2000年3月21日 関連会社に任せてはダメ
 長いこと懸案だったガレージ内の階段と室内出入り口は,1月末の設計案で決着を見た…,はずだったが,ここに来てまたしても厄介な話が持ち上がった。旭化成とは既に99年の11月に工事請負契約をしているが,それ以降に設計を煮詰めていき,内容が変更になった部分については,改めて変更契約というものを結ぶ。要するに,間取りを変えたり設備を追加した分のコストを上乗せする契約と思ってよい。
 その中には,当然ガレージの階段やら床塗装やらのコストが含まれる。契約する前に出してらった見積書に書いてあるスチール製階段のコストを見て驚いた。なんと65万3000円だという。以前,電動シャッターが40万円というのに目の玉が飛び出そうになったが,今度は目の玉が落っこちて目の前が真っ暗になった。鉄板と鉄棒を溶接しただけの4段の階段が,400ccのバイクが諸費用込みで買えるくらいのコストがかかるというのだ。そんなバカな話があるのか!
 この見積もりを出してきたのは,旭化成の関連会社だという。どう考えても,高めの見積もりを出しているとしか思えない。旭化成の方も,身内の会社だから叩くことはできないだろう。そこで,この件はいったん保留にして,営業担当と私の双方でほかにこうした階段製作を請け負う会社がないか調べることにした。この不況の中,もっと安い価格で製作する会社がないわけがないと思ったからだ。

見積書の特注工事欄にはこんな数字が…
コストダウンできるじゃないか
 知り合いで鉄工所を経営する人がいるのだが,扱っているのは機械設備などで,建築関係はやっていないらしい。そんなことを聞いているうちに,数日後,旭化成の営業担当からメールが来た。外構工事を担当しているアドワークという会社が,下請けの製作所を使って45万円以内で仕上げるというのだ。一気に20万円ものコストダウンだ。やっぱり,やればできるじゃないか!
 しかも,45万円は上限で,40万+α程度で作れるだろうとの話。それでも高いなとは思うが,うちのガレージ専用の特注品,バイクのパーツで言えばワンオフものだから,まあ仕方がないかという気はしてくる。結局,この階段は旭化成との変更契約には含めず,単独発注して別途支払いをするという形で落ち着いた。ああ,もう階段の話は本当にこれで終わりにしてほしいものだ。
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