Maintenance Note No.38
2001年2月14日 これがホントのライトチューン
以前から替えようと思っていたR6のヘッドライトバルブを交換した
しばらく前から話題になっていたHID-Rは驚くほど白くて明るかった

 このところ,HID(ディスチャージ)ランプ並みの白い光線や青みがかった色のライトが流行っている。確かに,黄色っぽいノーマルのハロゲンランプよりもきれいで高級感がある。YZF-R6のライトも,だいぶ前から交換したいと思っていた。車体色に合わせて,青いバルブにしようかとも思ったが,ヤンキー車みたいになるし,保安基準にも適合しないので,これはやめた。
 そこで,白い光線のバルブを物色したところ,各所で評判のよい「VESTEC HID-R」に狙いを定めた。オートバックスの体験コーナーで点灯させてみると,他社の「HID並みの白さ」をうたう製品に比べても,ひときわ白さが目立った。そんなわけで,HID-Rを2本お買い上げとなった。ちなみに,ナップス某店では1本3600円で,オートバックス某店では2本セットが6000円なので,だいぶ得した気がする。R6だから2本だが,ネイキッドバイクのオーナーは友達を巻き込んで2本セットを買うとお得だろう。
純白+照射範囲も広がる
 R6のヘッドライトバルブ交換は実に簡単だ。カウルのカバーとライトの防水ラバーを外せば,あとはバブルを固定してるスプリングを緩めるだけなので,ネイキッドバイクの配線が詰まったヘッドライトケースを開け閉めするよりもむしろ楽だ。
 まず一方だけバルブを交換して点灯してみると,あまりの色の違いに驚いた。一般的なハロゲンバルブは色温度が3200K(ケルビン)程度らしい。一方,HID-Rは4500Kで太陽光に近い白さだ。写真でもその違いが分かるだろう。まさに純白と表現してよいほど白く輝いている。思わず見入ってしまった。おまけに,ノーマルバルブよりもだいぶ明るく感じる。HID-Rは135/125W相当の明るさ(H4の場合)と宣伝してる。さすがにノーマルの2倍になっているという印象はないものの,明るいことは間違いない。
 実際に走ってみるとさらに好印象。ノーマルバルブでもR6のツインヘッドライトは照射範囲が広くて明るいが,それがさらに広がって,まるで4輪に乗っているかのように感じる。ガラスのコーティングで色を付けているバルブの中には,照射範囲の手前の方に色が付いてしまう製品もある。だが,HID-Rにはそうしたネガは見られない。昼間の被視認性も上がっているはず。これはオススメだ。
開発はあのシビエだ
開発はあのシビエだ

ライト回りは車のライトに近いかもしれない
ライト回りは車のライトに近いかもしれない


左がノーマル,右はHID-R
左がノーマル,右はHID-R