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Cell_雀 不定期コラム 第二十四弾! |
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先日、社長がえらくヒマそうにしてました。 テレビを見たり雑誌をめくったりと、とにかく何もすることがないみたいです。 することがないなら、出かけてくればいいのに…。 昼下がりのオフィスは営業が出はらってガランとしています。社長も出かければ、もう私のやりたい放題です(笑)。 そのときフトおもしろいアイデアが浮かびました。 「Cell_雀やらせてみたら、社長どんな反応するかな?」 社長は結構マージャン好きなので、きっとオモシロがるぞ♪ そう思い早速、社長のところにいって話しかけてみました。 「社長、今お忙しいですか?」 見れば分かるだろうといった感じで少しムッとしながら、 「いや…、別に…」 社長が答えました。 「社長、エクセルでできる麻雀ゲームというのがあるみたいですよ、ダウンロードして簡単に遊べるみたいだからやってみません?」 こう言って社長の反応をうかがいます。 「ほう、そんなのがあるのか。え、エクセルでできるの?ホントに??」 予想通り食いついてきました(笑)。 検索エンジンで「エクセル麻雀」と入力すると、私のページがアッという間に見つかります。 毎日、見慣れたページをあたかも初めて訪れたかのように演じながら、 「ほら、ここをクリックするとダウンロードできるみたいですよ」 そういって社長のデスクトップにファイルをダウンロードします。 早速たち上げてみました。 「おー!本当だ…確かにエクセルでたち上がったな」 社長、もう興味シンシンです♪ とりあえず五時からモードで起動してみます。 チャンチャカチャンチャンチャラチャラチャンチャン…♪ 例の中華風音楽が大音量でオフィスいっぱいに響き渡りました。 「げ…!」 大慌てでボリュームをしぼり適当な音量に調節します(汗)。 「えーと、捨てたい牌をクリックしていけばイイみたいですよ」 「チーやポンはどうするの?」 「鳴けるときはダイアログが出て選択できますよ。立直とカンはこのボタンです」 一通りのやり方を説明しました。 「最初のメニュー、他にもイロイロあったみたいだな…」 「あーそれはですね…」 メニューに戻り、今度は五時までモードでたち上げてみます。 「ほら、エクセルだからこんな画面もあるんですよ。仕事してるみたいでしょ?」 社長、大ウケです! 「こ、こりゃイイなあ…、いやイカンイカン!こんなんで仕事サボろうとは…、おまえまさかこれやって遊んでんじゃないだろな?」 首をブンブンふってソッコー社長のツッコミを否定する私です。 そう確かにCell_雀してサボってたことはないです。ただCell_雀作ってサボってたことはよくありましたが(笑)♪ とりあえず社長もご満悦の様子なので、私はデスクに戻って仕事を再開しました。すると…。 チャンチャカチャンチャンチャラチャラチャンチャン…♪ マジかよ…。五時からモードで遊ぶかフツー!?ポンとかリーチとかいってるぞ…オイ(汗)。 …他の社員も気にしてこっち見だしました。やっべーなあー。ワキの下にじんわり汗が滲んだそのときです! 「オイ!武藤君!!ちょっと…!」 社長が呼んでます。途中でエラーでも起きたかな? 「見ろ!見ろ!これえ!!すっげーだろ!?」 タテチンの四面か五面待ちです。いきなりデカイ手をテンパったものです。 「すごいですねー社長ー!」 そう言った瞬間、社長が四枚目の一萬を鬼ヅモしました! 「ほーら!きた!きたあああ!!えーと、タテチンだろ、イッツーだろ…」 社長が役を数え始めた次の瞬間…、 「九連宝燈 役満 32000点」のスコア表示が…。 「オイオイオイ!マジかよ!役満だよ!これえ!!」 社長、もう狂喜乱舞です♪ しっかし、いきなり始めた麻雀ゲームでチューレン、ツモ上がりするか!?フツー!? 「これ!キャプチャーして!早く!!そんでカラーで印刷して、二部…いや!三部刷って!!」 マジっすか…しゃっちょー。 カラー(それもイイ紙で)印刷された役満画像をいそいそとカバンにしまいこむ社長です。 (ああ…今夜の寿司屋の酒の肴にする気だな…) それからはもう、三時間くらいブッ通しでCell_雀やりまくってました社長(笑)。 「いやーイイよ!これはよーできとる!よくこんなん作るなあ!ウーン」 Cell_雀のことも褒めちぎってます(笑)。 今さら私が作ったソフトだとは言い出しにくくなったので、ウンウンと適当に頷いてほっておいたんですが…。 「そー言えば自分の仕事には、”ただの一度も”そんなお褒めの言葉をいただいたことがなかったなあ…うんうん…」 …とっても複雑な心境になりました♪ 六時をとっくに回り営業が帰ってきてからも、 「リーチ!ツモ!」 社長のデスクはにぎやかです♪ 私は早々に退散することにしました。 それにしても五時までモードいらない人もいるんだなあ、やっぱり…。 でも頼むから勤務時間中は音を絞ってやってくださいよ、社長(笑)。 |
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