Modify オイルクーラー
オススメ度は5点満点
 4.5インチ10段コアオイルクーラー(PMC)  ★★★★★
フィッティングはシルバーで控えめに
フィッティングはシルバーで控えめに

特徴的な形状のステー
特徴的な形状のステー
 空冷のビッグシングルにとって,油温の管理は重要だ。特に621cc以上にスープアップしているエンジンは発熱量が多く,夏場の街中ではいわゆる熱ダレを起こしやすい。さらに吸排気系をモディファイしてあれば,オイルクーラーは必須の装備と言ってもよい。
 PMCのオイルクーラーは、それまで装着していたEAR'L'Sの13段に若干の問題があったため交換したものだ。10段のコアはノーマルをはるかに上回る冷却性能を発揮する(コア自体はEARL'S製)。かなり大きいがフィッティングに無理はない。
 このオイルクーラーはデザイン面で気に入ったところも多い。上部のアルミステーはに大胆な肉抜き穴が開けられ、PMCのロゴが彫られる。シルバーのホースのフィッティングが選べる点も大きい。青や赤のアルマイトは車体の雰囲気に合わないが、シルバーならぐっと控えめでバイクの雰囲気を壊さない。コアがつや消しのグレーに塗装されているのも渋くてよい。
 オイルクーラー装着時の詳細についてはメンテナンスノートNo.64を参照。

 4.5インチ13段コアオイルクーラー(EARL'S)  ★★★★
冬はオーバークール対策
冬はオーバークール対策
 このオイルクーラーはEARL'Sの13段コア。定番パーツの1つだが,13段というのはSRXに装着できる限界の大きさだ。これ以上大きいと,タコメーターケーブルがエンジンヘッドに届かなくなる。また、フロントフォークがフルボトムした際にフェンダーと干渉してしまう(フィッティングやサスセッティングで解消は可能)。
 13段ともなるとさすがによく冷える。真夏に都内で渋滞にはまっても,油温が85℃を超えることは滅多にない(オイルタンクで計測)。もっとも,これは放熱性の高いALSILスリーブのおかげもあるだろう。半面,真冬はオーバークールとなる。本来ならオイルラインにサーモスタットを付けるのがスマートだが,ちょっとした対策でも十分通用する。それは,コアの前にアルミホイルを貼り付けるのだ。これで冷えすぎは防げるし,見た目もさほど悪くはない。少なくとも,昔のRZで流行ったガムテープよりはだいぶマシだ。