記憶の海から     戻る
〜Watermark〜

特徴:故郷を離れるときに封じ込めた「それぞれの想い」をうまく表現した物語です。

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評価項目・他 kuraの評価
シナリオ 80/100点
会話テンポ  80/100点
CG 粗いかな?背景は写真取り込み多い
音楽、効果音 なかなか良いです(特にOP曲)
Hシーン 65/100点
1プレイ時間 2〜3時間位?
システム セーブ数は多いが、操作性に不満有り
総合評価 70/100点

各項目詳細

あらすじ

故郷から上京して5年。
現在大学生の主人公の元に一通の手紙が届けられる。

それは故郷からの成人式及び同窓会の通知だった。

故郷の中学校、最後の卒業生となった主人公達の再会で
今まで凍り付いていた「それぞれの想い」が再び動き出そうとしていた。


シナリオ

かつての同窓生達の再会。
そしてそれぞれが故郷に残してきた「想い」について、ファンタジー的な世界観をベースとして描かれています。

廃校となり故郷の地を離れる時に「封印」した想い。
それが故郷に戻る事により再び動き出し、
二度と戻る事が出来ない世界へと誘おうとします。

各シナリオ共、比較的短編なのですがどのシナリオも
世界観及び設定がしっかりしており、
また要所要所でキャラクターの心の描写が表現され、
最後まで飽きさせることなく話しにのめり込んでいくことが出来ました。

またそれぞれのキャラ毎にHappy及びBadシナリオ(キャラによってはNormalエンドのような物もある)
があるのですが、Badエンディングについてもしっかりとしたシナリオが組まれ、
読み手の心を放さない細やかな心の描写を伴った作りとなっています。

そして全てのヒロイン攻略後に世界観設定の核となるヒロインへの話しに続いていく・・・
というストーリーになっています。

ただ、ひとつ気になったのは話が動き出すきっかけとなる出来事が村で起こり、
村長の家に皆が集まったときに説明される「世界観」が、きっかけの出来事に対して
スケールが大きすぎ、しっくり受け入れられなかった所でした。

しかし、その後に続く各ストーリーではそんなことは気にならず話を読み勧めていくことが出来ました。

会話テンポ
話の中で特にここがテンポがよいと感じるような所は有りませんでしたが、
後半、各ストーリーが佳境に近づき、ヒロイン達の心情描写がなされている所での
心の内を表現した「心に残る一言」が随所でストーリーに説得力を与え
読み手を効果的に話の中にのめり込ませてくれると感じました。

各登場人物の会話内容、思考も二十歳前後らしいものとなっており、
子供じみた所を感じることなく会話に納得しながらプレーすることが出来ました。


CG
イベントCGは枚数がそれ程多くなく(1キャラ10数枚)
所々で絵の粗さ、デッサンの狂いが目に付きました。
キャラクターによっては別人に見えてしまうものも有るように思えました。

背景についてはその殆どが写真からの取り込みで、また一部のシーンについては
背景と説明の差に違和感を感じるところもあり正直納得いきませんでした。

例を挙げると、廃校になった中学校が舞台となる場面が何度があるのですが、
背景画像に見えるのは白がまぶしいコンクリート造りの3階建ての校舎というものがありました。

立ちキャラCGについてもイベントCGと同様、全体的に絵の粗さを感じずにはいられませんでした。


音楽、効果音
全体的に場面にマッチしたもの悲しさを感じさせるものが多く、悪くはないと思います。

特にオープニング曲が、過ぎ去った懐かしい思い出、
今現在のもの悲しさをうまく表現しているように感じ、
それが「記憶の海から」のイメージによくマッチしており、個人的には気に入っています。


Hシーン
枚数は多くはないもののわりとHかと思います。
キャラクターによって2場面Hシーンが用意されており、
合意の上のHだけでなく、陵辱的な物等バリエーションもある程度あるかと思います。


システム
古さを感じるシステムです。
セーブは指定箇所でしか出来ず、
(選択肢表示画面ではセーブ不可ょ
セーブ情報もプレイした日にちしか記録されません。

メッセージスキップは未読、既読関係なく行ってしまうので使い勝手があまり良くありません。
キーボードはメッセージスキップのみ対応です

おまけモードは
「CG鑑賞」と「BGM鑑賞モード」のみとなります。

総評
シナリオに関しては比較的短編なもののシナリオの数が多く、
それぞれが深みをもって読み手を引き込んでいってくれるので、
多くの人にとって並以上の満足度を与えてくれるかと思います。

しかし、残念ながらCG、システムに関しては絵の粗さ、安易な写真画像の使用、
システム面の古さ及び操作性の悪さが目につき、
トータルで見た場合には手放しでお勧めするには少し抵抗を感じる作品でした。

ただ、「シナリオ」及び会話の深さに限定するならば
一度はプレイしてみる価値がある作品かと思います。


2000.06.14 記


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記憶の海から
ブランド名 WaterMark セーブ数 15箇所
ジャンル ADV セーブポイント 指定箇所のみ
シナリオ 館山 緑 メッセージスキップ あり(未読、既読判別無し)
原画 新井聖子 キーボード入力 メッセージスキップのみ可
BGM CD−DA DirectX 5.0以上
音声 なし 発売日 2000.06.09
アニメーション なし 初回特典 なし
主題歌等 有り(OP) その他 なし