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Cell_雀 不定期コラム 第二弾!
 
五時までモードって本当にバレないんですか?
 
 
 
 
 
 
 
仕事中に遊ぶのは悪いコト? の次にご意見が多かった
のが、五時までモードの画面についてですね。


ドキドキCクラブ © GEN MUTO

 「うむ、コレならバレませんネ」や「絶対に気づかれない!」と
太鼓判を押してくださるご意見や、
「いや、これはバレるでしょう」とか「一見お仕事に見えるけど、よーく見ると…」と
いった懐疑派? のご意見もたくさんいただきました。
 
 で、正直なところどーなのでしょう?
 ぶっちゃけ、作者個人の意見を言わせてもらえば、
「そりゃ、ジーッと見続けられれば、いくらなんでもバレますって!(笑)」
といったところでしょうか。(爆)!
 さすがに一見して麻雀をやってることは分からないでしょうが、ずっと見ていれば
お仕事ではなく、何か別のことをしている−>どうも遊んでるっぽい、というのは、
誰にでも普通に分かると思います。
 逆にあの画面を一瞥しただけで、
「麻雀か…、バカ! そこはシャンポンじゃなくてリャンメンまちだろおー!」なんて
分かってしまうよーな恐ろしい眼力の持ち主が上司とくれば、きっともう何をやっても
筒抜けですんで、天命とあきらめてマジメにお仕事するしかないと思うのですが…。
 
 それでは、五時までモード、もっとお仕事っぽくするというのはどーでしょう?
 正直、それも考えています。次期以降のバージョンでは、グラフ部分やレイアウトにも
手を加えていきたいと思っています。
 ただ、ゲームとお仕事には決定的な違いがあり、その部分は、いくらプログラムに
手を加えたとしても、基本的に埋めることができません。
 それはつまり、「ゲームは、いくらやっても成果物が出てこない」という部分です。
 
 いくらなんでも、数時間Cell_雀をカチャカチャいじり続けて、なにもできていない
(帳票も報告書も)、というのは不自然です。普通、エクセルを小一時間いじっていれば、
表の一つくらいできています。
 
 このゲームのリリース後、会社の先輩が、
「武藤君、五時までモード、こういうアイデアはどうだろう?」と
話してくれたアイデアは、技術的に難しいものがありますが、実現すれば多分、
誰も(たとえ隣の人が同じ画面を見続けたとしても)遊んでいることに気づかないだろう
という、恐ろしい? アイデアだったのですが、さすがにソレを作るのはモラル的に
いかがなものかと躊躇しました。
 
 生き馬の目を抜く現代社会で疲れを知らずに働く企業戦士の、オフィスでの一服の
清涼剤となれば…、そう思ってCell_雀を開発したのであって、朝から晩までコレばっかり…
というグータラ社員を量産するために作ったのではありません。
 
 お仕事をすれば、何かが生まれます。何も生み出さないゲームは、本質的にお仕事とは
異質なものだと思います。
 でも、お仕事ばっかりでは息が詰まります。そんなときにCell_雀が、爽やかな一陣の
涼風となってオフィスを潤してくれれば…、アナタの疲れた気持ちを少しでも癒せれば…、
作者として、これに勝る喜びはありません。
 

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