(1)繊維・糸の太さの表し方

繊維や糸の太さの表示には恒重式番手や恒長式番手が使用されてきたが,1999年10月からの新計量法の動きとも関連し,繊維・糸の太さ表示は,恒長式のテックスに統一する方向が打ち出されている.

テックスにはデシ(d)やキロ(k)などの補助単位を使用することができる.

テックス(恒長式番手法)においては,長さが1,000mで1gあるものを1テックス(tex)とする.

今,糸(繊維)の長さがlm,その重さをwgとすると,

この糸の太さは,テックス(tex)=1000×(w/l)となる.

デシテックス(dtex)はテックスの1/10であるので,約1デニールに等しい.

参考までに,旧式の番手(恒重式番手),デニールのテックスへの換算法を下に示す。


糸の種類名称 テックスへ換算法
綿糸、化繊紡績糸、絹紡糸英国式番手(綿番手)590.5÷綿番手
麻糸麻番手1653÷麻番手
毛糸共通式番手(メートル式番手)1000÷メートル式番手
繊維、糸デニール(約デシテックス)0.1111×デニール