日本基督教団
信仰告白
1954年10月26日第8回教団総会制定
1967年7月6日第4回常議員会においてふりがな確定
 我らは信じかつ告白す。
 旧新約聖書は、神の霊感によりて成り、キリストを証し、福音の真理を示し、
教会の拠るべき唯一の正典なり。されば聖書は聖霊によりて、神につき、救ひ
につきて、全き知識を我らに与ふる神の言にして、信仰と生活との誤りなき規
範なり。
 主イエス・キリストによりて啓示せられ、聖書において証せらるる唯一の神は、
父・子・聖霊なる、三位一体の神にていましたまふ。御子は我ら罪人の救ひの
ために人と成り、十字架にかかり、ひとたび己を全き犠牲として神にささげ、我ら
の贖ひとなりたまへり。
 神は恵みをもて
我らを選び、ただキリストを信ずる信仰により、我らの罪を赦し
て義としたまふ。この変わらざる恵みのうちに、聖霊は我らを潔めて義の果を結
ばしめ、その御業を成就したまふ。
 教会は、主キリストの体にして、恵みにより召されたる者の集ひなり。教会は
公の礼拝を守り、福音を正しく宣べ伝へ、バプテスマと主の晩餐との聖礼典を執
り行ひ、愛のわざに励みつつ、主の再び来りたまふを待ち望む。
 我らはかく信じ、代々の聖徒と共に、使徒信条を告白す。
 我は天地の造り主、全能の父なる神を信ず。我はその独り子、我らの主イエス・
キリストを信ず。主は聖霊によりてやどり処女マリヤより生れ、ポンテオ・ピラトの
もとに苦しみを受け、十字架につけられ、死にて葬られ、陰府にくだり、三日目に
死人のうちよりよみがへり、天に昇り、全能の父なる神の右に坐したまへり、かし
こより来りて、生ける者と死ねる者とを審きたまはん。我は聖霊を信ず、聖なる公
同の教会、聖徒の交はり、罪の赦し、身体のよみがへり、永遠の生命を信ず。
                                            アーメン。