青の扉白の鍵     戻る

特徴:病院を舞台として繰り広げられる青年時代の心の葛藤、生き様等を
    心の内面より描いた純愛よりの物語です。

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評価項目・他 kuraの評価
シナリオ 90/100点
会話テンポ 90/100点
CG なかなか良いのでは?(^^)
音楽、効果音 なかなか良いです
Hシーン 78/100点
1プレイ時間 3〜4時間位?
システム 使いやすいシステムで安定している
総合評価 90/100点

各項目詳細

あらすじ

大学生の主人公はスポーツトレーナー目指し、脇目もふらずに勉強を続けていました。
しかし、ある日交通事故を起こしてしまい、暫く入院する羽目になってしまいます

ふと空いた時間を手に入れてしまった主人公は、
そこでいろいろな人と知り合い、
自分の過去そして将来を
見つめ直して行くこととなりますが・・・


シナリオ
前半では主人公が生きてきた今までの人生について
ヒロイン達との会話の合間合間に説明がなされ、
そして「夢」を追うための手段が目標となり
「夢」に対して挫折しかかる様が描かれています。

しかし攻略対象のヒロインの重みのある一言が
主人公の目を覚まさせ、夢に向かって着実に歩んでいくように立ち直っていきます。

中盤からはヒロイン達の見えざる内面が徐々に話の中に登場し、
今度は主人公が彼女たちと共に考え、悩み、共に行動して励ましていく様になっていきます。

そして最後には予想だにしなかった展開が主人公達にふりかかります。

病院内での日常会話を除くとシナリオ自体はそれ程長くありません。
また舞台が「病院」ではありますが、怪我、病気を患っているヒロインはそれ程多くありませんし、

しかし、夢、人生観等について現実的観点で心悩ませる様が
主人公、ヒロイン達とも読み手が納得できる現実的な形で表現されています。

キャラ達の人間描写も美しいばかりではなく、生々しい内面も描きかつ
それらも含めて主人公にぶつかってくるので話の中では重く苦しい一面も見せますが、
それが自分にとっては「人間的」に描かれていると感じさせてくれました。

話の展開も全てHappyEndというものではなく、
むしろ現実的な展開となっており、その現実的な結果の中での
主人公、ヒロイン達のやりとりに心動かされていく事と思います。

そして終盤ではそれまでの展開からは予想もしない事が
主人公、ヒロインに降りかかり各ヒロイン毎に読み手を飽きさせず、
かつ心に深く響いていくことと思います。

またこの作品では明確なヒロインが存在せず、
各ヒロインとも他のキャラクターと関連しつつも独立した
奥の深いシナリオが用意されている所が
自分的には気に入りました。

Hシーンについても、それぞれのヒロインで複数回あり、
主人公との初めてのSex、そして暫く時間が流れた後でのSexで
ヒロイン達の感情描写の変化をうまく描いていると思います。


会話テンポ
全体的に自然でかつ、心の奥深さを描いた作品らしく、
心の扉を叩いてくるような重い一言一言が随所に表現されています。

また日常会話の中ではシリアスばかりでなく、
テンポの良いギャグも多くちりばめられ
フルボイスも相まってテンポよく話が進んでいくのを感じました。

各キャラの会話は全体的に大人であり(主人公も含む)
かつ自然な会話の内容で
若くない(^^;自分にとってはこのあたりも心地よく
会話にのめり込めた一因でした。


CG
イベントCGはまずまずの内容であったと思います。(1キャラ20〜30枚程度)

デッサンの乱れも殆ど感じず、またCGはなかなか丁寧に描かれている印象を受けました。


音楽、効果音
全体的に場面に良くマッチしておりなかなか良かったと思います。

特にヒロイン達の心情描写のシーンなどで流れるピアノソロの曲は
特に特徴があるわけではないのですがシナリオの盛り上がりの良さと合わせて
非常に耳に残っています。


Hシーン
HCGについても1回目、2回目、その他でちゃんとCGを変えており、
制作された方の心遣いを感じます。
枚数的にも「心」を描いたADVとしては十分満足できるレベルかと思います。

Hの内容に関してはまずまず普通〜やや良いの間かな?


システム
目立った特徴はない物の非常に親切で使いやすいシステムです。

セーブ数は多く(48箇所)随時、セーブ&ロードを行うことが出来ます。
セーブ情報にはセーブ時の画像、
ゲーム中の日時、実際の日時、
そして特定のキャラのシナリオに入っているかどうかの表示までありとてもわかりやすいです。

メッセージスキップは未読、既読関係なく行ってしまうようです。
キーボードはメッセージ進行、メッセージスキップに対応しているようです

おまけモードは
「CG鑑賞」(達成率表示有り)と「BGM鑑賞モード」になります。

ただ、この作品で唯一煩わしく感じたのは日常会話時での
選択肢出現回数の多さ及び難易度の高さです。
(自分も攻略作るのに苦労しました(汗)

しかし、各ヒロインへのシナリオルートが確立した後は
一本道のシナリオとなり選択肢は殆ど出てきませんので
じっくりシナリオに没頭できると思います。


総評
シナリオ、会話センス、CG、音楽、システム全てにおいて
全体的にレベルが高く、安心して皆さんに勧められる作品です。
個人的には今年発売の中で1,2を争う出来であると感じています。

1プレイの時間はそれ程長い方ではありませんが、
話の奥深さとプレイ時間の長さは比例する物ではないという事を
この作品であらためて感じさせられました。

唯一不満・・・というかしんどかったのは選択肢の多さ及び難易度の高さだったのですが、
それを差し引いても多くの人にプレイして欲しいと感じさせる数少ない良作でした。


個人的お気に入りエピローグ
桜の花びら舞う中の緋沙子


2000.06.21 記


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青の扉白の鍵
ブランド名 cyc セーブ数 48箇所
ジャンル ADV セーブポイント 随時可能
シナリオ みきの ゆう・草壁 祭 メッセージスキップ あり(未読、既読判別無し)
原画 如月 かん奈 キーボード入力 可(メッセージ進行、スキップ等)
BGM MIDI DirectX 7.0以上
音声 有り 発売日 2000.06.09
アニメーション なし 初回特典 オリジナルポストカード
主題歌等 なし その他 なし