Maintenance Note No.59
2002年5月19日 スタイリッシュな積載装備はどれだ?
スマートなSRXに似合う積載装備が欲しい
シート上に固定できて容量も確保できるバッグを装備した

シートにベルトを回す。カウルには傷つき防止策を
シートにベルトを回す。カウルには傷つき防止策を

サイドバッグが小さいからマフラーに干渉しない
サイドバッグが小さいからマフラーに干渉しない
ネットのような無粋なものが見えないからスマートだ

色は写真のグレーほかにブラックもある
色は写真のグレーほかにブラックもある
 今回はメンテナンスではないが、バイクに取り付ける積載装備のお話。バイクに荷物を載せる際、その方法には誰しも頭を悩ませているだろう。ボクはSRXでは日頃タンクバッグを使っている。何より着脱が楽なのだが、その一方で、見た目がスマートでない、タンクに傷が付きやすいといったデメリットも気になるところ。2泊以上のツーリングでは容量は不足するから使えない。かといって、リアシートにネットで荷物を固定するのは見た目がよろしくないし、それ以前にSRXは荷物が積みにくい。
 数年ぶりに2泊3日でツーリングに行く計画を立てとき、荷物を入れるのに適当な装備がないことに気が付いた。ある程度の容量があって、SRXのスタイルをスポイルしないバッグは無いものか?
小さいサイドバッグが特徴
 バイク用品店のナップスで物色したところ、サイドバッグ付きのシートバッグという製品が目に留まった。これならSRXにも似合いそうだ。購入したのは、ウエアなどでおなじみのゴールドウインが「GSG」というブランドで販売する「シートバッグ20」だ。
 これが一風変わっていて、リアシート上に載せるシートバッグに加えて、両側にも小型のサイドバッグが付属する。外形寸法から容量を計算すると、シートバッグが約9.7リットル、サイドは約5.3リットルで、合計で約20リットルとなる。容量はたっぷりとは言えないが、3日間のツーリングなら事足りる。
 固定するには、まずシートを外して2本のベルトを回し、そこに3つのバッグをバックルで接続する。作業は簡単だ。いったんベルトを付けてしまえば、バッグの着脱はワンタッチだからタンクバッグ並みに使い勝手が良い。バッグはシート用のみでも使えるので、通勤などではこれ1つで十分だろう。
 ただし、実際にツーリングで使ってみると気になる点もあった。まず、シードバッグの容量が可変でないため、荷物が増えても対応できない。細長いサイドバッグは荷物を入れにくい。衣服など荷室に合わせて詰め込める物を入れるとよい。また、左右でつながったサイドバッグは、外すと持ち歩きにくい形状だ。
 多少の不満はあるが、何よりもスリムなSRXにぴったりフィットする形状が気に入った。小さなサイドバッグはアップタイプのマフラーでも干渉する可能性が少ないので、マフラーを交換しているバイクでも使えるはずだ。R6ではまた使っていないが、たぶんきれい載るだろう。スーパースポーツにタンクバッグではカッコがつかないが、これなら違和感は少なくて済む。SRXやR6以外の多くのバイクで使えるだろう。