単語や文法の習得はある程度年齢がいってからでも出来ますが、耳や口はそういう訳には行きません。
幼児期においては文字情報から単語や文法を学習するよりは、英語音を正確に確りと聞き取れる耳、そしてその聞き取った音を忠実に発声できる口を鍛えるべきです。
将来、英語音を正確に聞き取り、ネイティブに限りなく近い発音で発話できるようになるために、幼児の間に徹底的にネイティブの英語を聞かせて耳と口を鍛えておくことは非常に大切です。
しかしBGMのように英語をただ単に流しておいて子供の耳に入れるだけでは、いつまでたっても英語を聴き取ってその意味を理解できるようにはなりません。つまり聞かせた英語を理解出来るようにするビジュアルエイド(聴いた音の意味を視覚として理解させるイラストや写真・ビデオなど)と講師の積極的な働きかけが必要なのです。
Natural
Approachを提唱した言語学者クラシャンによる理解可能なインプット(Comprehensible
Input)でないと英語の聞き取り訓練としては不十分だということです。
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