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Cell_雀 不定期コラム 第十六弾! |
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Cell_雀の思考ルーチンって一体どーなってるんでしょう? 実はver2.10では結構高度なことをやっています。 Cell_雀の戦略アルゴリズムの基本はCOMプレイヤー1〜3の性格付けです。 この性格は設定変更ダイアログから設定できる基本性格(保守的・攻撃的等)とゲームの進行によって変わる状況性格に分かれます。 性格パラメータの基本は攻撃性です。要は、強気と弱気が何段階かに分かれてパラメータにより決定されてます。 基本性格はユーザー指定ですが、状況性格にはユーザー関与できません。決めるのは各COM側プレイヤーの得点状況です。 ぶっちゃけ、負けが込めば無鉄砲にガンガン攻めてくるし、勝ちが込むと急に慎重な打ち手になります。ヤな性格ですね(笑)。 この慎重な打ちまわしに必要だったのが今回搭載したベタオリルーチンです。オリるタイミングも状況によって変わってきます。 他に性格が関与するものには「手牌判定」と「鳴きの有り無し」です。 弱気(慎重)な性格の時は手牌の判定も慎重に行います。つまり無難な判断をしてくるわけですね。鳴きも滅多なことでは鳴きません。基本的に門前で進めていきます。 強気(無鉄砲)な性格の時は手牌の判定もゴーインです。いわゆるムリチン、ムリホンにもってこうとしたり、飜牌のみで早アガリしようと仕掛けてきます。 鳴きもガンガンです!鳴けるとみればバンバン鳴いてきます。ただし基本性格がタコ以外では和了できなくなるような自滅鳴きはしません。 さて、性格が余り関与しないところにはどんな部分があるでしょう? 「捨て牌の選択」や、「リーチ・カンの判定」はあまり性格は絡みません。(正確には少し絡みますが…) 捨て牌は本来、牌効率を厳密に計算するべきなのでしょうが、Cell_雀ではやってません(笑)。 一番の理由は実行速度の問題です。正直これ以上ゲーム速度を落とせない、ただそれだけです♪ (ただでさえ重いのに…) あと作者のポリシーとして、牌効率を計算しなくても経験則とカンピュータで不要牌の評価は可能だと思ってます。実際、Cell_雀のテンパイ速度、そんなに悪くないと自負してます。(その代わり作者以上には強くなりませんが♪) リーチの部分は独自のアルゴリズムを使ってます。Cell_雀のリーチの基本はアガリやすさ優先です。役を落としても上がりやすい形でリーチをかけてきます。 あとCell_雀では基本的にテンパイ即リーですが、ダマの場合もあります。どんな場合ダマでくるかは、ここではふれませんのでゲームの中でぜひ見つけてみてください。 カンについては、手牌によりけりです。カンをしないほうがアガリやすい場合を除き基本的にカンします。 ふーーー結構、色々とやってるジャン!Cell_雀(笑)! それとココだけの話ですが、実はCell_雀には不思議な現象も結構あります。 例えば七対子ですが、Cell_雀ではCOM側七対子のロジックを一切組み込んでありません。 なのにコンピュータ、勝手にチートイを上がってます♪ 最初はぶったまげましたが、最近ではどうやら対々手の途中で刻子ができずにテンパってしまっているのだろうということが分かってきました。 本来なら、対子がいくつ以上できたらチートイにもってくとかプログラムすべきなんでしょうが、現状で上手くいっているので特にさわらないようにしています(笑)。 あとツキに関してですが、ツキなるもの、確実に発生するみたいです。 136枚の牌を完全乱数で並び替えて配牌してるので、よく言われる「全自動卓で洗牌が偏って…」というものでないことは確かですが、ツキが存在することは間違いないようです。(理由はよくわかりませんが) でも、正直ここまでやってもCell_雀、マージャン中級者クラスのお相手が何とかできるレベルです。上級者相手となると、全く歯が立ちません。 マージャンの場合、実は強くしようと思えば裏ワザでいくらでも強くできます。 いわゆるイカサマやCOMプレイヤー側でまわし打ちをやられたら、人間側が絶対に勝てない最強麻雀があっという間に出来上がりです(笑)。 しかし人間って、そういう不自然な牌の流れや展開に意外と敏感です。 「ここでそんなリーチするわけないジャン!」 とか、 「そんな鬼ヅモするかフツー!」 ってな展開が重なれば、あっさりイカサマ見抜いちゃったりします♪ なのでCell_雀をはじめ様々な麻雀ソフトで、めんどくさくても思考ルーチンを工夫し、なんとか強い麻雀ゲームを作り上げようと躍起になっているのだと思います。 でも個人的には、鬼のように強い麻雀ゲームってキライですけどね。だんだん腹立ってくるし…(笑)。 Cell_雀もどのくらい強くするか(できるか)が、今後課題になってくると思います。 |
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