2000年1月9日 ガレージの床に求めるもの
 前回に引き続き,1月9日の打ち合わせのお話。3人がかりであれこれ悩んでも解決できなかったドアの問題とは違って,あさっり決まったのが床の塗装だ。
 ガレージの床は,コンクリートやモルタル仕上げのままでは,オイルが落ちた時などに染み込んでしまい,汚れが取れなくなる。コンクリートには,表面から細かなホコリが出るという問題もある。だからといって,アスファルトでは絶対にダメだ。アスファルトは軟らかすぎるし,耐油性も劣る。玄関に使うようなタイル仕上げは美しいが,バイクの重さで割れてしまうから,こちらもダメだ。
 そこで,コンクリートの上に塗装するのが一番ということになる。問題はどんな塗料を使うのかだ。耐油性があるのは必須で,ある程度の弾力性があり,しかも摩耗にも強いというが理想だ。しかし,どんな塗料があるのか,素人の私には分からない。

エポフロアーUで決まり
 営業担当のI氏が探してきたのが,イサム塗料という会社の「エポフロアーU」という塗料だ。「2液溶剤形エポキシ樹脂塗料」というそうで,素材への接着力の強いエポキシ樹脂と,耐摩耗性や耐衝撃性のあるウレタン樹脂の特徴を兼ね備えているが特徴だという。おまけに,薬品やオイルにも耐性があるという,よいことづくめの塗料だ。ブレーキオイルだけは耐性がないそうだが,これは仕方あるまい。ガレージの床用塗料としては,かなり理想に近い特性と言ってよいだろう。文句なくこれで決まりだ。
 エポフロアーUの工法には3種類あり,表面に少し凹凸をつけた「レザー工法(ソフトノンスリップ工法)」,平滑な「コーティング工法」,塗膜の下に骨材を撒いた「ノンスリップ工法」から選べる。滑りにくくて仕上がりがよさそうなことから,レザー工法(ソフトノンスリップ工法)を指示した。
 色は10色も用意されている。当初は,駐車場や工場などでよく見かける濃いめのグリーン系にしようかと思ったが,床一面が緑だと回りに光が反射して,バイクまで緑色に見えてしまいそうなので,無難なアイボリーに決めた。また,床面だけでなく,床面から立ち上がるコンクリートの基礎部分にも塗ることにした。この方が見た目がきれいだし,床に水を流して掃除するような場合でも,コンクリートに水がかかって染み込むようなことが避けられるからだ。
 費用は,1m2あたり5000円程度。2.4×2.8mのガレージの床を塗って4万円である。3年程度で塗り替えが必要になるということなので,その時は自分で塗ってみようかと思っている。



イサム塗料のカタログ
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