実を言うと,しばらく前からSRXについて気になっていることがある。半年ほど前,セルフ給油のガソリンスタンドを見つけて,会社帰りに給油するようになった。自分でガソリンを入れていると,ガソリンの中に薄い布切れのようなものがフワフワと浮いているのが見えるではないか。なぜタンクの中にゴミが? それ以来,謎のゴミをしばしば目にするようになった。だからといってエンジンが不調になるわけでもない。とはいえ,もしフィルターに詰まれば,ガソリンが流れなくなりエンジンは止まってしまう。何より,正体不明の異物が入っているのは,どうにも気持ちが悪いではないか。実害がないため長らく放置してきたが,重い腰を上げてタンクのガソリンを抜いてみた。 恐ろしいものが出てきた タンクを外したことはあるけれど,ガソリンを全部抜くのは初めて。コックから抜けるだけ抜いてタンクを外したが,タンク底部の形状のせいか,まだ少量のガソリンが残っている。タンクに付いているコックを取ると,意外なことにガソリンフィルターはきれいだ。たいしたことはないのかなと思いつつ,タンクの底からガソリンを排出する。 「うげ〜,なんじゃこりゃあ!」 オレンジ色の布のようなものが,うじゃうじゃ出てくるではないか。写真を見てもらえば分かるように,その数は想像以上に多かった。触ってみると,脆くて薄い繊維のようだが,何なのか分からない。 一体どうしてこんなものがタンクに入り込んだのだろうか? もちろん自分で入れた覚えはないし,ここ数年,タンクをいじるような作業もしていない。う〜ん,謎だ…。誰か分かる人がいたら教えてください。 ともあれ,ずっと気になっていたゴミがなくなってスッキリした。タンクを元に戻した後,入れたガソリンの量が少ないにもかかわらずコックをリザーブにせずにエンストし,原因に気付かずにしばらく悩んだのは秘密にしておこう。ちなみに,タンクを装着する際,ゴムのダンパーにシリコンスプレーをたっぷり吹いておくと,簡単にはめられる。ゴムの劣化防止にもなるのでお勧め。 |
R6に比べるとSRXは中身もシンプルだなあ オレンジに見えるのは錆の成分だろうか . フィルターが詰まらなかったので実害はなし |