Maintenance Note No.13
99年11月13日 そろそろバイクも冬支度
SRXは冬になる前にオーバークール対策が必要だ
R6の方は,イマイチだったナンバープレートホルダーを交換した

 今日はYZF-R6のオイル交換をしようと思っていたら,天気は良いものの強風が吹き荒れている。以前,同じように風が強い日にオイル交換したら,ドレンから流れ落ちるオイルが強風にあおられて飛び散り,えらい目にあったことがある。そんなわけでオイル交換はまた来週ということにして,今日はナンバープレートホルダーの交換と,SRXの冬支度をすることにした。
 前回装着した青いアルミのナンバープレートホルダーは,「スクーター小僧みたい」との指摘を受け,全くとそのとおりだと思ったので,カーボンにでもしてやろうかと,息子を連れて近所のナップス練馬店(南海部品)に行った。アルミのナンバープレートホルダーが1800円なのに対して,カーボンは約5000円。う〜ん,やっぱり高いなあ。
ブルーからシルバーに変わったホルダー
 でも,カーボンパーツは基本的に好きだから,買っちゃおうかなと手に取ってふと考えた。これにナンバーを付けると,カーボンの部分はほとんど見えなくなるんじゃ…。カーボンパーツは見せるためのものだから(ドライカーボンでなければ軽量化にはならない),見えないんではお話しにならない。というわけで,カーボンはやめてシルバーのアルミを買った。
 なんかムダのような気もするけど,品のないゴールドのヤツを自分で塗った時は,角の部分がバイクカバーとこすれ合って次第にハゲてしまったから,新しいのを買うのが無難なのだ。こうして,R6のナンバープレートホルダーはシルバーになった。ついでに,元々のリフレクターが付いていたボルト穴を隠すためにステッカーも貼った。まあ,こんなもんでしょう。
アルミホイルを両面テープで固定した



最近,バイクをいじる時は息子がウロチョロしている

マフラーに石詰め事件
 11月も半ばとなると,SRXは冬支度だ。といっても,オイルを柔らかめのものに替えるわけではない。オイルクーラーにアルミホイルを貼るのだ。なんでそんなことをするかというと,冬の間は油温が上がらないオーバークール状態になってしまうからだ。
 私のSRXは,ノーマルのオイルクーラーに代えて,13段コアを持つEARL'S製を装着している。おかげで,空冷にもかかわらず夏場の熱ダレもほとんどないのだが,冬場はこの大きさが災いして,油温がなかなか上がらない。SRXの場合,油温が80〜90℃の時が一番調子良い。これが,気温が10数℃のころになると,30分以上走ってやっと70℃くらいまでしか上がらず,エンジンフィールがよろしくない。低回転でエンストしやすいなど,実用面でも問題がある。
 そこで,数年前からはアルミホイルをオイルクーラーの前面に貼っている。こうすると空気がコアの間を流れなくなるから,油温は10℃くらい上昇する。その昔,RZ250のラジエーターにガムテープを貼って走っている姿をよく見かけたが,あれと同じことだ。ただ,ガムテープはカッコワルイので,アルミのオイルクーラーには同じアルミで目立たないアルミホイルを貼ったわけだ。
 SRXを引っ張り出したついでに(今日はついでが多い),フロントブレーキ・キャリパーの掃除もした。パッドを外してピストンと一緒にクリーナーで洗浄し,シリコングリスを塗るだけでも調子は良くなるものだ。
 そんなことをしていたら,後ろでカランという金属音がした。振り向くと,先ほどからバイクの周りで遊んでいた2歳の息子が,R6のマフラーに手を入れている。「ああっ,いま石を入れただろーっ」と叫ぶと,息子は脱兎のごとく逃げ出した。それがあまりに速かったので,思わず笑ってしまったが,排気口から小石を入れられたのではではかなわない。二度とやらないように叱ったものの,小石を取り出す術はない。内部は膨張室で区切れているから,奥まで入ることはないはずだが…。その後,走行してみたが,異常は見られない。果たして小石はどこへ行ったのか?