Modify フロントサスペンション
オススメ度は5点満点
 チタンコートインナーチューブ(AAA)  ★★★★★
正立フォークでは見える部分が長いため目立つ
正立フォークでは見える部分が長いため目立つ
 純正のインナーチューブに施したチタンコート。傷や錆からインナーチューブを守ると同時に、作動性が良くなるのがメリットだ。実際、チタンコートしたフロントフォークは今までとは別物のように動く。それまでハンドルに伝わっていた雑味とも言うべき小さな振動がきれいさっぱりなくなり、すっきりとした手応えとなった。あまりの違いに、装着直後は違和感を覚えたほど。恐らく微小ストロークの動きが良いのだろう。路面から本当に必要な情報だけを伝えてくれているように感じる。
 使用中のインナーチューブにコートすることも可能だが、傷のない新品を使うのがベスト。パーツ代や工賃も入れると10万円コースとなるが、これだけの効果があればコストパフォーマンスには満足できる。おまけで高級感も付いてくる。私はフレームに合わせてゴールドにしたが、ほかにも様々な着色が可能だという。交換時の様子はメンテナンスノートNo.61を参照。

 アルミ削り出しアンダーブラケット(Ki-man's Garage) ★★★★★
ゴールドアルマイトのスペシャルバージョン
ゴールドアルマイトのスペシャルバージョン
 Ki-man's Garage製作のアルミアンダーブラケット。“スペシャルパーツ”の雰囲気たっぷりの造形と質感は、見ているだけで自然と口許が緩んでしまうほど素晴らしい。アルミだからノーマルより700gも軽く、しかもインナーチューブとの嵌合部が長く高剛性。実際、低速で大きな舵角がつくシーンでは車体の動きが軽快になる。
 取り付けに当たっては2つだけ注意点がある。1つは、ホーンのステーが付かなくなるため、ホーンをほかの場所に移設する必要があること。もう1つは、右のハンドルロックが効かなくなったこと。ただし、これは車体の個体差によるものと思われ、問題ない車両の方が多いだろう。
 すべてのSRX乗りにお薦めと言いたいところだが、ワンオフに近いスペシャルパーツであるため、ショップで買ってきてポンと付けるわけにはいかない。交換時のレポートはメンテナンスノートNo.71を参照。