1999年9月19日 悩ましい日々の始まり
 1999年9月の半ばから住宅メーカーを回り始めた。耐震・耐火・耐久性の観点から,鉄骨系のプレハブ住宅にすることは決めていた。メーカー選びではかなり逡巡するところがあったし,同居人との意見の食い違いなどもあり悩んだが,そのあたりは「マイガレージ」とは直接関係ないので割愛する。
 結局,10月半ばになってへーベルハウスで知られる旭化成に絞ったのは,独自の軽量コンクリート(へーベル板)と鉄骨構造の性能,建物のデザイン性,基礎工事の確かさなどが決め手になったからだ。この時点では,担当営業マンのI氏は熱心で印象が良かったことも効いた。
 交渉相手を旭化成に絞ってからは,毎週のようにより具体的な打ち合わせをして計画を詰めていった。旭化成には建物のデザインや規模,コストなどによっていくつかの商品がある。その中で,比較的シンプルで都会的なデザインの「SOFIT」に決めた。
 といっても,現実には決めたのは私ではなく,同居人の強い要望があったからだ。間取りなど計画内容については私が独断ですべて決めてしまったので,せめてデザイン面では譲歩しようということだった。実は,この後もさまざまな確執があったのだが,これも本題からは外れるので割愛する。

独自のへーベル板と角形鉄骨で構成する躯体
(旭化成のカタログより)


SOFITのモデルハウス。この色は変だが当然選べる
prev  return  next