"こんにゃくダイエット"について解説します。
こんにゃく(蒟蒻)はとてもダイエットに向いた食材です。
こんにゃくにはカロリーがほとんどなく、(5kcal/100g中。これは寒天に比べ1/30ほどの超低カロリー)こんにゃくだけを食べ続ける"こんにゃくダイエット"は大変危険です。 |

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肌や髪の状態、健康な内臓、ホルモンバランスを維持するためには、タンパク質や脂肪、炭水化物にビタミンが必要です。
"こんにゃくダイエット"はあくまで満腹感を補うためのもので、必要な栄養は必ずほかの食品から取らなければなりません。
また、こんにゃくを食べるときはできるだけ回数を多く噛むように気をつけてください。これは胃の消化を助け、消化器官への負担を減らすためです。
こんにゃくは満腹感をもたらし、食物繊維で便通を良くします。
こんにゃくの食物繊維はグルコマンナンといい、一日の摂取量の上限は4〜5gとされています。それ以上摂取すると脂肪はもとより、ビタミン等、他の栄養素の吸収を阻害します。板こんにゃくに換算すると250g(一丁分)が目安になります。
"こんにゃくダイエット"で摂取できる食物繊維は、動脈硬化、心臓病、糖尿病、ガン、胆石の予防にも役立ちます。また腸ガンを防ぐといわれています。
また意外と知られていないのは、こんにゃくにはカルシウムが豊富に含まれているという事実です。
肉・魚・卵など、タンパク質のほとんどは酸性の食品です。私たちの体はアルカリ性に傾いているほうが健康状態が良いとされています。こんにゃくはアルカリ性の食品ですので、酸性の食品で傾いたバランスを元に戻してくれます。
こんにゃくがアルカリ食品なのは、カルシウムがアルカリ性のミネラル成分であるからです。カルシウムの含有量は、板こんにゃくの場合は43mg/100g中、糸こんにゃくで97mg/100g中と、糸こんにゃくのほうが多く含んでいます。 |
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"こんにゃくダイエット"には血圧を下げる血圧降下物質としての効果があることが知られています。
さらにコレステロールを抑制する効果があることも知られています。
"こんにゃくダイエット"について
こんにゃくで作られたダイエット食品を使い、ダイエットを行うことが"こんにゃくダイエット"です。こんにゃくご飯、こんにゃくうどん、こんにゃくパスタなどがあります。
こんにゃくの主成分であるグルコマンナンは水溶性の食物繊維で、水を含むと大きく膨張します。このため、"こんにゃくダイエット"食品を食べたときに胃の中で膨張、満腹感をもたらし、食べすぎを未然に防ぐことができます。 |

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さらにグルコマンナンは腸内でアルカリ性の弾力性のあるかたまりへと変化します。このとき、周りにあるコレステロールや脂肪分を取り込み、体外へと排出します。
"こんにゃくダイエット"法としてお勧めの方法は、夕食を食べる30分前に200gのこんにゃくを200mlの水と一緒にとるというものです。
ただこのとき、こんにゃくだけを食べる単品"こんにゃくダイエット"は決して行わないでください。
必要な栄養素が摂取できないばかりか、最悪の場合は栄養失調になります。
こんにゃくはそのまま食べてもあまりおいしくありませんが、調理を工夫することで大変おいしく食べることができます。
"こんにゃくダイエット"調理例 |
こんにゃくステーキ |
"こんにゃくダイエット"調理例の一例 |
こんにゃくハンバーグ |
"こんにゃくダイエット"調理例の一例 |
バーベキューこんにゃく |
"こんにゃくダイエット"調理例の一例 |
こんにゃく五目めし |
"こんにゃくダイエット"調理例の一例 |
こんにゃく炊き込みご飯 |
"こんにゃくダイエット"調理例の一例 |
こんにゃくのマセドニアンサラダ |
"こんにゃくダイエット"調理例の一例 |
そばこんサラダ |
"こんにゃくダイエット"調理例の一例 |
こんにゃく団子・みそ風味 |
"こんにゃくダイエット"調理例の一例 |
こんにゃく刺身ねぎソースからしみそ |
"こんにゃくダイエット"調理例の一例 |
イタリアンソテー |
"こんにゃくダイエット"調理例の一例 |
こんにゃくカツレツ |
"こんにゃくダイエット"調理例の一例 |
しらたきのたらこ和え |
"こんにゃくダイエット"調理例の一例 |
こんにゃくシーフードマリネ |
"こんにゃくダイエット"調理例の一例 |
こんにゃくみそ田楽 |
"こんにゃくダイエット"調理例の一例 |
糸こんにゃくスパゲッティ |
"こんにゃくダイエット"調理例の一例 |
糸こんにゃく焼きそば |
"こんにゃくダイエット"調理例の一例 |
糸こんにゃくラーメン |
"こんにゃくダイエット"調理例の一例 |
こんにゃくそうめん |
"こんにゃくダイエット"調理例の一例 |
などがあります。
"こんにゃくダイエット"で失敗する一番の原因は、こんにゃくの味に慣れてしまい飽きがきて長く続けられないというものです。
"こんにゃくダイエット"料理のレパートリーを増やし、"こんにゃくダイエット"食品も様々な味のものを揃えるなど、工夫してください。
そして何よりも大事なことは、こんにゃくだけを食べ続ける"こんにゃくダイエット"は絶対にしない。ということです。
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