タツノオトシゴの名前の由来

◆馬? 竜??


英語では、タツノオトシゴは、英語で「sea horse」です。 (「horse」=「馬」)

日本でも、ウミウマ、ウマウオ、ウマノカオ、ウマノコといった地方名があります。
世界各地で、タツノオトシゴは『馬』にちなんだ名前がつけられているようです。

確かに、頭の形は馬っぽいですもんね。


また、タツノオトシゴは、漢字で書くと『竜の落とし子』となります。

竜やドラゴンと聞いて、タツノオトシゴをイメージする方もいるかと思います。
確かに、あのしなやかな体のラインは、竜に似ていますもんね。

タツノオトシゴに架空の動物であるドラゴンを重ねたのでしょう。


◆学名の由来


あらゆる生物には学名がついています。

学名はごく類縁関係が近い種をまとめた名と、
それに続く名の組み合わさった二名式名で名づけられます。

学名はラテン語で名づけられ、必ずイタリック体(もしくは下線付)で記されます。

ヒトの例
Homo sapiens
属名 種名
ピグミーシーホースの例
Hippocampus bargibanti
属名 種名

つまり、タツノオトシゴ属に属する種の学名の前半部分は、
必ずHippocampusとなるわけです


ちなみに、Hippocampusとはギリシャ神話に登場する想像上の動物で、
海神ネプチューンの戦車を引く、上半身が馬で下半身が魚の動物だそうです。


◆人の脳の中にタツノオトシゴ!?


脳の中には、記憶を司る「海馬」と呼ばれる器官があります

脳の中の海馬
イメージはこんな感じ!?


タツノオトシゴに形が似ていて、英語名の「sea horse」から、
このような名前になったそうです


脳の「海馬」の英語名はHippocampusで、タツノオトシゴの学名と同じなんですが、
タツノオトシゴに由来すると言う説と、
上で述べた海神ポセイドンがまたがる海馬に由来する説があるそうです。


この脳の絵はちょっとおもしろいかもと思って作ったんですが・・・

ちょっと、気持ち悪いですか?(笑)


◆タツノオトシゴの仲間の名前も面白い


タツノオトシゴは、トゲウオ目という仲間に含まれるのですが、
その中にはまだまだ変わった名前の魚がいます

葉っぱのようにしか見えない、『竜』と名のついたシードラゴンの仲間、
タツノオトシゴならぬ、テングノオトシゴ
タツノオトシゴの親戚(?)、タツノイトコタツノハトコなどなど・・・

名前だけでも、魅力的な魚がたくさんです    →詳しくは「近縁種」

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