ファイナンスと賃貸借 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
皆さんは自動車をお持ちですか。持っている方は現金で買いましたか。割賦で買いましたか。中にはリース車を使っている方もいらっしゃるかもしれません。今回は、この自動車を手に入れる為の手段「現金」「割賦」「リース」を会計的に分解してみようと思います。 wordで何処まで表現できるかちょっと自信が無いけれど行くところまで言ってみましょう。(注:wordの実力ではなく僕の能力の限界ですので念の為) さて、この3つの入手手段の違いは何でしょう。 どの方法で入手しても「あたかも自分の車のように使える」ことに変わりはありません。現金で買ったから何処へでも行けて割賦で買ったから高速道路は走れないなどということはありません。同じです。違いは支払い代金の「調達方法」です。自由に使える状態にする為にお金をどこから持ってきたかの違いで「現金」「割賦」「リース」の違いがあるのです。 この違いによる利用の制約はどうでしょう。現金の場合、制約はありません。まさに使 用者の自由です。自動車の到着と同時(民法上不正確です。)に所有権が使用者に移ります。使用者は所有者となります。後は使おうが売ろうが抵当に入れようが自由です。これに対し、割賦とリースは制約があります。 まず、割賦の場合は、普通割賦購入の場合、割賦契約書をよく見ると「所有権留保の特約」として、「割賦金の支払いが完了するまで物品の所有権を販売者が留保する」と書かれています。平たく言うと「全額払うまで自動車の所有者は自動車販売会社で乗っている人はその人から借りている(使用貸借)」ということです。 リースははっきりリース会社から「借りている(賃貸借)」のです。 つまり現金以外は「少なくともしばらくの間借りている」ことに変わりは無いのです。 そこでここから会計の話しに移りましょう。 割賦の場合 通常次のような処理をします。
未払金とは割賦で支払う総額(利息込み)で購入金額との差額が利息です。
このように成ります。(利息の金額は表を参照) |