会
   旬のものがサトイモなのでこうなった。
12月 鳥の丸焼き
   僕は肉料理があまり好きではないのだが、その古い友人がうるさい。
   そもそもこの会議は、この鳥丸のことで始まった。
   一応なぜそうしたかと言う理由は、クリスマスにちなんでということで。
1月 餅つき
   僕はこれにこだわっている。
   キャンプ用のコッヘルを使って「餅つき」をしたい。
   実際にどうやって出来るか今週研究をする。
   乞うご期待!!
2月 キムチ鍋
   寒い日には鍋に限る、ということで。
3月 山菜天ぷら&手打ちうどん
   今回のディキャンでも手打ちウドンにした。
4月 川魚の塩焼き
   できたら「アユ」がいいなぁ、という意見なのだが希望通りの食材が手
   に入らなかったら「ニジマス」にしようということに。
5月 バーベキュー
   初心者キャンパーの大好きなものだ。
   僕はあまり気乗りしないが古い友人がうるさい。
6月 煮込みハンバーグ
   マザー牧場での「ごちそうサマーキャンプ」の企画で、
   スタッフのメニューとして食べさせてもらったが、これがうまい!
   ということで梅雨の中でも出来るだろうと言うことになった。
7月 お休みです
   この時期は僕が幼稚園の「お泊まり保育」の取材で忙しくて出来ませ
   ん。 ごめんなさい。
8月 流しソウメン
   夏の思い出に最高でしょう!
   この時ばかりはたくさん子供を事前に集めたいね。
9月 サンマ焼き&炊き込みごはん
   9月と言ったら「サンマ」だ!

さぁ、これからの SCC は、お昼メニューも面白いぞ!
愉快、愉快。


##### Snowmen Camp Club ####

07/11/17(土) 冬季キャンプ下見

前回の下見のところが最低だったので末っ子が違うキャンプ場を探してそこを下見した。
高校生では、「計画書」「下見」「実施」「報告書」の一連の流れを身に付けさせるというのも子育ての目標だ。
頭のいい子なら言葉の説明で済むが僕の子はそうはいかない。
一つ一つの作業で怒鳴ったり、たまに誉めたり・・・
ふてくされそうなギリギリのところまで追い詰めもするが、いやにならないようにもする。
この子へのここらへんの加減は、おそらく世の中で僕にしか出来ないように思える。
キャンプだけが子育ての方法ではない。
両親が音楽に精通していたら音楽がそこの子にとって最高の子育てだ。
両親がアスリートならそれがいい。
両親が世界を相手にビジネスをしていたらそれがいい。
子供の育ちは寸分の違いもなく「親次第」だ!
親が得意な分野で精一杯子育てをすればいい。
どういう分野でもいいが「他人任せ」、これだけは根本的な子育ての放棄を親がしていることになる。
僕はたまたま親子キャンプをしてみた。
これは頭が悪くても効果がある子育てだ。 間違えない。
僕は実際に自分の子でやって分かったことだ。

さて、この下見では「炊飯」と「調理」の訓練も行った。
どちらも僕自身が練習中なので完全ではないが教えた。
ここがこの子育てで重要だ。
親が一歩先にそのときに必要な技術を学び、そしてお父さん自身が子供にそれを教える。
そのことで親子の深い交流が出来るわけだ。 
技術の伝播が目的ではない。
この親子の交流こそが最も目指したいところだ。
極論を言うなら男の子は父親とのこうした交流なしでは心が強く育ちにくい。
僕は実体験でこれを訴えたいね。

子育てを他人任せにするな!


##################


07/11/17(土) キャンプじぃじの日記

キャンプ用品は、資産的にはガラクタだ。
だいぶ前にレンタル倉庫を借りてそこにキャンプ用品が健康盛りになっている。
いつだったか倉庫荒らしの被害を受けた。
隣も、その隣もだ。
僕の被害は南京錠だけだった。
盗人には一瞬にしてガラクタと判断された。 なに一つ持っていかれなかった。
キャンプが面白くなると使いもしないグッズが欲しくなるものだ。
僕も使わなかったものがいくつかはある。
男の性を否定できない。
先日、末っ子のソロキャンプのために個人用コッヘルセットと調理に使うグループ用コッヘルセットを買った。
今日、冬季キャンプの下見に行くついでにそれを使って、この間できなかった炊飯と調理の訓練を親子で行う予定だ。
ところで、子供の用品を買いに行くのに古い友人でうつ病に悩んでいるヤツと行った。
どうしてもショップでは買いたい以外のものにも目がいってしまう。
ウインドーショッピングだ。
僕のマグカップは、スノーピーク社製でチタンでできている。 結構高価だ。
友人が僕のものと同じ物を手に持って、「オレも買った。」と言う。
スノーピーク社製の「焚き火台」をもう2〜3年は使っているだろうか、そのミニチュアタイプのものがあった。
僕は小さくて何に使えるんだろうかと思いながら、そいつに問い掛けたらヤッコさん、それを買ったと言う。
焚き火台は別のメーカーのものをヤツは買って一回も使わずに僕の倉庫に眠っているというのに・・・
帰り際、今度の日曜はスノーメンのディキャンだから来いよ、と誘ったらパスだそうだ。
キャンプをしないのに彼は買っている。
うつ病の彼を観察して気付いたことがある。
始めは仕事が辛くて行けなくなる。 その段階では遊びにはまだ夢中になれていた。
そのうちに、遊びも辛くなるようで行動できなくなった。
最後に残されたのが「買い物」という喜びのようだ。
僕は思うね、消費の喜びばかりを追いまわしていたら人生は終わりだとね。
子供に「成長の喜び」を身に付けさせよう。
そのためにはお父さん自身が成長しよう。 そしてそれを子供に見せよう。
僕も今日、覚えたての炊飯と調理を子供に教える。
まだ僕は十分にそれをマスターしてはいない。 だけど精一杯子供に教えなくっちゃね。
僕は言うだけではなく今も実践しているよ。
さぁ、お父さんもこの休みに実行しよう!
さぁ、お父さん、
フィールドへ子供と一緒に、いざ出陣だ〜!


07/11/16(金) キャンプじぃじの日記

昨日はねぇ、あまりに天気がいいのでいつもの散歩コースをコースアウトして前にやっていたカブスカウトの活動のときのハイキングコースへと行ってしまった。 
もちろん全コースを回ったわけではない。 懐かしいまま「さわり」だけだ。
そうしたら並木のある土手のロケーションがとっても気に入っているところに保育園の子供たちが遊びにきていた。
僕は作務衣にちゃんちゃんこという出で立ちで吸い寄せられるようにその子たちに近寄っていった。
一人の男の子がトンボを持っていた。
僕は、「おぉ、すごいなぁ、それどうやって捕った?」
その子、「あのね、あそこで僕が捕まえたんだ。」
そんな掛け合いに割り込む子がいる。
「ねぇ、おじぃちゃん、だれのおじぃちゃんなの?」
嬉しかったねぇ。
いつもジーパン姿で幼稚園へビデオの取材に行くが子供たちは、「おじさん、だぁれ?」だ、大概。
この日は、「おじさん」から「じぃちゃん」に昇格した記念日となった。
ちなみにその子に「じぃちゃん、じゃなくて『じぃじ』だよ。」と教えた。
そうしたら女の子が「わたしのじぃじは、パンが大好きなんだ。」と言った。
僕は、「へぇ、ハイカラだなぁ。」と言ったが、たぶん意味は分からなかったと思う。
別の女の子が「ねぇ、だれのじぃじ?」と尋ねるから、その子の名前が帽子に書いてあったので、
僕は、「・・・ちゃんのじぃじ。」と答えた。
その子も、意味不明な顔をした。
また別の女の子が「わたしのじぃじじゃない。」と言うから、同じく帽子の名前で
僕は、「違わないよ、・・・ちゃんのじぃじだよ。」と言った。
その子は、目をパチクリさせている。
愉快、愉快。
最高の散歩になった。
これに味を占めて・・・
今度は取引先の幼稚園へ作務衣で行ってみようかなぁ・・・・
だめ?・・・


07/11/15(木) キャンプじぃじの日記

ここの書き込みに読者がいる。
それは一人ではなく複数いるらしい。
目当てどおりの若いお父さんに読んでもらえたら嬉しいなぁ。

数年前に僕の仕事を手伝ってくれる若いのがいた。
彼が僕のHPは、YAHOOで「卒業ビデオアルバム」と検索すると一位であることを見つけた。
それから有料広告がでるようになって僕のHPは陰が無くなった。
しかし、最近有料広告は別枠に表示されるようになってまた一位になった。
以下その推移だ。

07/07/02   一位
07/08/22   八位
07/09/05   二位
07/10/01  十三位
07/11/01   二位
07/11/15   一位


今年の七月までは一位だったが落ちていく。 それはそのころ幼稚園のお泊まり保育の取材で出張続きで書き込みができなかったかららしい。
このことで僕は読者がいることで順位が変わることを知った。
九月に二位に復帰したが、これより一位は写真の卒業アルバムで日本の最大手である印刷屋さんが占めていく。
方やその業界の最大手、僕は個人事業、まぁ勝負にならないね。
十月にはまた十三位に落ちる。 ご覧いただければ分かるとおり十一位以下はページが落ちる。
そのころは幼稚園の遠足の取材で朝が早く書き込みが飛び飛びになっていた。
へぇ、HPも「視聴率」があるんだと知った。
そのまま落ちてなくなるのだろうかと寂しい思いをした。
それが十一月の頭にはまた二位に浮上した。 一位はその印刷屋さんだった。
そのころに「卒業ビデオアルバム制作」の別項がほぼ完成したのでその影響らしい。
嬉しかったね。 この仕事に興味がある方がいることを知った。
ぜひこの仕事を職業にして欲しい。
ところが、別の調べもののついでに今朝 YAHOO で検索をしたら一位になっていた。
あの印刷屋さんはどこへ行ってしまったのだろうかと、検索ページをめくってみたが見当たらない。
カットアウトしてしまった。
実はねぇ、実力でそこをもう一度抜きたかったんだ。
ちょっとした試合だったんだ、僕にとってそれが。
だが不戦勝とはガッカリ。 本当に残念。
結構一位を目指そうとやりがえを感じていたのに・・・

もう一度、その印刷屋さん頑張って出てきて!
その印刷屋さんの取引先の膨大な写真屋さんに見てもらうためにもぜひ復帰して!
業務連絡でした。


07/11/14(水) キャンプじぃじの日記

失敗を素直に即反省。
その十二ヶ条の「日々是反省」を実践する。
試行錯誤で学ぶための心得だ。
キャンプの訓練で今二つの問題点が起こった。
一つは、コッヘルで一合飯は炊けるようになったが、 1.8合は同じ方法だと失敗するということ。
もう一つは肉野菜炒めの調理だ。
この二つの問題点はまったく別物だからそれぞれに解決策を講じなければならない。
そんなことは分かっている?
それが人生の問題だとパニックしてしまうことがあるんだなぁ。
例えば僕の場合、
四人の男の子の内、上二人がグレたが、その問題点は二人とも同じではない。 まったく別物だ。
それは僕が30才代のころに起こったが、ちょうどそのときには仕事や収入でも悩んでいた。
二人の子供の問題点が二つ。
仕事の問題点が一つ。
それに関連はしているが別問題で一つ。
こうして同時に四つの問題を解決するために最善策を考えなければならなかった。
聞いた話だが腕のいい政治家は、同時にたくさんの問題点を同時処理する能力があるのだそうだ。
一つの問題点を解決してから次の解決に取り組むのではなく、同時に複数の問題を解決する能力。
働き盛りの、お父さん、
今そのことで悩んでいたりはしていないだろうか?
長期出張の問題点と浮気の問題点の同時処理なんていうのがあったりして・・・・
これは僕の話しではない。
まぁ、むしろ同時処理をし続けるのが男の人生なのかも知れない。 
そう思うね。
ということは、お父さん、
子供が男の子だったらこの能力について将来教えられるようにならないといけないよねぇ。
学校ではまず教わることはないこのこと。 
お父さんがそれを教えなければその子は不幸だね。
ということは、お父さんが今抱えている複数の問題解決をどうやるか、お父さん自身の人生の訓練なわけだ。
頑張ってね!

仕事と子育ては別問題だ。
子供の育ちに「待った」はできない。 
子供の日々の成長に「お父さんの育て」が必要不可欠だ。
金を稼いでから子育て・・・という訳にはいかないんだなぁ。 分かる?

さぁ、親子キャンプをしよう。
僕も今日、キャンプ訓練をまた即行う、二つの問題解決のために。
決して隠居生活をしているのではない。 人生の挑戦をしているんだ。
昨日は、解決できなかったがヒントを得た。 特訓だ!
・・・うちのおばばには、ただ遊んでいるようにしか見えなくてもだ・・・


07/11/13(火) キャンプじぃじの日記

昨日はソロキャンプのための訓練で、コッヘルで 1.8合の飯とおばばとの二人分の野菜炒めを作った。
みごとにどっちも大失敗。
先々日の十二ヶ条の
「低いつもりで 高いのが気位」
を思い出したね。
何回かうまく出来たことですっかり高慢ちきになっていた。
クソ〜! 今日も特訓だ!

僕の四人の男のこのうち上二人は僕のこの高慢ちきでグレてしまった。
お父さんも気をつけろよ!


07/11/12(月) キャンプじぃじの日記

今まで子供に飯を食わせなくっちゃ、心を育てなくっちゃ、とそればかりを考えて暮らしてもうすぐ30年になる。
なんだか信じられないぐらいに、アッという間だ。
こんだけ「お父さん」をやってれば誰でも身に付くことがある。
それは、自分のことより子供という他人の喜ぶ顔が、僕自身の喜びになるということだ。
不思議なものであれほどスキーが好きで多い年で40日ゲレンデに立っていたのに、今はもう行きたいとも思わない。
子供のためならいくらでも野宿が出来る。 野グソもできる。
でもそのキャンプも子供がいなければやりたいとは思わない。
自分以外の人の喜びが自分のことより嬉しい。
子供がうまそうに飯を喰っている顔。
やすらかな子供の寝顔。
何か出来るようになって喜ぶ子供。
それがね、いつしか自分の子供ではなくてもそうなっていた。
不思議だね。
それで、まだ若くてそうなる途中のお父さんに言いたい。
もったいないよ。
本当にもったいない。 子供と遊べるのは今だけだよ!
今日はそれだけ言いたい。


07/11/11(日) キャンプじぃじの日記

この間、お昼にラーメン屋さんに入った。
面白い屋号だ。 その名は、
「あかさたな」
国道298号と旧17号の交差点を北に400メーター行ったところの左側にある。
無性にミソラーメンが食べたくて頼んだ。 食べたいときのその味は格別にうまい。
この店は7〜8年前にも入ったことがある。
オーダーがくる間、ぼんやりと壁に貼ってあるものに目をやったら面白いものを見つけた。
よくスキーなんかで田舎を旅しているときの食堂でも見掛ける「オヤジの格言」みたいなものだ。
項目がいっぱいあるので携帯のカメラでそれを撮っていいかどうか店の人に頼んだら、ナント、そのコピーを頂いて帰ってきた。
ということで紹介しよう。 本当に耳の痛い格言だが、どこか笑える。

つもりちがいの十二ヶ条

有るつもりで  無いのが根性
無いつもりで  有るのが甘え
厚いつもりで  薄いのが人情
薄いつもりで  厚いのが面の皮
深いつもりで  浅いのが知識
浅いつもりで  深いのが欲
多いつもりで  少ないのが分別
少ないつもりで 多いのが無駄
高いつもりで  低いのが教養
低いつもりで  高いのが気位
強いつもりで  弱いのが信念
弱いつもりで  強いのが我

      日々是反省

博士や学者、評論家ではなくラーメン屋さんの言葉でした。
なぜか染み入るなぁ〜、ねぇ、お父さん。


07/11/8(木) キャンプじぃじの日記

僕はねぇ、おおむね30才代の10年かかって今の仕事を開拓した。
誰かがやっていることをまねっこしたくても、手本となる人はまったく見当たらなかった。
だからすべて試行錯誤の繰り返しだった。
仕事上でただ一つ、「営業」だけがそれまでの10年、20才代で経験してきていた。
学ぶべきものは相当の量だったことが分かってもらえると思う。
それは別項の「卒業ビデオアルバム制作」にあるとおりだ。 それらはすべて僕自身が学んできたことだ。
しかし、僕は生き延びるための仕事を命がけで学ぶ分、子育てが疎かになっていた。
その結果、四人の男のこのうち、上二人がグレてしまった。
猛省し、ボーイスカウトでの子育てを学んだ。
ほぼ40才代の10年かかった。
そこで強く感じたことが子育てで「父親不在」という今の日本の現状だった。
子育てが疎かなのは、僕だけではなかった。
それで別項の子育てのためのキャンプ「親子キャンプ」のハウツービデオが出来上がった。

20才代、30才代、40才代、と僕はその年代に必要だったことを必死で学んだ。
そして学んだことを実践した。
今思うと、こうして必死に学び実践したからこそ「自分」という人生が作られてきたのだ。
享楽に溺れたところでその人の成長は終わり。 
このことは、このまま子育ての指標となる。
昨日の夕食のとき末っ子に、「一生涯必死に学び続ける心を身に付けろ。」と教えた。
そのためには自分の心の中にある「めんどくさい」と戦い続けなければならない、と教えた。
頭が周りの子より悪くても、一生涯を学べばどうということはない。
むしろ「気楽」「簡単」「安全」「快適」でなければ生きられない人よりは、はるかに価値のある人生を作ってくれることだろう。
子供の頃の学校の成績だけにこだわっている子育ては、目の前しか見ていない証拠だ。
子供の心を育てよう、心を強く育てよう!
そのためには、お父さん自身の強い心を子供に見せればいい。

強い心の定義は、「どういう時でも幸せを感じ取る能力がある」ということだ。

これは厳しくもあり美しい大自然の中でのキャンプで身に付く。


07/11/7(水) キャンプじぃじの日記

昨日は「肉野菜炒め」を作った。 「ピーマンの細切り炒め」の応用だ。
これさえ出来れば栄養的にキャンプではOKだ。 あとは本人のお楽しみのところだろう。
「一人分」を作る。 これが結構難しい。
見た感じの食材の分量を自分の腹具合に合わせる。
飯は炊かなかった。 冷や飯があったので薄味のチャーハンを作った。 
これも初めて作った割りにバッチリだった。
と言うか、むしろこんなに簡単とは思わなかった。
そういうつもりはなかったが今年は僕にとって「調理」の年になりそうだ。
そもそも夏に「手打ちうどん」を学んだし、一合飯が炊けるようになったし・・・
考えてみればこれらこそ「調理」の基本中の基本なのかも知れない。
「味噌汁」は随分前にダシから作れるようになっているので、日本料理の基本3セットではあと「おしんこ」だけ作ったことが無い。
まぁ、これはキャンプ場で作るものではないだろう。 パスだな。

キャンプでは、朝に昼飯も作る。 これがこれからの課題だ。
イメージとしては、朝は「飯・味噌汁(レトルト)・おしんこ・ベーコンエッグかアジの干物」。
昼の弁当は「海苔の二段弁当(大好き!)・おしんこ・肉野菜炒め」をコッヘルに詰める。
いいねぇ。
夕食のときに末っ子にこれの訓練を近々やろうと話した。
末っ子はカブスカウト、ボーイスカウト、で「カブにぎり」と言って「梅干を入れただけのおにぎりを二つ」というのがキャンプでの昼食で馴らされてきたので未だにそうしている。
もうそれは卒業して自分の食いたいものを作れよ、と言ったら僕のその訓練を楽しみにしたようだ。
お父さん、
小学生のうちに子供とたくさん遊ばないと、こうして高校生になって父親の言葉を聞かないよ。
さて、こんどの Snowmen Camp Club のディキャンプでは「手打ちうどん」をやる。
せっかく身に付けたウデを錆びらないようにしなくては。
なんだか調子ついてきたねぇ。
来年の8月にはこのディキャンで「流しそうめん」をやりたいと思っている。
できたら冬には「餅つき」ができたらいいよなぁ。
そんなことをおばばに話したら飽きれた顔をした。
まったく、「人生を作る」という発想がないんだなぁ、うちのおばば。


07/11/6(火) キャンプじぃじの日記

昨日、おばばをブタさんの散歩に連れて行ったあと調理に挑戦した。
「ピーマンの細切り炒め」
この間のものだ。
実は三度目の挑戦になる。
始めのは、竹の子の水煮を入れるのを忘れたので二度目には入れた。
余らせてももったいないと思って1パック全部入れたら水っぽくなってしまった。
ピーマンのシャキシャキ感は出た。
昨日は三度目、竹の子の分量に気をつけながらピーマンのシャキシャキ感を出した。
それとは別に個人用コッヘルでいつもは一合を炊いてきたが、昨日は 1.8合炊いた。 
容量的に2合は無理でこれが最大だろう。
これらすべてソロキャンプの自分の訓練だ。
お昼に、おばばと大家のおばぁちゃんに振舞った。
おばぁちゃんは、蓋を空けて飯を炊いているところを見て不安になったらしく寿司を買ってきた。
ちょっと失敗してコゲを作ったがちゃんと炊けたよ、おばぁちゃんは不思議そうな顔をした。
そしてこう言った。「昔から始めチョロチョロ、中パッパ、赤子泣いても蓋開けるな。と言うんだがねぇ。」
僕はこの世で珍しい「卒業ビデオアルバム制作」を商品開発したんだよ、このぐらいのサプライズはどうってことないでしょ。
なんだか快感になってきたなぁ。
おばぁちゃんは、いつでも僕の調理の試験台になると言った。 もうさっそくファンが出来たようである。

夜、末っ子が帰ってきてこの話しをした。
お父さんも本格的に調理を始めたということでこの子を挑発した。
(今までは子供が作ったものをキャンプで食べてきたからだ)
そして、個人用コッヘルで 1.8合炊く意味について尋ねたら、
「朝、お昼のおにぎり分も作るため」と末っ子が答えた。
「ピン・ポーン!」
今やっているキャンプでは、朝のうちにお昼を用意すれば日中の活動がたくさんできると教えている。
僕の子育てのためのキャンプ−「親子キャンプ」は、いよいよ仕上げの段階、完成へと向かっている。

お父さん、小学校3〜4年生までにたくさん子供と遊ばないと、高校生になって父親の存在がなくなるよ。
僕は実践したなぁ、仕事を蹴っ飛ばしても。
だからこうして、いい意味でオヤジを抜こうと思うようになるんだな。
これは非常に重要な子育てテクニックなんだ。 参考にして欲しい。


07/11/5(月) キャンプじぃじの日記

昨日僕のボロアパートの前で鍋の夕食をした。
お宝ランプとダッジオーブンを使って大いにキャンプの演出をした。
うつ病の友人を誘ったが来なかった。
二人のおばぁちゃんが参加した。
その一人は、でかい家に一人で住んでいて一日中誰とも話す機会が無いと言う。
まぁ、このおばあちゃんの気晴らしも昨日はしたかった。
もう一人は、ボロアパートに一人で住んでいるが友達がいつも尋ねてくる。
そして年中どこかへ友達と出かけている。
この二人のおばぁちゃんと僕と、うちのおばばと末っ子で鍋を囲んだ。
末っ子は年中のことなので特別に感動はしていなかったが、でかい家に住んでいるおばぁちゃんはとっても楽しそうだった。
そのおばぁちゃんは最近体調が悪く、それが原因で精神的にも弱っていたようだ。
だからみんなで囲んだ「鍋の味」ではなく「集まった人」に幸せを感じたのだろう。
そのおばぁちゃんが自分の娘婿の話しをした。
大きい会社で縛り付けられたように働いていると言う。
その婿と僕を比べて、僕は自由に生活が出来て羨ましいという。
そうねぇ、持ち物が多ければ多いほど自由はなくなるんだな。 人生の原理みたいなものだが、そのおばぁちゃんに言っても理解されそうにないので言わなかった。
今朝、末っ子にこの二人のおばぁちゃんで、どっちの方が幸せだろうかと尋ねた。
ボロアパートに住んでいる方だと答えた。
そのおばぁちゃんは僕の大家さんで隣に住んでいる。

こうして僕は末っ子に大きい家だから幸せということは無い、と教えたわけだ。
こうやってお父さん、高校生に語れるようになろう。


#### Snowmen Camp Club ####

07/11/4(日) 冬季キャンプ下見

昨日下見をした。
僕が今までの中で最低のロケーションだった。
道路沿い。 もうそれだけでもひどいが、石ころゴロゴロの傾斜で狭くてサイトに一切の設備が無い。
臨時駐車場を「キャンプ場」と言っているに過ぎなかった。
森の中なら、設備が一切無い方がむしろ面白いけど(何も無いところではトイレの設営を最初に行う)、道路沿いは最低だ。
このことで子供に「下見」の重要性を教えた。
頭の悪い僕の子でも、「下見」を面倒なものから必要なものとして認知したことだろう。
体験で教えるとはこうする。
さて、帰って来てさっそく次の場所を子供が捜して下見の日取りを決めた。
今度は海っぷちだ。

##################


07/11/3(土) キャンプじぃじの日記

ここに専門的な書き込みをして、さぞかし僕の子は優秀だろうと見当違いをされるんだろうなぁ。
社会人として生き延びられるか心配なほどに「優秀ではない」からこそ僕はそれこそ、命がけで子育てを学んだんだな。
末っ子も僕の子だから、俗にいう頭が悪い。
ともかく覚えられない。
考える力や、手順といったことも苦手だ。
「学習障害」ではないが、そのボーダーラインの特徴が見受けられる。

さて、その子の特徴をいかに正確につかみ取れるか、これが子育てで最も最初の作業だ。
ほとんどの母親は、自分の子は世界で最高の能力があると迷信している。
そこらへんをお父さんが客観的にお子さんのパーソナリティを分析してあげないといけない。
母親にはそれができないからだ。
たいがい総ての面で自分の子は優秀だと信じきっている、母親は。 
それが幼稚と組み合わせってエスカレートすると「モンスター・ペアレント」に化けるのだろうと思う。
まるで電気波と磁波が組み合わさって「電磁波」ができる様に似ている。

僕は素人なりに専門書をあさって読んで学んだね、自分の子育てのために。
それで気付いたのだが、僕の子のような「学習障害」の傾向がある子。 「アスペルガー」の傾向がある子。 「注意疾患多動症」の傾向がある子。 それらが混ざり合っているような傾向がある子。
「健全な子」でもよく観察すると、そこにはそれらの傾向をうかがわせると思えることが良くある。
僕は幼稚園の年長さんだけでも600名のインタビューを毎年撮っている。
そのときに、ファインダー越しにそれを観察するチャンスがあるんだな。 
延べで膨大な被験者数ではないですか。
100%完全な子なんてこの世にいないよ、これが僕の結論。
育て方を学ばないで子育てをするとどうなるか・・・
たいがいその子のいい面をつぶして、マイナス面を助長することになるように思う。

僕の正真正銘の障害のある子は、そのマイナス面をどう克服するのか本人に悟らさせるように育てた。
時期を見計らってその障害であることを告知したし、その障害についてどういうものなのかも教えた。
末っ子も、最近になって障害ではないがそのボーダーラインであることを段階をつけて教えた。
末期がんの告知をする気分だった。
しかし、客観的に真正面にその問題に立ち向かう。 ごまかさない。
僕は自分の子を愛するがゆえにそうした。

お父さん、このようにご自身の子をよく観察しよう。
そしてそれを基にその子に合わせた子育てをしよう。

僕の子は頭が悪いから物事を体験で教える。
今日、冬季キャンプの下見に末っ子と二人で行く。
目的地やルート、全部子供が調べる。 僕は子供のお抱えの運転手にしか過ぎない。
お父さん、こうして僕は今でも真剣に子育ての真っ最中をしているよ。

お父さん、僕は学者や評論家ではない。 「オヤジ」を実践している。
だからこそ、僕の言うことに学んで欲しいと思うなぁ。


07/11/1(木) キャンプじぃじの日記

このHPで訴えている「親子キャンプ」では、常に子供よりお父さんの方が技術的に先に学ぶ必要がある。
子供が小学生ぐらいでは、ロープワークの主だったところができれば大体はOKだろう。
中学生ぐらいでは、親子で大冒険できるレベルでなければ子供はお父さんと遊ばない。
高校生になると活動だけではなく、物事の捉え方や考え方、理論、人生について、そういったことを子供に教えたい。
これらは学校では教えてくれない。 ましてや塾なんかではない。
下手をするともう学校では「道徳」レベルのことさえ教えようとしない。
すでに子供は父親以外にそれを学ぶ機会はないと言っていいのではないだろうか。
お父さん、子育てを他人任せなんかにするなよ。
自分で育てよう。
お父さん以外に子供の心を強く育てられる人はいないと僕は強く思う。 
本当にそう思う。

さて、子供のソロキャンプの安全対策として僕もまたこの冬に現場にいなければならない。
三番目の子の時は、完全なソロキャンプをさせた。
その効果は絶大だったが、今思うと無謀だった。
四番目の末っ子では、現場では可能な限り離れていようと思う。
当然のことながら僕もソロキャンプだ。
今までは子供が作ったものをキャンプでは食べてきた。
しかし、これからは自分で作らねばならない。
僕の最も苦手な調理。
でも現場ではだれも僕に「おつまみ」なんかを用意してもらえるわけがない。
キャンプ場に「赤提灯」はたいがいない。
そこで昨日、一合飯を炊く訓練と調理に挑戦した。
キャンプ用のレシピ本ではなく「初心者ママ」用のそれを買ってきて「牛肉とピーマンの細切り炒め」を作った。
もちろん玄関前でキャンプコンロを使っての訓練だ。
下味に片栗粉や砂糖を使うなんて驚いた。
まぁ、出来具合は味はまぁまぁだったが、ピーマンが火力が弱くてよれよれになってしまった。
あのピーマンのシャキシャキした食感がだせたらいいのになぁ。
なんとなく調理にもハマッてしまいそうな予感がしてきた。

お父さん、僕は実行しているよ50歳になっても!
子育てを他人任せにするなよ。


07/10/31(水) キャンプじぃじの日記

あまり専門用語を使いたくないのだが、今日はハイクラスお父さん向けにアウトドアーでの子育てレシピを届けよう。
まず目標だ。

幸せを感じ取る能力をつける。

気楽で楽しい=幸せ、と子供が脳にインプットしてしまってはお終い。
うつ病などの心のトラブルの温床となる。
辛いこと、苦しいこと、悲しいこと、そういったときにでも「幸せ」を感じ取るように出来れば人生のどういう状況にあっても強く生きていけるわけだ。
そういう人に育てるためには具体的にどうすればいいのか?
そのキーワードが「工夫」を身につけさせることにある。
「工夫」の面白さを一度身につければ人生のあらゆる局面で工夫できるようになる。
自分の人生を開拓することが出来て、苦しいことなどを乗り越えることが出来る。
それでダイナミックな自分の人生に感動を味わえる、ということだ。

そのように育てるためにはいろいろなことを教えなければならない。
その教え方の基本が「間接指導」ということだ。
その反対が「直接指導」。
直接指導とは、分かりやすく言えば学校の授業や塾の勉強のことだ。
知識なり技術を指導者が要領よく教える方法のことだ。
これに比べて「間接指導」とは、子ども自身に「気付かせる」ことを主眼にする指導法になる。
子供が気付くまで時間が掛かるし、間違えたりもする。
しかし、指導者はヒントを与えることをしても答えは教えない。
子供はいやがおうでも自分なりに工夫せざるを得ないわけだ。
キャンプ生活のあらゆる場面で、子供は自分の力で工夫して乗り越えさせる。
こういう原理なわけだ。
こうして子供に教場としてキャンプをしようということなわけ。
別項の「親子キャンプ」のハウツービデオのダイジェストを見てみよう。
親が「手」を出さずに子ども自身に作業をさせようと訴えている。
初級編では、子供が怪我をする。 そういう間違えを起こすが、その子はそれで泣き出したりはしていない。
お父さんの励ましで逆に目を輝かしてもっと調理に夢中になっている。
辛いことを乗り越えるとはこのシーンのことだ。
これが間接指導なのだ。
直接指導は怪我をさせずに綺麗に早くできるように教えてしまう。
怪我をすればいいと言っているのではない。 そのシーンは間接指導の象徴として描いた。
こうして子ども自身が能動的にいろいろな作業を通して学ぶことを「体験教育」という。
お分かりだろうか?


07/10/29(月) キャンプじぃじの日記

昨日仕事現場近くの狭山駅でのこと。
上り階段を母親が乳母車を担いで先に登っていた。
後から2歳ぐらいと4歳ぐらいの二人の女の子がついて行った。
可愛い帽子をかぶっていた。 ついそばでじ〜と僕は眺めてしまった。
その階段には他に誰もいなかった。
その時だ。 2歳の子が僕の目の前で左の靴が脱げてしまった。
お姉さんはすぐにその子に靴を履かせてあげた。
ぎこちなかったが、一生懸命に靴を履かせてあげた。
とっても素晴らしい。 最高の異年齢交流だ。 カメラがあれば撮りたい!
職業病か?
僕はその二人の子をどんな風に見ていたのだろうか?
その子たちのお母さんに「どうもありがとうございます。」
と礼を言われた。 僕はただ眺めていただけなのに・・・
僕は思わず、「とってもいいお姉さん、優しいね。」と答えた。
子育て最中のお父さん、
人間の営みで最も難しい仕事だ、子育ては。
僕は「卒業ビデオアルバム制作」という滅多にない仕事を立ち上げた。
結構難しかった。
しかし、子育てはそれよりはるかに難しいと感じたよ。
だから面白いし、心を揺さぶる幸せが得られる。
これをお父さんに訴えたいね。

子育て真っ最中のそのお母さんの「おすそ分け」を僕はその時にいただいた。
なんてことはない階段での出来事。
でも僕の心にその二人の子の絵が焼き付いた。 


07/10/26(金) キャンプじぃじの日記

「親子キャンプ」での子育ては僕の場合、今いる末っ子で最後だ。
あとたった2年でその幕が下りる。 たった2年・・・
もう高校生なのでソロキャンプを行うようになった。
とは言っても僕も安全対策として現場に入る。
前回も、夜ランプが点けられなくて僕にヘルプを求めてきた。
自動着火の電池ボックスを逆さまに入れていたのだった。
子供のグッズはコールマンのアンチョコランプで、僕のは OPTIMUS 1550 で廃盤ものだ。 トーシロには着火ができない。

キャンプコンロも、子供のはコールマン442、昔の「ピーク1」の復刻版でチョークが無くなって簡単操作だ。
ホワイトガソリンが燃料で火力は強烈だ。
僕のは、MANASLU 126 のお宝だ。
この間のディキャンで調子が悪かったので手入れをした。
原因はまたポンプのパッキンだった。
本体の熱ですぐダメになってしまう。
予備のものに交換した。 そしてショップに新たに5つ注文をした。
灯油が燃料で火力がコールマンに比べて弱い。 着火もテクが必要だ。
ただ、燃料費が愉快なまでに安く済む。 ヘビーキャンパー向けのグッズだ。
この皮製のパッキンをなんとかもっともたせられないだろうか・・・
さて、これが今日の本題だ。
この「なんとかできないだろうか?」と考え実行するところに「工夫」が生まれる。
この「工夫」をキャンプで子供に身につけさせよう。
僕はそのパッキンが本体の熱でダメになるのだから、ポンピング以外では本体から外してしまえばいいと考えた。
しかし、そうするとポンプのところがポッカリと口が開いて見るからに危険そうだ。
そこでそこにキャップをすることにした。
だがちょうどいいのが見つからない。
ならば作っちまえと枝をナイフで削った。 木製のキャップの出来上がり。
キャンプの雰囲気も出て最高だ。
さっそくそれで個人用コッヘルで米一合を炊いた。
炊き方は僕が開発したばかりの手法だ。 これもGOOD!

このように子供に教えるためにお父さんがいつもキャンプ技術が一歩先を行くようにする。
このことで「親子」で工夫の力が付いて成長できるんだなぁ。
すごいと思いませんか?

夕食のときに子供にこの成り行きを話し聞かせた。
キャンプ生活のすべてのところでこの「工夫」にチャレンジするように言い聞かせた。
この「工夫」の力こそ人生を面白くし価値を生み出すのだからしっかりやれ、と激を飛ばした。
子供の目が輝いた。

お父さん、こうやって男の子を育てようよ!

子供にこう付け加え話した。
ビデオ編集用のPCを指差して、子供に「見てみろ、この卒業ビデオアルバム制作っていうのは今でもまだ珍しい仕事だ。
お父さんはその工夫をもう20年も続けてこの仕事を完成させた。
そんなことをしたんで貧乏だが、貧乏が不幸か?
そんなことはまったくない。
物や金で空威張りして消費しかできない人生を送っている大人がいっぱいいる。
お父さんの目にそういう人たちは「裸の王様」に見えるんだな。
みじめな人生だよ。
お前は、なんとしても工夫の力を身に付け、自分自身で自分の人生を開拓して愉快で面白い人生を作れ。
今度の冬季キャンプは最高のものにしろ。」

子供の心はオヤジのこうした言葉で育つ。


07/10/23(火) キャンプじぃじの日記

子供は模倣、まねっこでいろいろなことを覚える。
幼稚園で女の子がお母さんのまねっこをしておままごとをしていることがよくある。
そこでは本当にリアルにその家庭内の様子が再現される。
そんなことを知らないのは親だけ。
愚痴のこぼし方から、父親の悪口まで、本当に見事に家庭の「日常」を見せてくれる。
たまに親の「性癖」を披露する子も本当にいる。
その子のお母さんがそれを見たら口から泡を吹いて倒れるかも・・・・
それで気付いたのがお父さんのまねっこをしている男の子が皆無だということ。
女の子と男の子との違いもあろうが、子供の心の中に「父親」の影が薄いのではないかと思わせられる。
男の子でもたまにお父さんの自慢話をする子がいる。
僕がカブスカウトのリーダーをしていたころ、ケーキ屋のパパの仕事振りを作文にして持ってきたことがあった。
手の動かし方を細かく描写してあった。
本当に子供は親をよく見ている。
お父さん、お子さんにキャンプでかっこいい「男」を見せよう。
ここで「かこいい」とは、見栄を張ることではない。
アウトドアーであらゆるシーンで的確な判断、行動力、考え方、のことを指す。
「男」「オヤジ」を子供は見たがっている。

僕もね、お父さんたちに子育てはこうするんだよ、とデモンストレーションした。
それが僕の作った「親子キャンプ」ビデオさ。
これは小学校一年生から高校生までの長い時間を掛けて子供の「心」をどう強く育てられるか、そのヒントにしてもらえると思う。

お父さん、ぜひまねっこしてみて!


#### Snowmen Camp Club ####

07/10/22(月) 冬季キャンプ 計画書

4人の僕の男の子の最後の子、つまり末っ子が昨日計画書を提出した。
そしてその下見の予定表も添えてあった。
ほとんど前回のもののコピー&ペーストみたいなものだ。
まぁ、たまには要領も許そう。
テーマは、
「寒さの中で過ごせるような環境を作ろう」
だって。
高校生になったので、現場では親子が別に過ごす。
正直に言って僕は別にキャンプが趣味で好きなわけではない。
子育てに有効だと思うからやってきた。
キャンプは、熱い、寒い、不快、などなどの自然の厳しさを体験するところにこそ子供の心を強く育てられるというものだ。
それに付き合わされるオヤジも大変なんだ。
そんなことは計画書のどこにも書かれていない。
まぁ、子育ては、大変、心配、恐怖、などなどの社会体験をするところにこそオヤジの心が育っていくんだなぁ。
実感。
気楽を追い求めた生活をすると、親子ともども「成長」が望めないよ。
お父さんも、子供と一緒にさぁフィールドへ飛び出せ!!


07/10/21(日) キャンプじぃじの日記

ここに書き込んでいることが、大きく間違っていないかどうか時々チェックをしている。
それは、ほとんどが気になった本や雑誌からだ。
日経「 Kids + 」という雑誌の存在を知った。
これの12月号のタイトルが刺激的だ。
「これが子ども社会に起きている問題だ!」
ぜひ、早く書店へ行って買って熟読をすることをお勧めする。

p.14〜
携帯やネットの危険性を訴えている。

p20〜
女の子の育て方での注意時点が書かれてある。
僕は4人の男の子がいるが、女の子は育てたことがない。
だから女の子の育て方についてほとんど無知だ。
これを読んでビックリした。
今まで僕は女の子より男のこの方が精神的に弱く難しいだろうと思っていたが、とんでもない。
女の子には、男の子とまったく違う難しさがあることをこの雑誌で知った。
何年か前にカブスカウトのリーダーをしていて女の子がいたが、ここを読んでそのときに分からなかった女の子の行動を理解できるようになった。
女の子は子供とは言え、言葉の操作の「心理戦」が必要なようだ。
じっくりとここを読んだが、僕に女の子がいなくて良かったと、心底思った。
いい子に育てるのに難しさは変らない。
僕は女の子を育てる度胸が無くなったね。
ものすごく欲しかったけれどね・・・・

p.25〜
男の子についてだ。
これは僕の得意分野だ。
特に、p.27 「男の生き方」が示されないことが混乱の原因、とある。
まったくその通り。
お父さん自身でお子さんに「生きる意味」や「生きる価値」「生き方」を教えよう。
それをキャンプで、焚き火を囲んで実践しようと僕は一生訴え続けたい。

さてこの雑誌で面白いことに気付いた。
p.52
プレパークの記事。 自然の中での子供の遊び方だ。

p.59〜
トヨタ自動車が協力の「 VOXYサマーチャレンジ 」という活動の紹介。
ボーイスカウト顔負けのキャンプをしている。

p.68〜
東京ガス協力の「どんぐりプロジェクト」という環境をテーマにしたキャンプ活動の紹介。

p.94〜
ソニー教育財団協力による子供の自然体験の活動報告。

p.104〜
地域と学校が協力し合った「手作り葦舟で川下り」という記事。
これもボーイスカウト顔負けの活動だ。
写真を見ただけでも圧倒されるね!

お父さん、
男の子を育てる上で自然体験は、必要だ。
ぜひこの雑誌を手に入れて欲しい。
いい子育てのためにぜひこれを読んで欲しい。
僕のへたくそなここの訴えが分かってもらえると思う。
子供の育ち具合が悪くて悲しい思いをする前に、なんとしてもお父さん、子育てを学んで欲しい!


07/10/18(木) キャンプじぃじの日記

昨日夜7時ごろ歩いて1分のコンビニへグレープジュースと氷と炭酸を買いに行ったときのこと。
若い二人の母親がハッキリとした目当てもないままの様子でいた。
一人は赤ん坊をだっこしていた。
プロの母親はコンビニでは買わない。
ましてやその時間は夕食が始まる頃だ。
どう過ごそうと本人の勝手だが、その結果の責任ももれなく本人が負う。

幼稚園はたいがい生き物を大切にする。
「サワガニ」を馴らして手で「おいで」をすると寄って来るようにした先生がいた。
信じられないことだが本当に目の前で起こった。
その先生は金魚を30センチぐらいまでに育ててしまった。 最後はその金魚、白内障だった。
縁日で売っている大きくならない「緑がめ」を20センチぐらいまでに育ててしまうなんていうのはもう、どこにでもいる。
だいぶ前の話だが、幼稚園で鶏をかっているところがある。
ご多分に漏れず、もうお年寄りになっていた。
そしてある日、その鶏が具合が悪くなって幼稚園の先生たちの看護で元気を取り戻したときのことだ。
朝の登園で親子がその鶏のところに来た。
お母さんが「あら、元気になったのね。よかったね。」と言いながら子供の手を引いていた。
ほのぼのとしたシーンで格別どうということはないように思えるが、実はこのときにその母親の子はとても素晴らしい情操教育を受けたのだ。 
最高の教育なのです、これが!
冒頭の二人の母親の旦那は、恐らく心の育ちに無関心なことだろう。

お父さん、
お母さんが普段どう過ごしているのか、どう子供と接するのがいいのか、いいアドバイスできるようになろう。
母親はそのことでものすごく安心してお子さんを養育することでしょう。
ここの意味を分かってもらえれば幸いなのだが・・・


07/10/17(水) キャンプじぃじの日記

モンスター・ペアレント
父親にもこれがいることを幼稚園の経営者に教わった。
その家族は救いようがないね。
会社で言うなら、社長がドラ息子で経営の戦略がなにもなく社員に空威張りしている状態だ。 早晩潰れる。
そういうタイプの人はここを読んだら不愉快極まりないだろう。
なぜなら、ここでは「幼稚」が子育てで最悪なことを訴えているからだ。
そりゃそうでしょう。
「子供」がどうやって子育てをするというのでしょうか?
ここで言う「子供」とは精神年齢のことだ。 

ここを何回もお読みくださるお父さんは違う。
僕はそういうお父さんたちに希望を描いている。
そういうお父さんたちは「子育ての方法」さえ、その要領さえ会得すればいい子育てをするのに決まっているからだ。
そして真剣に子育てをすれば、いやがおうでもその父親は「オヤジ」に育つ。

高卒の僕でも分かる簡単なことだね。 やるのは大変だけど。

頑張れ、お父さん! 真剣に生きる見本を子供に示そう!


07/10/16(火) キャンプじぃじの日記

昨日久しぶりに終電車だった。 埼京線で「迷惑行動」の人が線路に出て電車が動かなくて一時は帰るのを断念しようと思うほどだった。
楽しかったんだな。
池袋の居酒屋で30才代のお父さんを相手に子育て論をぶちかました。
「飛んで火に入る夏の虫」で被害にあったその人は、雑誌の販促ビデオのために仕事の打ち合わせで僕と会っていた。
まぁ、正確に表現をするのなら僕の「お客さん」だ。
その方は最近女の子ができた。 だからどうしても子育ての話になった。
その初心者お父さんにこう話した。
「・・・さん、僕は男の子しか育てたことがないので、女の子について分からないことが多い。 
でも男の子でも女の子でも同じところがあると思う。
ちょっと、こうイメージしてみて・・・・
お父さんがもう70歳になろうというときに、娘が40才を過ぎても結婚できなくて、あなたの年金をしゃぶっている・・・
もう一つ、
娘が普通に結婚して孫がいる。
子供は一日、一日、成長をしている。 しっかり育てないと女の子と言えども悲しい思いをさせられるよ。」
こんな調子で僕の説教を3時間以上辛抱強く聴いていた。 気の毒に。
仕事の打ち合わせは、ほんの数分で終わった。


#### Snowmen Camp Club ####

07/10/14(日) ディキャンプ

お昼のメニューは、ダッジオーブンで海鮮鍋をした。
おばばの指導のもとじぃじが作った。
もっともスープは出来合いのものだったが、調理用にしているナイフで切った。
だが、手入れが悪くて切れ味がサッパリだった。 
ナイフが錆びてやんの・・・失格。
お宝のキャンプコンロも手入れが悪くて、ガスのものに替えたら、これも調子悪いときたもんだ。
午後から「親子で工作」を実施。
前回同様、おばばが営業して大入りになったのはいいのだが、「枝ハンコウ」の材料を用意するのを忘れた。
集まった親子に急遽「竹トンボ」と「ペットボトル風車」を作ってもらった。
ここのところ仕事がハードだったので、ポカだらけだった。
でも鍋はうまかったし、工作も大いに喜んでもらえたようなので、結果オーライだ!
この活動もまるまる2年経った。 時間が経つのが早すぎる!
これから寒くなってたぶん、来月からしばらくはお客さんはいなそうで、おばばと二人のピクニックだろうね。
いや友人が一人、楽しみにしていつも来るから三人か。
隠居キャンプだな、これは。


07/10/13(土) キャンプじぃじの日記

最後の子が社会人になる予定(なれるかな?)の2年半後、本格的に「卒業ビデオアルバム制作」で飯が喰える人材を育てようと思う。
少しずつその準備をしていて、このHPの別項の「研修内容」もほぼ完成させた。
昨日、今まで僕が作った「販促ビデオ」や「幼稚園案内ビデオ」を整理して、それら古いのをDVDにした。
知らないうちに結構なタイトル数になっていた。
その中で、H7年ごろ作った「幼稚園案内」で体験教育について訴えたものがある。
経営者とバチバチとディスカッションして作った。
予算がなかったのでナレーションをその人と僕の掛け合いで作った。
まだ、ボーイスカウトの活動を知らなかった頃に作ったのだが、今、もう一度見直してみて「絵」の作りはお粗末だが訴える内容はまずまずのものであった。
ここに書き込んでいる僕の子育ての考え方は、どうやらこの時期に固まっていったようだ。
自分の歴史を見直すといろいろと面白いことに気付く。
そして試行錯誤を繰り返して必死に「生きることの答え」を求めていたんだなぁ、と自分自身で感心した。

僕も浴びるほど酒を飲んだよ。
それで痛風になった。
ドジも踏んだ。
それで四人の男の子のうち、上二人をグレさせてしまった。
そういう中にでも必死に求めてもいたんだな、人生を。

お父さんもせっかく生きているんだから、お子さんと人生について大いに学んでいこう!
長く生き延びることが目的のじぃちゃん、ばぁちゃん、がいる。 そんなのは惨めだよ。
生きる価値をお子さんと作っていこう!
本当に大変だったが、今思うとダイナミックで面白い人生になるよ、真剣な子育て・・・


07/10/12(金) キャンプじぃじの日記

前にもどこかに書き込んだが、「子育て」で悩んでいるのは母親の方が圧倒的に多いと思う。
子育てについての雑誌は母親向けが本屋さんのコーナーを多く割いていることでそれが良く分かる。
それに対して父親に向けたものはこの間紹介した「ポプラディア サムズ」ぐらいと極端に少ない。
この雑誌を手にしたお父さんは、子育てを考える少数派だろうか。
子育てには、父親も母親も、両方とも必要に決まっている。
それが自然に組まれたメカニズムだからだ。 逆らってはいけない。
もう一度言う、それが「人」という生物体にとって自然なことなのだ。
具体的にどういうことだろうか?
父親は子供が生きる上での「理念」や「戦略」を教えるようできている。
母親はそれに対して子供に「戦術」的な養育をする。
こういう違いの性差がある。 それを無理やりひん曲げてもいいことはない。
「理念」「戦略」「戦術」、企業活動の言葉だが、このHPの別項「卒業ビデオアルバム制作」での「営業」でそれを説明しているので参考にして欲しい。
父親が子育てに関与しないとどうなるかというと、つまり「理念」「戦略」なき戦術ばかりの子育てになる。
具体的にどういうことかと言うと、
「学校の成績は、少しでも良い方がいいに決まっている。」
こういう気持ちは人生の目の前しかみていない教育観だ。
特に知識的な臨界が8歳ごろということが知られるようになって小学校低学年で猛烈な「暗記教育」が盛んになった。
夜10時ごろ小学生が塾の回りにたむろをしている風景はもう珍しくはない。
本当にこんなことでいいの?
どう思う、お父さん?
この現象は子育てを目先しか考えていない「戦術」のみがゆえのものだろう。

お父さん、お子さんに生きる意味や生き方を教えよう。
人生全体を一つの塊として考えて、いつか「死」を迎えるまでの一つの人生について語ろう。
それを大自然の中のキャンプで、焚き火を囲んで、ぜひやって欲しいと僕は勧めたいね。
最高のロケーションでしょう?
オヤジが人生を語る場所として美的ではないですか!
僕は実践したが、いいステージだったと思うよ。

さぁ、子供に熱く語れ、お父さん!


07/10/10(水) キャンプじぃじの日記

まぁ、ここの書き込みは30才代の若いお父さんを想定している。
基本的には女人禁制だ。 
さぁ、おばさんが読んでいたら、出っていって、出っていって・・・

僕の30代はエネルギーが余って余ってしょうがなかったなぁ、今思い出すと。
それがたまたまビデオの仕事に燃えたのでそれほどの悪さをしなかったと思う。
多少はあったかなぁ・・・  男だしねぇ・・・ 
普通の若いお父さんとなんら変らないだろうなぁ、そこらへん。
でも、子供とはよく遊んだ方だと思うよ。
土日が仕事だったので子供が平日休みの日は、サイクリングか土手でのディキャンプをよくやった。
どっちも本格的だった。
そのころの生活の優先順位は、一位、仕事。 二位、子供だった。
ともかく子供に飯を喰わせようという気持ちが今の仕事を立ち上げる原動力となったんだな。

フリーのカメラマンを親の援助なしで家族を喰わせ続けること20年は、結構難しい。
たいがいは不安定な収入ゆえ結婚できないでいる方が多い。
そうでなければ親の庇護を受けている。
自分で思うがここらへんが普通ではなかったかも知れない。 
古い友人たちはそれを「我がまま」と言っている。

子供とはたくさん遊んだが、育て方を知らなかったので四人の子供の内、
上二人はグレてしまった。
猛省したねぇ。
まさか暴走族をやって荒れ狂うとはまったく信じられない出来事だったね。
警察署を尋ねること10件。
詳しくはこの書き込みの初めの方にある。

お父さん、
どんなことにも「ハウツー」があるんだよ。
難しいことほど、それも難しいということがあるだろう?
子育ては人間の営みの中で最も難しいと思うよ。 本当にそうだ!
48手なんて言うのよりはるかに難しい。

このHPの別項に「親子キャンプ」のハウツービデオのダイジェストがある。
ぜひ良く見て、キャンプではなくても肝心なところを捜し求めてみて欲しい
なぁ。
きっとヒントがあるはずだ。
ここの子育ての書き込みは、僕のしくじりから産まれたもので「学説」ではない。
僕と同じドジ踏むなよ、お父さん!


07/10/9(火) キャンプじぃじの日記 その2

お父さん、他人事ではない。

今朝のラジオの報道で、北海道大学の研究チームの調べとして中学生の
10%が躁鬱病かうつ病という結果が出たという。
とんでもないことだ。
育て方が悪くて本当に苦しむのは本人だけではなく「親」だよ!!

親の気楽からその地獄が始まるんだよ!!


07/10/9(火) キャンプじぃじの日記

僕は、古い友人がうつ病で仕事をしないので、それについて素人なりに本を読んで学んでみた。
育てられ方の問題だ。

「歎異抄」が二冊もあるので、一冊をその友人にあげに行った。 近くに住んでいる。
宗教家に叱られるかも知れないが、「困ったときの神頼み」と良く言うじゃないか。 仏様だけど・・・・
そいつの家には3〜4才の柴犬がいる。
玄関でワンワンとうるさい。 散歩はちゃんとしていると言う。
僕はその犬の頭をなでてやると、いつものように「お漏らし」をした。
まるで産まれたての子犬だ。
友人はあまり世話をしている様子はないので、お漏らしと無駄吠えは母親の影響と考えられる。
僕は友人の母親に随分世話をしてもらったので悪口は言えないが、それでも友人のうつ病と犬のそれは、その母親の影響以外に考えられない。
ごくごく普通のおばさんだったんだが・・・
いったいなぜ?
一流の会社のサラリーマンのオヤジで、昭和40年代に一軒家を買った。
母親は専業主婦だ。 なんの苦労もなく生活をしてきている。
日本人の常識から考えたら、幸せの理想をしてきたはずだ。
しかし、結果オーライではなかった。
街でその母親に会うたびに愚痴をこぼしている。
それで思い出した。
昔から、そうだった。
何の苦労もなく生活できているのに、父親の悪口をよく言っていた。
娘の結婚相手の悪口もしかれ。
もちろん、友人本人のこともうつ病になる前から文句を言っていた。
これだよ、これ。
恐らくこの不平不満な母親の心が原因ではないだろうか。
そう気付いたら、それ以外に考えられない。

なぜ何の苦労もないのに年中不平不満を言っているのだろうか。
僕にはハッキリとした理由は分からないが、たぶん「自分の成長に感動」が味わえなかったからではないだろうかと推察した。
もう、しつこいまでに僕は、「気楽が成長を止めて、成長がないから幼稚」を繰り返して訴えている。
もしかしたら、これを証明することなのかも知れない、その犬のお漏らしと無駄吠え・・・・

お父さん、
母親の熟考度、または幼稚度をよく観察して子供に悪い影響がないかどうか今日チェックしよう。
僕のように手遅れにならないうちに今日やろう、それを。
いくらお父さんがいい子育てをしても、「幼稚」の家庭内感染をしていたらお終いだ。
これはエイズより怖い病気だ、幼稚。
なぜなら特効薬はない。
しかも、ニート、うつ病は日本中に蔓延している。

早期に手を打てば大丈夫だ。 僕の四人の子供の下二人は頭は良くないがその病気の免疫はあるように育っている。
実行した分の効果は必ずある。
だから頑張ってください。

お父さん自ら「大変だからこそ面白い」を実践しよう。


07/10/8(月) キャンプじぃじの日記

僕は幼稚園を相手にしたビデオ屋だ。
発表会なんかをビデオで売っている例の業者だ。
今は運動会のシーズン。
先週の雨のアオリで、ナント、3日連続で運動会の撮影をした。
ビデオ屋家業20年でこんなのは初めてだ。
普通1回の撮影で2〜3日放心状態になるほど僕にとって肉体労働だ。
それが3回レンチャン。
するとどうなるかというと、実は3日前の筋肉痛が今日出てくる。
若いお父さんには信じがたいことだと思うが、歳をとると疲労は数日後に現れるようになるのだ。
たぶん、明日は3日前+2日前の疲労。
明後日は、3日前+2日前+昨日の分の疲労。
そうして積み重なると思う。
ひえ〜地獄だ!
それでもってこの次の土曜日にもまた運動会がある。

昨日の幼稚園さんは、前々日にビデオ屋を探していて僕をゲットした。
そこの園長先生との話で、「実は僕は幼稚園が専門でどの行事も重なるのです。 この1〜2年で若手育成を本格的に始めようと思っているのですが、『人を育てる』という仕事が一番難しいですね。」
と申し上げたら、先生は、「僕は逆に教わることばかりだ。」とおっしゃっておられた。
なかなかの人格者だと感じさせていただいた。
僕よりご年配でもまだ「学ぶ」ことをしておられる。 素晴らしい。

教育現場でこういうリーダーをよく見かける。
それは、BSもそういう人が多すぎると感じたのだが、子供を育てるカリキュラムに自信があって、それが本人の高慢になっていることだ。
だいぶ前に幼稚園の経営者がそれで自滅したのを目の当たりに見た。
他にもなければいいが・・・

お父さんも子供を育てているうちに次第に上手になっていく。
しかし気をつけなければならない、このことを。
子供に必要なのは、教育技術ではなく本物の愛情だ。
子供を愛することの他にない。

僕は60歳になっても70歳になっても学び続けられるようになりたいと、周りを見て本当に思ったね。
もっともそれまで生きていればの話だが・・・・

お父さんも命がけで学ぼう、人生を。


07/10/5(金) キャンプじぃじの日記

自由と学び

家族の絆が崩壊しそうな感がある。
たぶんそれは、「我がまま」を越えた自由があるからだと思う。
その結果はすべて本人に降りかかる。

逆に命がけで学ぶのも自由に出来る。
その報酬は本人に入る。

格差社会と悪く言うが、仕事をしないものが生きにくくなるだけのことであって努力が実るいい社会だ、日本は!
「格差」は一生懸命に命がけで学び仕事をする人にとって素晴らしい報酬があるものだ。
大いに結構。
ここで言う報酬とは金のことではない。

40才のおばさんがご主人を亡くして看護婦の資格を必死に取ろうとしている。
成功すれば、自分の生活と子供の教育費が得られる。
ただそれだけではない。
日本全国どこへ行っても「食べられる」という自由も手に入る。

同じ歳でも何にも学ばなかったご婦人は、旦那にしがみつく以外に生きる術がない。
いくら豪邸に住んでいたとしても、実は不自由な人生ではないだろうか。

男だってそうだ。
僕のように貧乏でも、日本全国どこへ行ってもだいたい3年で商売を立ち上げられると思う。
顧客の幼稚園を6〜7件開拓をすればいい。
しかし、自分を磨く学びで特技がなく、30才、40才、と「気楽で楽しい」を追い求めたら会社にしがみつくしかない人生になる。
いくら安定収入を得ても不自由な人生ではないだろうか。

お父さん、
お子さんを、女の子でも男の子でも一生涯を一生懸命に「学ぶ」人になるように育てよう。

もしそう思うなら、「気楽で楽しいから幸せだね」という生き方ではなく、
お父さん自身が「努力して大変だったからこそ面白い」人生を実践して子供にまねっこさせればいい。
簡単な話だ。

金を払って気楽に子育てをしたら、その代償はすべてお父さん自身に降りかかる。
僕は思うが、「子育て」ほど真剣が求められる仕事はない。
真剣に育てた分、必ずその成果は現れる。 
お父さん、期待してるよ。
日本はいい国だ。 それをしっかり支える若者を育てよう。

子育て格差も間違えなくこれから表面にでてくる。
それは恐らく知識の量ではない。 どういう気持ちを本人が起こせるのか。
「幸せを感じ取る能力」のある若者・・・

大いに結構。


07/10/4(木) キャンプじぃじの日記

つづき
「個人用コッヘルで一合飯を炊く」

この方法の完成が見えてきた。
蓋を開けてシャモジでかき回しながら米を炊いて、かき回していてもブクブクと底から蒸気が上がって米の体積が大きくなったら、余分な湯を捨てるのだが、米と同じぐらいではなくわずかに湯の方を多めにするといいことが分かった。
後はこの間の解説どおりだ。
昨日、もうちょっとで「銀シャリ」っぽくなった。
これから先は、微妙な加減のテクとなるので文章では表現できない。

「親子キャンプ」では常にお父さんの方がテクが上であり続けることが求められる。
僕の場合を紹介しよう。

ことの始まりは、子育てにボーイスカウトの活動がいいと決心してそれに加わったことからだった。
子育てが面倒な方は、もう論外だ。
そういう方はここを読まない。
自分の子供の心を強く育てようという強い意識が必要だ、始めに。
それで最初の頃は活動の「お手伝い」を率先してやった。
子育てを他人任せにしない。 この子供に対する愛情こそ一番重要だ。 
そうしているうちにこの運動を学ぶ機会が与えられる。 それを面倒と思うか、子供のために必死に学んでみようと思うかの違いで「オヤジ」に成長する一歩となった。 ぼくは「コッヘルで一合飯を炊く」こだわりでそれを学んだ。
BSの関連著作はビックリするほど充実している。
巷の子育て本とは違って、そこに書かれてあることは総て臨床済みのことばかりだ。 ただの理屈ではない。 本当に凄いと思う。
中でも「隊長ハンドブック」は必見だ。 県連事務所で誰でも買えるからそれをぜひ読んで欲しいと思う。
それは年齢別に、「ビーバー」「カブ」「ボーイ」とあるが、僕はビーバーとカブを読みあさった。
そしてひょんなことで僕はカブスカウトの隊長を体験させてもらった。
そこで、40才を過ぎてからロープワーク、工作物、子育てのための活動プログラム、などなど学んだわけだ。
訳があってその活動に並列して「 Snowmen Camp Club 」というシンボルを掲げて直接自分の子供をキャンプで育てるようになった。
そのときに小さな工作物、テーブルや椅子などの実用的な工作物を「教材」として僕は編み出して子供に挑戦させた。
ここだ、子供の成長に必要と思える内容をまず僕自身が考えカリキュラムとして準備する。
子供より一歩先の訓練をお父さんがし続け、子供に「まねっこ」させる。 このリズムで子育てしよう。
そんなことを仕事を蹴っ飛ばしてまでもやっていた。 それでこのHPの別項の「親子キャンプ」のハウツービデオが出来上がったわけだ。 
それは自分の子の記録として撮っているうちに作り出してしまったわけだ。
今、ソロキャンプに向けて僕も特訓中だ。
僕は調理が出来ない。 苦手もいいところだ。 そこでその始めにこの一合飯に挑戦して勝利の一つを得たと言う次第だ。
こうして子育ては、お父さんも多くのことを学びながら親子で成長する。
そこにたくさんの生きる感動が味わえるわけだ。
子育てを他人任せにしていたら永久に分からない感動だ。
そこには本物の愛の香りが漂う。

若いお父さんもこれを味わって欲しいと心から願っている。


#### Snowmen Camp Club ####

次回ディキャンプは変更になり、

10月14日(日)です!

##################


07/10/3(水) キャンプじぃじの日記

この日記は、いつも「昨日」の話だ。
それは朝の6時ごろに書き込んでいるからだ。
僕は大体5時半に起きる。

末っ子の高校生は、高校になって朝早く起きて宿題などをするようになった。
この子は朝、起こさなければそれまでダメだった。 自分の力で起きる。 
これをさせるのにずいぶんと怒鳴ったり、ひっぱたいたり、大変だった。 (注:折檻で育つ子とダメになる子がいる)
それで本人は何を思ったか自分の力で4時半に起きるようになった。
風呂のない二間のボロアパートだ。 いやがおうでもついでに僕の目も覚めてしまう。
子供なりに反撃しているのか、それとも本気で生きようとしているのか・・・・

昨日の朝は、いつも通りに子供が起きたのだが、僕が布団から起き上がるときに椅子に座って居眠りをしていた。
朝っぱらからオヤジの美声を思いっきり浴びせたね。
「馬鹿やろう! 居眠りしてんなら朝起きの意味がないだろう! ゴッチ〜ん。」
80キロの柔道部を震え上がらせた。

実ね、ちょっと腹の虫が悪かったこともあってやり過ぎたなぁと反省したんだな、その後。
でも気合を入れて今朝は机に向かって何やら勉強をしていた。
高校生でもかわいいね。


07/10/2(火) キャンプじぃじの日記

つづき
「個人用コッヘルで一合飯を炊く」

昨日、末っ子の高校生が代休で家にいた。
そこでソロキャンプに向けてお互いに一合だけの炊飯訓練を行った。
新手法のそれに新たにこう改善した。

コッヘルにお湯を一杯張り、蓋を開けてシャモジでかき回しながら米を炊くまでは、この間の解説どおり。
かき回していても、中の湯が沸騰して底から蒸気が上がってくる頃を見当に湯を米の量と同じぐらいまでに捨てる。 ここも同じ。
その後すぐに蓋をしてさらに直火で1〜2分炊く。 ここが改良点だ。
蒸気が吹かれて、その勢いがなくなったところで大きいコッヘルの蓋に水を張ってその上に米の入ったコッヘルを置く。 これも同じ。
僕の MANASLU 126 は、灯油が燃料なので火力が弱く、それより15分蒸らす。
子供のは、コールマン 442 でガソリンが燃料で火力が強く10分で良かった。
使う道具でここらへんが違うので、トライする方は多少の試行錯誤でタイミングを探ってください。
そうして蒸したら、タオルを二つ折りにしたところにそのコッヘルを包むようにしてさらに「蒸し」を落ち着かせる。 約10分。

これでだいたい85点の出来具合になる。 「銀シャリ」までにはもうちょっと研究の余地ありだ。

さて、お父さん、
小学校の間にたっぷり子供と遊ばないとこうして高校生になって父親と交流を持つことはできない。
父親にベッタリと仲良しの「お友達」ではなく、そこそこに反抗期だがいざとなったら親父に従う心に育てられれば難しい小言も聞くようになれる。 これが大切だ。
個人用コッヘルで飯を炊くのが難しいということは、子供もソロキャンプでやってきて良く知っている。
今回の炊き具合を子供に見せて、オヤジの「研究力」を感じさせたかった。
こうやって目の前で実際にやって見せて「試行錯誤で学ぶことの大切さ」を子供に教える。
これを体験教育という。
ボーイスカウトの教育の手法だ。
ぜひお父さん、大いに参考にしてお子さんを育てて欲しい。
子育てレシピでした。


07/10/1(月) キャンプじぃじの日記

雑誌「ポプラディア サムズ」の p15 に「モンスター・ペアレント」について「妙薬求む」とある。
お父さん、知らない方がたぶん多いのではないだろうか?
今学校で教師が問題を起こして話題になっているが、実は母親も問題を起こしているのです。
剣道の合宿でアザができたから訴えるとか、集合写真に自分の子が中央に写っていないのはなぜかとか、
常識的に考えて異常なまでの理不尽なことを騒ぐ親のことだ。
ほとんどの場合、それは母親が多い。
僕もカブスカウトの活動をしていて、母親たちの身勝手さはウンザリするほどだったことを思い出す。
僕はそのいやな体験があるからもう二度と母親を相手にしたことをしたくはない。
それほどに深刻な状態なのです。
たぶん、善良な母親の方が圧倒的に多いとは思う。
そうでなければ僕のビデオは買ってもらえない。
ビデオ屋の商売が成立しない幼稚園は、確率的に「身勝手」な親が多いように思う。 
みんなダビングしてかっぱらわれてしまうからだ。
この間、写真屋さんが嘆いていた。 展示中のスナップ写真を携帯のカメラで撮ってかっぱらう親がいるそうだ。
こういう親が多いところには行かない方がいい。 これは一つの指標になるかも知れない。

さて、そういう母親に毎日さらされ影響を受けているのは、他でもないその母親の子だ。
例えば、かっぱらったビデオをその子に見せて、その子は何を学習するだろうか?
そう、かっぱらうことが当たり前だと心に刻むことになる。
お父さん、これは深刻なことではないでしょうか?
子供の性格に重大な影響があることを避けられない。
天に向かって唾を吐く者にそれがかかる。
そういう母親も、詰まる話、育てられ方に問題があったのだろう。

お父さん、まさか、と思われるかも知れないが、例えばダビングしてかっぱらったビデオがあるかどうか、一応チェックした方がいい。
それがもしラックにあったら、他の事においても「身勝手」なことをしている可能性は非常に高いと思う。
子育てでその子の性格が歪んで悲しい思いをする前にぜひ予防しよう。
モンスター・ペアレントの対策は、その家族の総責任者である父親の監督となる。
これも重要な「オヤジ」の仕事だ。
その雑誌の妙薬の答えは、「オヤジ」だ。

大変だけど頑張ってね、お父さん。


トップページ http://www4.plala.or.jp/channel/frame.html